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制作日記ー人をダメにするホアホアシーツと、秋にして文学をおもうー

先日の推しノーザーさんの記事について、多くの方が反応くださり、とっても嬉しいです‼️
「このクリエイターさんすごくてよ‼️」とオススメ出来ることも、そこから新しい循環が広がることも、noteの最高の良さの一つですね🥺✨

今後もエールを贈ります❤️


では、日記に入ります🐥✨

10月24日

この10年で、マイクロファイバーの技術は爆上がりしたのではないだろうか。

朝、無意識の淀みから浮き上がっても、目を開けたくない。
なんならマイクロファイバーのホアホアシーツに包まれている布団から一分たりとも出たくはない。
裸族になって肌に触れるホアホアを味わいたい。

ゆりかごのお包みにくるまって平穏安心にゆらゆらと眠る赤ちゃんの時のような記憶を呼び起こせてくれるもの。。。


それこそがマイクロファイバーのニトリの冬用シーツ。

開発された方は、冬に人をダメにする幸福感に多大に貢献したに違いない。

いくら清潔だ、オーガニックだといわれようとも、冬用シーツに至っては綿は今や使えぬ。
化繊の進化にただただ瞠目する。
大正期に銘仙が売り出されてキャホウ❤️とときめいた乙女たちのホクホク感と同じ感激と歓待をもってこのホアホアシーツをわたしは迎え入れている。

最近無印でやはりホアホア毛布が発売されているのをみて、「うわあ〜❤️」とダメ人間さながら掃除機に吸い取られるゴミの如く吸い寄せられてしまった。

お洒落なスフレヤーンセーターなどいらぬので、このホアホア毛布がほしい。
今後一体どれだけホアホアに骨抜きにされるのか。
冬籠りを悦楽し、我が身をダメ人間の実験台にするのも冬の楽しみの一つになってしまった。


前置きが長くなった。
少し真面目になる。

今日も資料読み。
おしゃれに南千住のスタバに行った。

最近スタバがわたしにはおしゃれすぎて入りにくくなってしまった。
ヘルシーでポジティブな店員さんの笑みが、もぐらのような自分には眩しい。

DAISOで「文豪シィル」なるものを発見した。

めちゃ種類が多い。需要はあるのだろうか。。。


本当は今100均の各店舗で売り出されて好評を博しているミュージアムグッズ
(特にクリムト)が欲しくて探し回ったが、やはりどこにも置いていなかった。

スーパーで鰤を買って、秋晴れの中チャリを走らせる。

爽やかな草刈りの匂いが鼻をかすめ、気分がいい。

幸田文さんの随筆を読み終えたので、くまざわ書店さんで次に読む本を物色した。
最近昔読んだ近代文学の再読に浸っている。
年を重ねた分、一層深みを帯びて文章を味わえる。

春には春のうららかさがあるが、まるで夢の中のように淡さが宿る。
秋には秋の裏寂しさがあるが、日を惜しむかのような情感が沁み入る。
人生もそのようなものではないか。
心の浸透圧がどんどん高くなっている。
すぐ冬に入りそうな域のわが心持ちには、苔むした近代文学の一言一言が直球で響くのである。


角川文庫の、文豪とかまわぬのコラボ装丁が好きで、手に取ってしまった。

そして100均の文豪シィル。。。。
わたしのようなものが所望するので、何処かに需要があるのだと思いたい。

しかし、このようなシィルは、どこに貼ればいいのか。
人様への手紙に貼ろうものなら変人扱いされることこの上ない。
わたしの周りには文学好きはいない。いっそう表には出せない。

娘が、「お母さんが好きかと思って」と、神絵師と文豪コラボのシリーズを図書館から借りてきた。

娘はすでに読んだそうで、この乙女の本棚は学校でも人気なそうな。
神絵師のおかげで子供達が近代文学に慣れ親しむのは、マジで素晴らしいと思う。

ここ数日原稿が描けていない。
理由はたくさんあるのだろうが、ホアホアのシーツに骨抜きにされているのが1番の理由だろう。
いっそこのまま廃人になってもいいや、とさえ感じているクズっぷりであるから、描きたいと思えるまで存分に遊んでやろうとも思う。


こういう遊びをしているからいけない。すぐ隣に原稿がほったらかしになっている。