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経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。

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タイトル通りの体験談です(笑)私は戦いました。それを綴るのみです。
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#児童指導員

経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (6)

経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (6)

 施設がオープンし始めると、空きがあるということで見学の予約が舞い込んできました。
当時は1つの学校に対し、3キロ圏内近くにあるデイが3つあればよい方でした。特に都市部はテナント料や駐車代も高いため、新規の施設は少なかったように思います。口コミで「空きがあると聞いて」と同じ学校の子たちが見学をしていきました。私がいた施設は、特別支援学校が近くにあり難聴の子たちも見学があった。

 施設の特色もまだ

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経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (6)

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 問題を多く抱えながらも申請が下りて予定よりも1か月遅れでオープン。
正社員登用の問題、準備費用実費の問題とすでに問題は多くありました。

 放課後等デイサービスで多く利用されているのは「送迎」なのですが、車両を借り上げ制度で、職員の車両を送迎時に使用するというものがありました。これ自体は他の施設も同様にしているところはあるのですが、借り上げ制度として出される金額は月額1万円。ガソリン代はその中に

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経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (4)

経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (4)

決まっていたオープン日よりも、申請が下りず遅れて遅れて営業マンのような勤務でした。相談室へパンフレットを置いてもらうようにお願いしに行って、どんなサービスを提供するのか話をして、名刺を配ってきたところの報告をするというようなものでした。

申請が下りることに遅れているため、こちらもきちんと正社員としての契約も済んでいない状態で収入も安定しません。しかも、給料は正式に採用されたときに上乗せすると言い

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経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (3)

経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (3)

ドクロおじさん主催の他施設との交流会という名の飲み会がありました。そこでは新規立ち上げの施設を紹介し、既存の施設の方とのご挨拶を兼ねて開かれたものでした。他施設の職員と経営者が合わせて30人ほどいました。もちろん同じくオープンする施設も参加していました。

そこでいろいろと気になっていたことを当たり障りなく聞いてみたのです。

どんな親会社なんですか?運送業やバー、デザイン事務所土建屋など…全て他

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経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (1)

経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (1)

5年ほど放課後等デイサービス、児童発達支援を兼ねた多機能型施設に勤務していました。まだ法改定前で、児童デイは乱立状態。立ち上げ時から勤務することになりました。

 当時私は「保育を回す」ことに疲れ、療育・支援を丁寧に行いたいという思いから保育園から転職を希望しました。

 立ち上げ当時の給料は手取りで月に11万。新規の施設のため、利用する子どもが少ないからだと説明されてはいましたが生活もままなら

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