日本国の肇(はじ)まり〜『大國民讀本』を読む〜(8)
では日本国の肇まりは、どうであったのでしょう我が国では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)という宇宙全体を照らすくらい尊い神様が神々を率(ひき)い、高天原(たかあまはら)という高貴(こうき…立派でとうといこと)で広々とした場所で熟議(じゅくぎ…よく話し合うこと)されました。
そして、この世に平和を建設しようという方針を立て、大御神の孫にあたるニニギの尊(みこと)を高天原から降(くだ)らせました。そのとき天照大御神は、次のようなご神勅(しんちょく…神様のお言葉)を出されました