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あえてドヤ顔するほどのことでもなく 21.9.22


朝、実父、いやジップ! を観ていたら、ミトアナが突然、「10月からプライムタイムの番組を中心に無料同時配信を行います」と発表。民放初。
昨年テストケースで開始したサービスを、いよいよ本格的に開始する、ということでいいのだろうか。

とはいえ、前回同様あくまで午後7~11時までの、しかも一部の番組に限られ、そもそもがTverで大半をカバーしているので、それほど有難みはない。
強いて言えば、沖縄など、0テレをネットしていない地域の人には朗報だろうが。


テレビ局の人は、テレビをネットで流せばすぐにでも視聴者が観てくれると思っているかもしれないが(だからこそ及び腰なのかもしれない)、無料で観られるのは放送から一週間限定であり、保存できるわけでもないので、そこまで魅力を感じているわけでもない。
全民放が朝から晩までネットで同時配信をするのであれば別だが。

いつまでも「娯楽の王様」気分が抜けないまま、ずるずると出し惜しみをしたところで、もっと面白い娯楽はごまんとあるわけだし、あえて手間を掛けて観たいとも思わない。

映画が庶民の娯楽の座をテレビに譲ったときのように
DVDレンタル店が次々と閉店していくように
静かに、かつ確実に「世代交代」は進行している。

ふと思う。
小説はどうなのだろう、と。

個々の作家の人気・売り上げはともかくとして、まだ小説という形態は現在も続いている。紙の本から電子書籍への移り変わりはあるが。

基本、文字だけというシンプルにもほどがある――だからこそ難しい――表現方法にもかかわらず。生き残っているのは、そのシンプルさが逆に手軽だからなのかもしれない。

まぁ、読書習慣がある人が、今後増えていくかどうかは不明だが……。

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