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【オリジナル創作】 こんな本を作っています

陽向ひなたぽこ の名前で、これまでに5冊の個人誌を発行しています。
制作している本のメインジャンルは「詩集」で、作品コンセプトに応じてイラスト詩集や写真詩集などの形をとることもあります。
(※【追記】2024年5月発行予定の新刊は「エッセイ集」です。こちらで6冊目の個人誌となります。)

ペンネームや表紙を見ていただければ なんとなくぼんやりざっくりわかるように、物騒な感じの作風ではありません。作者としては、前向きで明るいもの、おいしくてあったかいものが好きです。

でも、前向きといっても適度な後方確認は大事だと思うし、明るいといっても ひなたぼっこで日射病になることは目指していないし、おいしいといっても味覚は人それぞれだし、あったかいといっても暑さでぐったりしている人に「ほうら、白湯と毛布だよ……」とは勧めません。木陰で座って水を飲もう。
イメージに差がありそうな、前向き・明るい・おいしい・あったかい、についての加減はそんな感じです。

今までのところ、老若男女さまざまな方々にお手に取っていただけており、年齢制限などはありませんが、ジャンルや絵柄、個人発行の創作作品そのものにアレルギーをお持ちの方は閲覧や購入をお控えください。

なお、アレルギーではないのですが、ぽこはシイタケが苦手なので避けています。でも春巻きに入っている分には仕方がない。だってぽこは春巻きが好きで、春巻きがシイタケを求めているのだから……。



エッセイ集

■ エッセイ集 『こころをおにぎりにして生きていく』 \最新作/

文・絵・デザイン・編集:陽向ぽこ
初版発行予定:2024年5月(文学フリマにて)

酸いも甘いもしょっぱいも、
なんでもおいしい具として詰めて、
日々をぎゅうと握った初エッセイ集。

昨日と今日と、それから明日。
しんどいことはいっぱいあるけど、
一粒残らずたいらげたなら、
そこそこ糧にもなるってもんだろ。

こちらは InDesign の編集画面のスクリーンショット
(実物写真などは後日あらためて公開予定です)

4年半ぶりの新作。日々をぎゅうと握った、初めてのエッセイ集です。
詳しくは、イベント出店のお知らせとともに以下のnoteにまとめています。


詩集


■ 写真詩集 『COLOR-CHAT』 \準新作/

写真・文・デザイン・編集・製本 ほか:陽向ぽこ
初版発行:2019年11月(文学フリマにて)

忘れていく 誕生日とひきかえに
やさしい熱で思い出す
ぼくらはみんな 花風の吹く
いつかの春に生まれたんだと

──収録作品「花びらたちの忘れもの」より

詩集第5弾です。おしゃべり(chatty)な色を、カラーチャートのようにたくさん詰め込んだ、鮮やかなフルカラー写真詩集となっています。ページをめくるたびに移り変わる、言葉の色彩と響きをお楽しみください。


▼ Web試し読み
(note版)

▼ Web試し読み(Nolaノベル版)


▼ 収録内容(全11篇 ほか)

氷時計 / 花びらたちの忘れもの / 逆さまの傘魔法 /
あきのこきのこ / 六畳一間の色畳 /[sai]/
さよならの声と影法師 / 変わらないもの / ゆれる ゆれる /
明くる日は透明 / 留まることなど、

+特別付録『別冊あとがき』*

*描き下ろし挿絵の入った20ページの冊子です。
つれづれなるまま作品小話(など)をつづりました。




■ 文庫詩集 『くれない大掃除』

作・絵・デザイン・編集 ほか:陽向ぽこ
初版発行:2018年11月(文学フリマにて)

本当は はじけてあちこち飛んでいくのに
同じ色 並んだふりした箱のなか

難しい言葉借りてきて
簡単なことに気づかずに
ぜんぶ知ったつもりになった ちぐはぐな時代

――収録作品「ポップコーンと秋空のドレミ」より

なんとなく、明るい気持ちになりたい人へ。
秋冬テーマで制作した、詩集第4弾です。

自分のなかの吹き溜まりを大掃除するのも、暮れの頃のひと仕事。ゆっくりお読みいただけるような、少し長めの詩を多く収録した文庫サイズの詩集です。


▼ Web試し読み
(note版)

