【通信講座】 小説「アリス、アリス、アリスノフシギ」 講評
スピード感ある文章に
46,000字、不覚にも最後まで一気に読んでしまった。
「スピード感」が描写の正確さを損なっていない点もすばらしい。
作者の創意にむくいるために
辞退されなければ
第4回川光俊哉賞佳作をさしあげたい。
おしむらくは
「不思議の国のアリス」をモチーフにする意味がほとんどなく
かえってオリジナリティーを損なっているのではないかと思われる(大槻ケンヂにも似ている)。
シンプルな構造のなかで
作者の想像力が十二分に発揮されているが
しいて言えば
「ウサギ」を