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ひたすらち●●ん言い続ける女と臆せず解説する女 21.1.9

前に書いたが、僕はドラマを観るとき、字幕があれば字幕を表示させ、副音声で解説があれば解説も聴く。
俳優のセリフが聞き取りにくい場合に字幕が、劇中に登場する物の名前がわからない場合に解説が極めて役に立つから。

現在のゴールデンタイムのドラマのほとんどは字幕放送に対応しているが、解説放送となると、まだそこまででもないので馴染みのない人も多いだろう。
簡単に説明すると、主に目の不自由な方に向けた、聴いただけではわからない状況説明が中心となる。
例)「青い空の下、駅に向かって小走りで急ぐ飛田流」

ただ、セリフや音楽との兼ね合いもあるので、画面に映ったすべてを解説するわけではない。原則としては。



先日、『かぐや様は告らせたい』という映画がテレビで放送された。
内容は、まぁ、お嬢様と平民のダブルツンデレギャグラブコメ? という感じで、これもまた副音声解説付きで放送されたのだが、

情報量がのっけからすごい。

解説「(男女カップルが)大きなクリスマスツリーを見上げる。右下にナレーションの佐藤二朗の写真が出る。二人は見つめ合う。雪景色の中、きらめくイルミネーション。目を閉じる女性。雷が落ちてツリーが倒れる。左右に離れる二人。画面がめくれてアニメーション。女王蜂になった女性。働きバチの男性。画面がめくれる。エジプト王になった男性……」

と、この調子でおそらく女性アナが延々と解説を続ける。しかも、セリフやナレーションの間(かぶることもある)にしゃべるので、かなり早口。

これは、視覚障害者的にはどうなのだろう。確かに、他のドラマでは、画面に表示されているのに、ドラマの大筋に関係ない部分は解説しない場合も多いが。


それだけではない。


アイドル映画でありながらなぜだか、キツめの下ネタがけっこう頻出し、若い女子高生による
「ちんちんがすごい」
「ちんちんが左に曲がっている」
「ちんちんおっきくして!」
※以上、犬の芸の話。

と、ちんちんネタが延々と続くシーンがある。
ここまでは役者のセリフだが、ついにその時が来た。

この、天然と一言では片付けられない、何かキメたような女がヒロインに向かって、「ドーン!」と自作の絵を突き出す。

解説「リボンを付けたメス象の絵。命名ちん子」

今、この時期にもかかわらず、あまりの馬鹿馬鹿しさに、つい吹き出してしまった。

よりによってなぜ女性アナ……。
男性のアレと同じ言葉をはっきりくっきりと発音したプロ根性は立派。


「キ●●マ」が言えなかったセーラーマーズにも、ぜひ見習ってほしいものである。

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