いとけんnote

千葉県の小さな町で フォットエッセイ、エッセイを 作っています。 日常にあるきららして…

いとけんnote

千葉県の小さな町で フォットエッセイ、エッセイを 作っています。 日常にあるきららしてるもの とらえます。 活動は東京や千葉県、 まだ知らない「何か？」 を探し、発見することが好きです。 ポッドキャスト、ユーチューブの 放送作家を目指してます。よろしく
固定された記事

空がディスプレイされている

いとけんnote
いとけんnote
3年前
78

歴史と未来を渡る

高層ビルと高層ビルの間に お堀があり お堀の水面で 小型のボートに乗って 竿を振って 釣をしている人がいた　 東京のど真ん中で 自然を感じながら 釣りができるところが…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
13

ショーアップされる街　GINZA

ガラスケースの中に 高価な腕時計や宝石、 貴金属が展示されている 街を歩いていると 窓越しに モデルの体型をした マネキンが流行りの 洋服を流行りの着こなしかた…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
12

都会のほとり、すみだ川

私は街の喧騒から抜け出したいと 思っていた 川の洪水から人を守るという 堤防の役目が広がり 堤防の内側が 車の危険や街の騒音 モータリゼーションされた街が 起こす公…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
20

きいろの色彩が溢れ落ちる

扇の形をした イチョウの葉が 黄緑から黄色に 移り変わり いちまい いちまい ふわふわと 落ちてゆく 散った葉が 散りつもり 黄色に覆われる地面 多くの人に 愛されてい…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
11

橋と広場と歩道の融合

歩行者の通行を目的 として作られた高架歩道、 ペデストリアンデッキといわれている。 1970年頃の交通戦争の中 生まれた。 当時、交通事故で 亡くなった人は 年間1…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
18

溶けてゆく　落日

いとけんnote
いとけんnote
2年前
16

【現代アートな風景】意思を自由に動かす

いとけんnote
いとけんnote
2年前
18

「中心」

石だたみされた 通路の上を　 コツコツとした 足音がいくつも重なり 雑踏がわき起こり 活気を生み出している 柱にディスプレイされた 広告が、 同時にスクロールさ…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
17

都会に浮かぶ雨宿りの時間

空に浮かぶ 雲と雲がこすれて 静電気が起き スパークが走り 雨がふりだす 降り出す雨のリズムが　 都会の整然とした 時間の鎖を ほどいているよう 窓の外は 雨が…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
17

きれいな風が吹く道

誰も通ったことのないところを ひとりで歩き出す人がいる ふたり、3人と後に つづく人が現れ 歩き連ねると それは道というものになる 道というものになった頃 道の脇…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
12

新しい　シーズ

いとけんnote
いとけんnote
2年前
18

解き放たれ空を飛ぶ　飛翔

大切にしているものを 無為に奪われ 支配的な力で 押しつぶされる 怒りを示すことはできず 内なる感情を押し殺す 意識が沈み 辛く 重くて 無力な思いが 沸き起こる 行き…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
12

枯れ葉に魅了される

木によっては 四千年も生き続けていく 生命あるもの 青年のように幹は 一年一年 力強く太くなる 秋の葉の姿の変容に みとれている 葉が枯れ、枝から落ちる 葉が枯れ、枝…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
13

「夏の終わりに飛ぶトンボと秋のはじまりに鳴くせみがいる」

暑さが空から降ってくる。 頭や背中に突き刺さる熱射光線。 暦では秋に入ったというのに。 出かけるために厚着をしたのを悔やんだ。 この夏の終わりと、秋の始まりの時…

いとけんnote
いとけんnote
2年前
19

雫の世界にふれる

いとけんnote
いとけんnote
2年前
11
いとけんnote

いとけんnote

空がディスプレイされている

ビルに空が映し出され 都会の景色にとけこんでいる 素材であるガラスの強度が 技術の進歩に よって上昇し コンクリートの代わりを 努められるようになったのが 理由のひとつといわれている 都会にある 映像を描き出す、ディスプレイ されるものごと いいことも悪いことも 増幅される社会現象 コンクリートジャングル からディスプレイジャングルへ 向かう都会の姿を感じた
いとけんnote

