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竹村俊助/編集者
2021年4月4日 22:07
今日はぼくの企業秘密的な話をします。ぼくの文章はたまに「わかりやすいです」とか「気づけば最後まで読んじゃいました」などと言ってもらえるのですが、自己分析では、そこまで文章がうまいとは思っていません。じゃあ何が違うのかというと、「パワーワード」というものを巧みに使えているからなんじゃないかと思っています。タイトルはもちろん、見出しや文章の随所に「パワーワード」を入れることで、読み手を惹きつけ
2021年4月6日 22:43
「書く」という言葉の範囲が広すぎる問題ぼくも含めていろんな人が「書く」ということについて、いろんなことを言っています。文章術とか「書く」をテーマにした本はたくさん出ています。最近はリモートワークが増えているせいで、文字でのコミュニケーションも増えています。だから、より「書く」というものに光が当たるのでしょう。「文章」とか「書く」ということについて語るとき、ややこしくしているのが、この「書く
2018年6月23日 21:50
村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)
2021年7月16日 23:03
たとえばこんな文があります。今家にいます。そして、こんな文があります。いま家にいます。もちろんどちらも意味は同じです。「今、家にいる」ということが言いたいわけです。ただ、どちらが早く伝わるでしょうか? どちらが正確に伝わるでしょうか?そう考えてみると、前者の「今家にいます」は、ほんの一瞬、自分でも気づかないくらいですが、「今家」が、ひとつの塊に見えてしまうことに気づきます。