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誰にも見せない秘密のノート

毎日、自分の感情を思うままにノートに書き綴っていたことが一時期がありました。

湧き出てくる感情や、気持ちを手を止めることなく、ノートにただひたすら書いていく。

頭で考えるのではなく、感情に任せてとにかくペンを動かす。出てくる言葉を書いていく。

普段、口に出せないような汚くて酷い言葉でもいい。読み返せない汚い字でもいい。文章じゃなくていい。単語でいい。文面なんて関係ない。

胸がゾワゾワしたり、頭がぎゅーっと締め付けられるような身体の感覚を感じながら、ただ文字にしていく。

誰かに見せる為や、評価される為じゃなく、自分の為に無意識に自分の奥深くにある気持ちを探す為のノート。

言葉にできない自分の感情を、文字にして、目で見ることで確認(認知)する自分の為の作業。

本当はあの時言いたかった言葉。
本当はあの時そうしたかった欲求。
本当はあの時そうしてほしかった欲求。
今も我慢している欲求。
今も不満に思っている感情。
今も抑圧している感情。
今も許せないでいる感情。
今も癒されていない感情。

なぜ自分はこんなにイライラしてしまうのか?
なぜ自分はこんなにも自分を抑えてしまうのか?

1ヶ月ほどで1冊のノートを書き終え、読み返してみると、抑え込んできた未消化の「怒り」がたくさん書かれていました。

この年齢になって初めて気づいた、幼少期の満たされていない親に対しての感情。

大人になって、知らず知らずのうちに抑え込んでいた感情。

こんなにも自分は怒っていたんだ。

怒りは二次感情と言われます。

その怒りの奥や裏側には、寂しさ、悲しみ、孤独感、無価値観、焦燥感がありました。


自分の中の弱さや醜さを感じることは怖いけど、恥ずかしいことじゃない。

それを隠そうとする、抑えようとする、無かったことにしようとするから、ますます苦しくなる。

頭の中から消えたと思っていても、なくなってはいない。

自分の未消化の感情は自分以外にはわかり得ない。

誰かに感謝をするなら、怒りを感じ切った後でいい。

そんなことも思いながら。


約半年間でノートは3冊になりました。

今は読み返すことはなくなりましたが、その時の自分には必要な作業でした。

ジャーナリング

書く瞑想とも言われています。

「今」の僕の心の奥底は、どんなことを感じているんだろう?

以前とは何か違っているんだろうか?

タイミングがきたらまたノートに書いてみようかな。

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誰にも見せない秘密のノート2

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