いとけんnote

歴史と未来を渡る

歴史と未来を渡る

高層ビルと高層ビルの間に
お堀があり

お堀の水面で
小型のボートに乗って
竿を振って
釣をしている人がいた　

東京のど真ん中で
自然を感じながら
釣りができるところが
あるなんて私は知らなかった

何十年も関東に暮らしていたけど
全く知らないこともあるんだなぁ
と思った

普段行動しない一歩先に
自分の知らない世界があり
視野の広がりが生まれる

東京にある圧迫感
不安や恐怖が
街を覆い出すと

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

ショーアップされる街　GINZA

ショーアップされる街　GINZA

ガラスケースの中に

高価な腕時計や宝石、

貴金属が展示されている

街を歩いていると

窓越しに

モデルの体型をした

マネキンが流行りの

洋服を流行りの着こなしかた　

で展示されている

モードといわれているもの

スタイルの表現

生クリームで

デコレーションされた

甘いケーキに誘惑され

脂肪を増やしそう

銀ぶらしている

地方の特産物の

アンテナショップや

商品の発表会

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

都会のほとり、すみだ川

都会のほとり、すみだ川

私は街の喧騒から抜け出したいと
思っていた

川の洪水から人を守るという
堤防の役目が広がり

堤防の内側が
車の危険や街の騒音
モータリゼーションされた街が
起こす公害のようなものを
遮断している

内側に遊歩道が作られ
人が安心して歩ける場所を
生み出している

新たな都会のほとり

歩いたり
カフェしたり
ジョギングしたり
記念碑をみて
歴史を学んでみたり
している

川のほとりにある
自然

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

きいろの色彩が溢れ落ちる

きいろの色彩が溢れ落ちる

扇の形をした
イチョウの葉が
黄緑から黄色に
移り変わり

いちまい
いちまい
ふわふわと
落ちてゆく

散った葉が
散りつもり
黄色に覆われる地面

多くの人に
愛されている
秋のイチョウの情景

きいろの色彩が
こぼれ落ち
歩道に溢れている

いとけんnote

いとけんnote

橋と広場と歩道の融合

橋と広場と歩道の融合

歩行者の通行を目的

として作られた高架歩道、

ペデストリアンデッキといわれている。

1970年頃の交通戦争の中

生まれた。

当時、交通事故で

亡くなった人は

年間1万6千人という。　

ペデストリアンデッキは、

規模が大きく

橋と歩道と広場の要素を

あわせ持ちながら変化し、

ダイナミックな建造物に

進化をしている。

機能的な目的と

景観としての価値が融合され

芸術性を

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

溶けてゆく　落日

頭のてっぺんからつま先までぞくぞくとするひかりをうけとる　やさしく神秘的なかがやきに包まれ 頭の中にあるいろいろな想いをひとつづつ溶かす
いとけんnote

いとけんnote

【現代アートな風景】意思を自由に動かす

都心の公園の芝生の真ん中に存在し 人と戯れているよう だれにとっても はじめてみる 造形物だが なにに見えるのか が多様にゆらぎ　 抽象的な世界を持っている 人が持つ感覚が 多様に反応し、 普段気づかない感受性が 内から呼び起きてくる 内面にある自由意思を持って 現代アートにふれてみる そこに未来を感じるのか、 恐れや不安、希望や夢を 芸術を通して体験している
いとけんnote

