待ち時間が異様に短い(便利は不便!? 10) 22.9.21
今日も今日とて某マゾンでとある商品をポチったのだが、数時間後にメールで連絡が。
「確認したいことがあるので電話しろ」(意訳)
えぇぇ……何もしてないのに。
どうして。
要するに某医薬品を注文したのだが、薬剤師による適正使用確認が必要、とのこと。それもメールやチャットではなく直接電話で。
面倒……。
連絡方法は、メールに書かれていたURLにアクセスして自分の電話番号をフォームに入力し「今すぐ電話が欲しい」のボタンを押すらしい。
えっ
こっちから電話するんじゃないの?
まあ、某天モバイルにまだ入っているから電話代は(ナビダイヤルでない限り)心配する必要はないんだけど。
とりあえずスマホの番号を入力してポチ。
数秒後札幌の局番の番号から折り返し電話がかかってくる。
出ようとして通話ボタンと終了ボタンを間違える。
もう一度繰り返し。
ふたたびかかってきた電話を受けたものの途中で切れてしまう。
さらに繰り返そうとしたら、エラー表示で番号が入力できない。
しばらく待つ。当然イライラが募る。
数十分後再び入力可能になったので今度はガラケーの番号を入力する。
着信成功。
「アナウンスに従いご用件の番号をダイヤルボタンで入力してください」と言われると思って身構えていると、
「医薬品に関するご相談の受付はこちらになります。ご了承頂けましたらこのままお待ちください」
とのアナウンスが。
えっ、まだ何も操作してないよ。
十数秒待つと薬剤師が電話に出た。待ち時間一分程度。
ここに至るまでに僕がしたことは、自分の電話番号を入力して送信しただけ。
つまりはこちらの用件を完全に把握していて、全部手回しされたことになる。
ちなみに薬剤師には、僕の名前を言っただけで向こうのパソコンに用件が表示されたらしい。
便利といえば便利だが
スムーズすぎて怖い……。
普通、企業のサポセンに電話をするときは代表番号に電話して、長ったらしい機械音声を聞かされて、用件のダイヤルボタンを何度も押させられて、
♪パヤパパー パーパーパパ
と、エンドレスのインストゥルメンタルを聴きながら、数十分待たされるもんなんじゃないの。
さらには相手が出たら出たで、名前・住所・電話番号などを事細かく訊かれるんじゃないの。
この対応は大企業某マゾンだからなのだろうか、それとも最近のサポセンの流れがこうなっているのだろうか。
おそらく前者だろうが、サポセンにつながるまでの手順がやたらと長ったらしいのもうんざりするが、スムーズすぎるのもそれはそれで個人情報を完全に掌握されているようで、若干の不気味さは否めない。
昭和生まれとしては、サポセンへの問い合わせといえば
♪パヤパパー パーパーパパ
がもはやセットになっている。パブロフの犬。
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