▼ Web試し読み(Nolaノベル版)


▼ 収録作品(全7篇 ほか)

残暑 / ​ワリキリ線 / ポップコーンと秋空のドレミ /
星飾りにおやすみなさい / くれない大掃除 /
寒がり猫舌60℃ / ため息の風向き 




■ 文庫詩集 『さみだれの短冊』

作・絵・デザイン・編集 ほか:陽向ぽこ
初版発行:2018年5月(文学フリマにて)

青空映した水たまり
のぞいた姿はかわっても
雨水浴びた葉っぱの手まねき
お日様はこっちを向いている

――収録作品「ひなたぼっこ」より

どうしようもない気持ち抱えていたって、窓のむこうは思っていたよりずっと明るい。晴れやかな梅雨を詰めこんだ、詩集第3弾です。

▲ 収録作品「お天気あめ」のページ

文学フリマ東京への初出店(当時)に合わせて、文庫サイズで落ち着いた雰囲気の読み物に仕上げました。梅雨の季節をイメージして、カバーにはしっとりとした手ざわりの特殊紙を用いています。


▼ Web試し読み
(note版)

▼ Web試し読み(Nolaノベル版)


▼収録作品(全9篇 ほか)

さみだれの短冊 / ​メモリー過多 / お天気あめ /
桜を掃く / 月明かりに夜迷言よまいごと / ひなたぼっこ /
砂時計 / 曇り硝子のイヤホン / また陽が暮れて




■ イラスト詩集 『SWEET HEART SUITE』

作・絵・デザイン・編集 ほか:陽向ぽこ
初版発行:2018年2月(COMITIAにて)

「はじめて泣いた小さな頃」より
泣きやんだときの話が知りたい
ポンポンうまくは いかなくたって
ねえ 立ち上がったのは どうしてだった?

――収録作品「POP-POP-POP!!!」より

春待ち女の子のイラストと詩をフルカラーで詰めこんだ、イラスト詩集第2弾です。
甘くて優しい素敵なハート、いろんな色かたちを一冊に並べて。

見開き1ページで1つの作品になっており、お話のついたイラスト集や、CDについてくる歌詞カードのような構成です。ページいっぱいのカラフルなイラストとともに、リズミカルな詩をお読みいただけます。

▼収録作品(全5篇)

S'MORE / 角砂糖はあくびの数だけ / チューイング・チューリップ /
POP-POP-POP!!! / ひとひらの花言葉



■ イラスト詩集 『夜空猫のまたたき』

作・絵・デザイン・編集・印刷・製本 ほか:陽向ぽこ
初版発行:2017年8月(COMITIAにて)

愛も星も何も
きいてたかたちじゃ なかったけれど
どれだってそれなりにまぶしい

――『夜空猫のまたたき』本文より

陽向ぽこの初詩集です。
猫・夜・星などをテーマにめぐる、気まぐれで小さな夏の日のうた。

絵本のような構成の小さなイラスト詩集になっており、見開きのフルカラーイラストとともに、ひと続きで読むことができます。
全身を痛めながら製本した、手製の豆本(手のひらサイズ)です。




以上、サイズも厚みもいろいろです。
どれも力いっぱい作っています。

オリジナル創作(=一次創作)で一人で個人誌を制作することのいいところは、自分で自分をひたすら鞭打つだけで、自分のほしい本がそっくりそのままできあがるところ……!(※印刷会社様には大変お世話になっております)

いずれ、作品づくり・本作りのことについてもnoteに書けたらいいなと思います。

▲ 作品コンセプトによって紙面構成や書体なども変えています
とっても好きな作業!
▲ 紙選びも大好きです 使いたい紙がいっぱい……

基本的には、文学フリマ・コミティアなどの展示即売会にて販売しております。(出展する際にはnoteでお知らせいたします!)

詩がお好きな方はもちろん、詩にあまり馴染みのない方も、絵本をめくったり歌を聴いたりするような感覚で、気軽にお手に取っていただけたらいいなと思います。

もしもお好きな一冊が見つかりましたら嬉しいです。


※こちらのページは適宜更新する場合があります


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