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思い出せない定番の味と、思い出した青春。

高校時代の友人が去年の夏から家族で東京に引っ越してきた。

彼女と初めて会ったのは高校1年生の時。
入学式のあとドキドキしながら教室に行って出会った彼女は、もう16歳の時点で完成されていた。
同い年とは思えないくらい大人びた顔、すらりとした長身。中学時代は陸上部で長距離を走っていたそうで、モデルのようなスタイルだった。
そのクールビューティな見た目とは裏腹に、お笑いが大好きで人懐っこいキャラクターだった彼女。私たちは席が近かったこともありすぐに仲良くなった。

しかし2年生でクラスが分かれてから、私たちはあまり接点がなくなってしまった。卒業後も、美容系の専門学校に進んだという話は耳にしていたのものの、そのまま交流はなく月日は過ぎていった。


そんな中、SNSを通じて都内の近いエリアに引っ越してきたことを知り、私は久しぶりにメッセージを送ってみた。
昔の友人とこんな風に気軽に連絡が取れるのはSNSのいいところだよなぁと「この時代に生まれてよかったな」なんて、こういう時だけ都合のいいことを思う。

そして先日、引っ越しや子どもの学校のことなど諸々が少し落ち着いた彼女と久しぶりに会うことに。

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