いとけんnote

「中心」

「中心」

石だたみされた

通路の上を　

コツコツとした

足音がいくつも重なり

雑踏がわき起こり

活気を生み出している

柱にディスプレイされた

広告が、

同時にスクロールされ

表示が変わってゆく

電光掲示板に

映し出された案内は

左から右へ刻々と

流れてゆく

ここは

多様な目的を持った人

があつまる　

東京の中心にある駅の街

これから旅立つ人

家路につく人

ここで働く人

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

都会に浮かぶ雨宿りの時間

都会に浮かぶ雨宿りの時間

空に浮かぶ

雲と雲がこすれて

静電気が起き

スパークが走り

雨がふりだす

降り出す雨のリズムが　

都会の整然とした

時間の鎖を

ほどいているよう

窓の外は

雨が

ザザッー

ザザッー

窓の外の景色に

近づいてみる

寒さは足元から

しんしんと訪れ

ミノムシのように

布団にくるまり

体を温め　　

雨音のリズムを感じている

いとけんnote

いとけんnote

きれいな風が吹く道

きれいな風が吹く道

誰も通ったことのないところを
ひとりで歩き出す人がいる

ふたり、3人と後に

つづく人が現れ

歩き連ねると

それは道というものになる

道というものになった頃

道の脇に花や木を

植える人たちも現れる

そこに楽しみを添えるように

人が歩く度に地盤が固まり

道が少しずつ作られてゆく

並べられた樹木は

向かう先を示す

道しるべの役目を果たし

楽しく歩く人が

増えてくると

そこ

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

新しい　シーズ

新しいものを作り出すには。 普通の日常の生活からは抜けだす。 そして自分が、新しい、新鮮だと思う 体験を小さくてもいいから行う。 新たな価値を持つことができる。 新しい気づきが起き、 それを取り入れると視野が広がり、 価値になりそうなシーズが生まれる。
いとけんnote

いとけんnote

解き放たれ空を飛ぶ　飛翔

解き放たれ空を飛ぶ　飛翔

大切にしているものを
無為に奪われ
支配的な力で
押しつぶされる
怒りを示すことはできず
内なる感情を押し殺す

意識が沈み
辛く
重くて
無力な思いが
沸き起こる

行き場を失った感情が
地球の重力に
引きずられ
首が下がり
ため息が地面に溢れる

そんな時がおとずれた時

空を見上げるようにしている

首を上に向き
なにはなくとも
空を見上げるように
している

辛い時ほど
意識して
空を見上

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

枯れ葉に魅了される

枯れ葉に魅了される

木によっては
四千年も生き続けていく
生命あるもの

青年のように幹は
一年一年
力強く太くなる

秋の葉の姿の変容に
みとれている

葉が枯れ、枝から落ちる
葉が枯れ、枝から落ちる

葉は生まれたときから
たくさんの
太陽のエネルギーを
幹や実に受け渡し
役目を秋に終える

今にも、ふわっと
枯れた葉が一枚

枝の先から
ちぎれてゆく

ちらちらと
風景から消えてゆき
根の近くの土へ還る

そこ

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

「夏の終わりに飛ぶトンボと秋のはじまりに鳴くせみがいる」

「夏の終わりに飛ぶトンボと秋のはじまりに鳴くせみがいる」

暑さが空から降ってくる。

頭や背中に突き刺さる熱射光線。

暦では秋に入ったというのに。

出かけるために厚着をしたのを悔やんだ。

この夏の終わりと、秋の始まりの時期が、昔のように過ごしやすい季節ではなくて。暑い夏と、寒い冬のような季節が交互に訪れる季節に変化しているのを忘れ、長袖のシャツを着ていた。

気候の変化についてテレビでは、これを地球温暖化や異常気象と話しをしていた。

夏の終わりに

もっとみる
いとけんnote

いとけんnote

雫の世界にふれる

水が葉や枝、 木々に宿り しっとりと 湿気を含んた空気に 包まれている かすみがぼやっとかかる　 雨上がりの 午後の２時 目をみひらいて 目をこらしてみてみると 葉の上に水のしずくが 透明な水の表面が ひかっている 吸い込まれそうな しずくの世界 ちいさな輝きが たくさんある