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サトウ語録その5 「バリアンリゾートには泊まりたくないサトウさん」

【サトウ語録】
帰国子女の同僚サトウさんの聞き間違いや言い間違いがなんとも面白くて、サトウさんの生み出す新しい言葉を日々記録している私。
名作が生み出されると「今のは殿堂入りかも!」などと偉そうにレビュー。
「いやぁまた新しい言葉を作っちゃったなぁ」なんて喜ぶ(?)サトウさん。
そんな愉快な職場の一幕をおすそわけするマガジン


今日もうちの職場は他愛のないやり取りで盛り上がっている。
今話しているのは、ラブホテルに行ったことあるかどうかなんて話。

サトウ「いやーでもラブホテルって日本特有の文化で、すごく面白いですよね」

同僚A「え?そうなんですか?海外にはないの?」

サトウ「僕が長く住んだのはインドネシアとオーストラリアだったんですが、探せばモーテルみたいのは多分ありますけど、日本みたいにいっぱいないし、ナチュラルにというか頻繁に使う文化もそんなにないですねぇ」

同僚B「そうなんだ〜。モーテルの方が日本にはあんまりないから不思議な存在!え、でもじゃあ学生とか実家暮らしの人とかはどうするんですか?」

サトウ「多分普通に実家暮らしでも家でするんじゃないですかね。それか人によっては車とかですかねぇ」

同僚A「車...!なんか特殊なプレイみたいに感じるけど確かにラブホがなかったらそうかぁ」

同僚B「サトウさん、今日本だとラブホテルで女子会とかできるんですよ。知ってました?」

同僚A「あ〜あるよね」

サトウ「女子会...?どういうことですか?」

同僚B「普通のホテルみたいな感じで泊まって遊ぶだけなんですけど。カラオケがあったり、広いお風呂に友達同士で温泉に行ったみたいな感じで入ったり、映画見たりするんですよ。あとはハニートースト食べたり」

同僚A「や、それはバリアンだけでしょ(笑)」

サトウ「バリアン!バリアンリゾートですね」

同僚A「えっサトウさんバリアンは知ってるんですか?」

サトウ「知ってます知ってます!大学生の時に初めて見てびっくりしました。僕、あそこだけはラブホテルの中でも一番苦手です」

同僚B「えー!なんでですか?バリアンはむしろラブホテル感あんまりないですよね?もう日本的には一種のアミューズメント施設的なイメージですよきっと」

サトウ「いやぁ...僕、インドネシアにずっと住んでたので、もうあの感じがダメで。なんていうか、多分、みなさんでいうところの実家感がすごいんですよね...。」

同僚A「バリアン実家はやばいですね(笑) むしろリアルなバリアンに住んでたのか!」

同僚B「あははは!確かに実家感あるラブホテルは嫌かも。日本人からしたら多分異国のリゾートみたいな感じだからテンション上がるけど。そうかぁ、サトウさん、バリアンみたいなとこに住んでたんですね」

サトウ「いやぁなんていうか、そんなに作り込まれてなかったですけど、懐かしいのと恥ずかしいのと、わざとらしいみたいな気持ちが色々複雑に沸き起こって、僕はちょっとバリアンリゾートでは集中してできないですね…」


どっと笑いが起こるサトウさんの周りと、その会話を外側で聞いていた人たちの「サトウさんの実家、バリアンらしいよ」という会話を私は2つとも堪能しながら、言い間違いではなくともやっぱりサトウさんは面白いなぁなんて思ってクスクスとこの会話をまたサトウ語録に保存するのだった。

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