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日米の成長力格差⑩:東大発の起業テンプレート⁉

この30年を失われた30年という大きな要因に起業家が育っていないということが何度も何度も指摘されていながら変われませんでした。


✅日本流の人材育成とその結果を謙虚に評価⁉

じーじは、終身雇用かジョブ型雇用のどちらが良いとか悪いとかではなく、異質な意見にも耳を傾けて、多様性に寛容になることが大切ではないかと思っています。

ジョブ型雇用が正しいから、今こそジョブディスクリプションを作ろうと言っている訳ではありません。

事実として1995年に1.4倍差まで追い詰めたアメリカとの名目GDP格差が、2018年には4.1倍まで開いてしまったことを少し謙虚に反省して、この労働生産性の差の原因は何なのか?をまずは考えてみましょうと言っているのです。

異質な考えにも耳を傾け、これからの日本を支えていく若い世代に考える機会をもってもらいたいのです。

既得権益者には、都合の悪い事実も若い人に見てもらい、考えてもらいたいのです。

よく言われることですが、日本の教育における平等とは、運動会で差がつかないようにすることで、できるだけ競争させない、差がつかないようにすることだと言われました。

会社においても、協調性、つまり異質な意見を排除して、同質化し、ゼネラリストとして育成していくための教育が重視されてきました。

総合職として入社した全ての社員が、係長から課長、部長、本部長、そして役員へと出世していくことを是とする教育をして、そういう同質化した社員の知恵を結集することが求められてきました。

しかし、その結果は、事実はどうだったのか?
そのあたりを謙虚に見つめなおすことが大切ではないでしょうか?

✅東大生の意識が変わってきた⁉

江戸時代が終わり、明治へと時代が大きく動いた大政奉還、その時の立役者の年齢を見てみると
福沢諭吉33歳
坂本竜馬32歳
大隈重信29歳
高杉晋作28歳
伊藤博文26歳、みんなこの若さです。

かつての東大といえば、法学部を中心に中央官庁へ官僚を輩出し、工学部を中心に大企業へ技術者を供給する役割を担ってきました。

しかし、最近では、優秀な東大生ほど起業すると言われるように変わってきました。

優秀な学生ほど、大企業への就職を望まず、起業したいと思うようになってきたそうです。

新入生にアンケートしてみると、1割程度の学生が起業家を志向していると回答するそうです。
東大の役割が変化してきています。

✅起業家を育てるエコシステム⁉


偶然や成り行きで東大から起業家が生まれているのではなく、起業家を育てるためのエコシステムが機能しているのです。

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テンプレートとでも言えるこのしくみを回して、意図的、計画的に起業家を育てている、起業家育成を支援している、起業の芽を育てているのです。

教育とは、異質な考えに寛容で、その素質を気付かせる教えをほどこし、その芽を育んで、花開かせる支援をすることではないでしょうか?

次回は、いよいよ雇用慣行に切れ込んでいきましょう。


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