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【マガジン説明】"ギルティ女史はプラダを着ない"とは


「ギルティ女史はプラダを着ない」

これは私が不定期で更新している昔の思い出ストーリーである。
仕事のできないポンコツ社会人だった私が、プラダを着た悪魔の敏腕編集長のようなディレクター「ギルティ女史」と出会い、日々どやされながら働いていた頃の話をまとめているエッセイマガジンだ。


今まで彼女との出会いや色々なエピソードを書いてきたが、今更ながらこのマガジンやギルティ女史について解説のようなものを記してみようと思う。


私がこのマガジンを作ったのは偶然の産物だった。
ある日たまたま昔の上司の言っていた「北海道の子って...」という話題をふと思い出して書いた最初の話。


これは仕事というよりも、彼女独自の「地域性による人の性質に対する考察」という話だが、この記事を書いた時に、私は奥底にしまっていた箱を開けたかのように、いくつもいくつも彼女の面白い話や当時言われた言葉をぽんぽんと思い出した。

そして、それら一つ一つのエピソードには今思うと、それによって学んだことやどんな仕事をする上でも大切なこと、初めて体験した衝撃などがたくさん隠れていることを再認識したのだ。


今思い返すと彼女はディレクターであり、教育者であったと思う。
人材育成のコンサルティングでもしたらかなり儲かるのではないかと思うくらい彼女の生き方や働き方、そして人の育て方には一貫したポリシーがあった。

そして、育ててもらった側の私だが、そんな彼女から教わったことや体験を書くことで、私も何かを伝えることができるだろうかと思ったのだ。
「わかる!」とか「これは使えそうだ」とか「なるほどこういう考え方もあるのか」と感じてもらえるようなことがあるかもしれない。
それによって誰かの仕事への悩みが少し楽になったり、新しい考え方と出会うきっかけになれば...
そう思って私はこのマガジンを書き始めた。


その職場を離れてからかなりの年月が経つが、ギルティ女史とは今でも連絡を取り合う関係が続いている。
といっても年に一度新年の挨拶のメールを送ったり、それに相変わらずの溌剌としたお返事を頂いたり、それくらいの関係ではあるが。

バディとまでは言えずとも、最終的に少々使えない秘書見習いくらいにはなれたのではという間柄だった昔と比べるとだいぶ関係も薄れてしまったが、彼女は今でも変わらず、厳しくも優しい(いや、優しくはないかも)ポジティブな言葉を私に投げかけてくれる。


私はこのマガジンを書きながら、改めて彼女から教わった大切なことを思い出すとともに、これが誰かの新しい発見になったり、私と同じように「自分は仕事ができない人間だ」と悩んでいる人のささやかな励みになったり、何だこの人!と単純に笑ってもらえたら嬉しいなと思っている。

そしてこれが、いつかどこかで違う形となって世の中に出るようなことがあったら面白いななんて、夢のようなことも想像してみたり。
漫画になったりしたら嬉しいな、とか、可愛い女優さんと美人でクールな女優さんで実写版ドラマになんてなったりしたら最高だな、とか。
最近やっているドラマ「ハコヅメ」を見ているとついついそんな妄想をしてしまう。


もしそんな夢のような話が現実になったら、ギルティ女史にも報告するべきだろうか。
「私、こんな言い方してないんだけど!あなたやっぱりなんにもわかってなかったのね。」なんてまた怒られてしまうだろうか。


そんなことを考えながら、できるだけたくさんエピソードが書けるようにと、思い出せる限りちょっと変わった彼女のことや、私が彼女と出会って学んだことをぽつぽつと綴っている。
ギルティ女史への尊敬と、感謝を込めて。


でもやっぱり恥ずかしいから(あと怒られたくないから)妄想が現実になるような奇跡でも起こらない限り、彼女にこのことは明かさないつもりだ。

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