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2回結婚してわかった、「幸せな結婚」に一番大事なこと・その2

前の記事では、結婚するのにとりあえず絶対必要な基本条件について述べた。

・結婚生活が続けられないのは、その結婚生活に意味を見いだせないから
・結婚生活を共にするための必須条件は「信頼できること」と「誠実さ」

しかし残念ながら、その基本条件だけでは「幸せな結婚」を持続するのは難しい

それでは、「幸せな結婚生活」を続けるためにはどうすればいいのか。


基本条件だけでは超えられない「何か」

ひとつ言えるのは、たった一度きりの人生を共にする相手って「嫌いじゃない」「信頼できる」「誠実」なら誰でもいいってものではない。

「このヒトだからこそ」という何かがないと、正直とてもしんどいということに、だんだん気付いてしまったのだ。

特に子供もなくふたりでやっていくのは、本当にしんどい。子の父と母という役割を与えられれば、二人でいる意味をとりあえず見出せる。しかし、子がなければ、他で二人でいる意味を探さねばならない

私がそのことに気づいて耐えがたくなったときには、結婚して10年が経っていた。

決して相手の事を嫌いではなかったはずなのに、私は夫の洗濯物を洗う事すら苦痛になってしまった。(これって離婚あるあるよね)


目に見える「条件」だけでは見えないこと

いろんな事を乗り越える事ができなかった根本的な原因は、「それでもこのヒトだから一緒にいたい」という強い気持ちが欠けていたからなのだと思う。

最初の結婚相手は、いわゆる三高男だった。

上場企業に勤める高収入な男性で、真面目で浮気もせず、体も健康で、条件としては最高だった。(こう書くと、ゼータクだろ!と蹴飛ばされそうだ)

でも「幸せな結婚生活」に必要な条件って、決して数字やわかりやすい指標に表れないものなのだ。

趣味も合わず、子育てのような共通のゴールもない夫婦が一緒にいる意味ってなんだろう。私が彼と一緒にいる意味を見いだせないように、彼にとっても、絶対に私でなくてはいけない理由があるとは思えなかった。

その家に、私ではない誰かがいても違和感がないような気がした。そんな結婚生活って終わってるよね。それとも、普通の夫婦ってそんなものなのだろうか。


究極は、同じ目線でモノを見ること


今の相手は長男で一人っ子。私より9歳年下の彼は、就職氷河期に小さなIT企業に就職し、会社がブラック体質だったために体を壊して退職、学校に行き直してフリーランスのカメラマンになった。

30代半ばになってからのフリーランス。崖っぷちからのスタートだ。

その間のことは拙著「アトピーの夫と暮らしています」に詳しい。

条件だけ見たら、前の夫の方がいいじゃないかと言う人もいるのかもしれない、いや、そういう人の方が多いのかもしれない。それでも私は少しも後悔していない

今は幸せだと思うからだ。この先、安定なんてものとは無縁だとはいえ、そりゃ今の方が苦労が多いと言えばそうかもしれない。

それでも幸せなのはナゼかと言えば、同じ目線でモノを見て生きているから。

我が家の場合は、私がイラストレーターでオットが写真家という似た仕事をしているため、相手の仕事を理解しやすい。また、目指す目標が近いという点も大きい。

同じベクトルで同じ目標を持っていられれば、夫婦は幸せなのだと思う。それは何でもいいのだ。「子育て」でも「仕事」でも「年に一度のライブ」でも、夫婦で同じくらいの熱意で取り組めることなら、何でも。

理想は、夫婦が同じ船に乗った「同志」みたいになること。どちらが欠けても船が沈んでしまうような。それが「かけがえのない」ということなのだ。


結婚相手を探す際に、わかりやすい数字に頼りたくなる気持ちはわかる。

けれど「この人なら同じ方向を見て歩いて行ける」と確信できること、結婚後「ベクトルがずれた時にも何とか軌道修正しよう」と思えること。

それが、私の考える「幸せな結婚」に大事なことなのだ。

(2021.4.6 加筆)

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陽菜ひよ子 / イラストレーター&文筆家&漫画家

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