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『大國民讀本』を読む

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〜『大國民讀本』を読む〜は、昭和2年(1927年)1月25日に出版された、文部省認定・林平馬著『大國民讀本』の内容を、林英臣が、こども向けに“翻訳”したものです。 戦前の日本の…
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記事一覧

【徳の政治(徳治)】を求めた天照大御神〜仲間同士で争い合っていてはいけない〜『大…

つまり、天照大御神は、子孫として続く代々の天皇に対して、【徳の政治】を行うよう求めたので…

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🔥三種の神器🔥〜天照大御神が示された、誠と慈愛と正義の心〜『大國民讀本』を読む〜…

天照大御神が示された「誠と慈愛と正義の心」不思議(ふしぎ)と思うほど尊(とうと)いこと…

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かんながらと日本人の道〜『大國民讀本』を読む〜(13)

そして、全体の幸福を考え、平和を建設するための第一の要素(ようそ)は、無私(むし)の心で…

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神の国(八百万の神々が力を合わせる国) 〜『大國民讀本』を読む〜(12)

鎌倉時代が終わった頃、我が国は朝廷が二つに分かれる南北朝の動乱時代に入ります。吉野に南朝…

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【第3章】平和主義(世界平和は日本人の使命) 〜『大國民讀本』を読む〜(11)

「立ち位置を日本に定めて生きる」ことが大日本主義です。日本人であることに誇りを持ち、自分…

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天照大御神がはじめられ、神武天皇ご即位で完成〜『大國民讀本』を読む〜(10)

日本の国は天地(あめつち)と一緒だから、決して終わることがないという天照大御神のお言葉(…

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大和に都を定めた神武天皇〜『大國民讀本』を読む〜(9)

神武天皇は、天照大御神のご神勅に基(もと)づき、天皇による政治をおこそうとされたのです。でも、その考えを理解して、協力してくれる人々ばかりではありません。どうしても分かってくれなくて、仕方なく戦いになることもありました。天皇は、途中で三人の兄を失いながら、ようやく熊野に上陸し、吉野をへて大和(やまと)に入ることができました。 そして、橿原(かしはら)というところに都(みやこ)を定め、橿原宮(かしはらのみや)という御殿(ごてん)を建てます。宮が完成したら、そこで即位(そくい、

日本国の肇(はじ)まり〜『大國民讀本』を読む〜(8)

では日本国の肇まりは、どうであったのでしょう我が国では、天照大御神(あまてらすおおみかみ…

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日本の原点は建国の精神にある!〜『大國民讀本』を読む〜(7)

大日本主義は世界のお手本となる人間はそれぞれ家庭生活を営んで生きています。それを無視し…

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大日本主義は、日本に限定された考え方ではない〜『大國民讀本』を読む〜(6)

大日本主義は、全ての日本人に共通する主義(考え方)でなければなりません。それによって進め…

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第2章 大日本主義の確立(日本人として生きることの決意)〜『大國民讀本』を読む〜…

前章で述べた通り、個人も国家も優秀(ゆうしゅう)になるには、しっかりした主義を持ち、ぐら…

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無主義では滅びてしまう〜『大國民讀本』を読む〜(4)

どこへ行くのか分からない活動や、方針のない努力ではダメだということくらい誰でも分かりそう…

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主義は生命🔥(主義は大方針であり、物事を進める原動力)〜『大國民讀本』を読む〜(…

また、主義は目標であり、一つに定まった大方針ともいえます。定まった方針のもとで努力すれば…

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第1章 序説(無主義ではいけない) 〜『大國民讀本』を読む〜(2)

1、大国民の要素(立派な国民になるために必要なこと) イギリス(英国)という国がヨーロッパにあります。イギリスは日本よりも小さな島国でしたが、やがて地球上の4分の1を領土に持つ世界一の大国になりました。大国への成長は、偶然(ぐうぜん)起こったわけではなく、そうなる理由がありました。イギリスには、立派な国民になるための精神の本流があったのです。 イギリスでは「皆さん、鳥の目のように高いところから全体を見ましょう。虫のように低いところだけ見ていては、立派な国民にはなれなせんよ