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【孫子の兵法・その17】 戦争は国の重大事。国民の生死が決まるところであり、国家存亡の分かれ道でもある。だから、しっかり考えねばならない。
国家は国民によって成り立ちます。生活が豊になって国民が幸せに暮らせなければ、そもそも国家の存在に意味は無くなってしまいます。 戦争は、国家と国民に、最も多大な被害を及ぼす。そこで孫子は、「計篇」の最初に「戦争は国の重大事だ。国民の生死が決まるところであり、国家存亡の分かれ道でもある。だから、しっかり考えなければいけない」と教えたのでした。 👉国防の基本とは何か?(孫子の兵法・その16) ●戦争を避けるためには、「国家として外交を巧みに行い、開戦に至らないよう最大限の努力
¥500【孫子の兵法・その12】 長期戦は絶対に避け、短期で終わらせるよう作戦を練れ!〜「兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきをみざるなり」〜第二篇・作戦篇〜
続いて『孫子』第二篇の「作戦篇」です。 戦争の勝敗は、戦場だけで決まるものではない攻めていく場合、戦場まで距離があるのが普通で、そこに食糧や物資をどう届けるかが重要になります。この補給路の確保という仕事は、とても地味ですが、勝敗を決する上で極めて重要な任務となります。 この食糧の補給以外にも、戦争には莫大な費用がかかります。 ですから、たとえ拙い戦い方であっても早期に終わらせるのがよく、「巧みな戦い方だが、長引かせてしまう」というのは論外なのです。戦争ほど国力を疲弊させ