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【綜學(綜合學問)】を世に。

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綜學とは、混迷する日本を変え、行き詰った世界を救うための綜合學問で、日本の原点と文明の大局を知り、本気の立志で徹底して生きる現代英傑の学、人類進化の帝王学です。 今、世界は時代…
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【吉田松陰流教育】 〜 一人一人の魂🔥が輝く教育改革への道標(みちしるべ) 〜

本日は、『吉田松陰流教育 ~一人一人の魂が輝く教育変革への道標~』をご紹介します。是非とも広くお買い求めいただき、混迷し彷徨い続ける日本の未来を切り拓くためにご案内する次第です。 著者の小出 潤(こいで じゅん)さんは、東京綜學院の第1期生として綜學を一所懸命学んで下さっています。小出さんは、現在、千葉県の公立小学校の現役の教諭として勤務されており、 将来を嘱望される熱血的な若手教員です。 小出さんは、著書の中で「士規七則」を教育の立脚点とすべきだと主張され、その真髄に

2024年『側近學合宿』のご案内

本日は、合宿講座のご案内です。 林英臣と學ぶ 2024年『側近學合宿』のご案内好評につき、2024年も開催いたします。 ご要望にお応えして、2024年・春季開催のご案内です🙋‍♂️ 古代から現代まで、成功した人物には、必ず有能な側近がいます。 豊臣秀吉には、豊臣秀長 劉備玄徳には、諸葛孔明  毛沢東には、周恩来 日本の企業でも、  トヨタ 豊田喜一郎には、石田退助  パナソニック 松下幸之助には、高橋荒太郎  ホンダ 本田宗一郎には、藤沢武夫  ソニー 井

【綜學 その8】 世界を救うための大切な“秘伝”が書かれていると直観!

三大教祖へ世界平和を祈っているうちに、古代文明について興味を持つようになりました。中学生の頃、エジプト文明やギリシア・ローマ文明など、世界の古代文明を特集しているテレビ番組を見付けると、勉強そっちのけで食い入るように観ました。 過去に人類は、世界各地で優れた文明を創造してきたが、ある段階で亡びてしまう。それはなぜだろうと疑問を抱いたものです。 文明や歴史への興味は、チャイナの中国思想にも及びました。高校に入学し、初めて図書室に入った日のことです。その大きな部屋を一巡りしな

【綜學 その7】 綜學に至る人生

◇50年以上続けている、三大宗教教祖への綜合的な祈り◇いろいろ学んだことが綜學にまとまっていく経緯について、もう少し詳しく述べておきます。振り返れば筆者の人生は、いつも綜合性と全体観につながることばかりでした。 幼稚園年長の5~6歳の頃、ある日祖父はテレビを見ていて「戦争なんてバカのやることだ」と呟(つぶや)きました。画面に流れていたのは、おそらくベトナム戦争のニュースです。 その祖父の言葉が忘れられないまま、小学校3年生になったとき、担任の教師が授業中に「世界には、まだ

【綜學 その6】 ナンバーワンの覇権大国になった向こうに、一体何があるのか

さて、21世紀の現代は、文明そのものが行き詰まっています。大量殺戮兵器の開発が示すように、皮肉にも人類が起こした文明によって、人類全体が亡びてしまうかも知れないほどの危機に陥っています。 これを救うには、文明の原理から創り直す必要があります。それは、西欧中心の文明から、東西融合の共生文明への大転換に他なりません。 現代文明の発展は科学技術に支えられ、科学はシンプルロケイションが基本でした。シンプルロケイションというのは、研究の対象を部分化、単純化、局在化、専門化することで

【綜學 その5】原点からタテイトが伸び、全体が一つにまとまる

綜學の「綜」には「まとめ集める」という意味があり、知情意それぞれの学問を一つにまとめて綜學と呼ぶことにした、というところまで述べました。 この「綜」の字源についてお話ししましょう。綜は、「糸」と「宗」の両方の意味が合わさった漢字(会意文字)です。糸と、それを一つにまとめることを表す宗が組み合わさって、綜の漢字となったのです。 糸はタテイトであり連続性の象徴です。宗は「ウ冠」+「示」で、ウ冠は屋根のある建物を、示は祭壇に供えた肉から血が滴り落ちている様子を表しています。祭壇

【綜學 その4】次に来る文明は東洋が主役となり、その基本精神は全体観にある。

あらゆる結果には、必ず原因があります。理由の分からない現象も、よく調べれば、どこかにそうなる根拠があるものです。それを因果の法則と言い、歴史の結果(事実)にも元になる原因があるはずです。 幕末に龍馬や海舟、西郷や左内ら、沢山の志士が育ったことにも、原因となる学問がありました。それが、知の蘭学・洋学、情の国学・神道、意の儒学・武士道です。 それを現代に置き換えたのが、知の文明法則史学、情の大和言葉の日本学、意の東洋思想や武士道です。これらをまとめて綜學と呼んでおります。

『綜學十訓』

『綜學十訓』は、林英臣政経塾で学んでくれた南出賢一君(第4期生、大阪府・泉大津市長)が、一般社団法人  松南志塾を発足し、これを言祝ぎ(ことほぎ)贈ったものです。松南志塾に集う若者向けに作成したものですが、皆さんのご参考にもなると思います。 一、物事は、全体から大きく観よう能力が同じくらいなら、より大局を観ている方が上をいく。 だが、ぼやっと観ているだけではダメだ。 大局を観たら、次に核心を掴んでいこう。 「ああ、ここが根本だ」という原点を捉えるのだ。 そうすれば、

【綜學】現代志士を育てるための知情意の学問はこれだ!(3)

文明法則史学 〜「知」の学問〜文明法則史学は、人類全史を研究対象とするマクロの歴史学であり、全人類が参加することの出来る「共通の座標軸」であるとも言えます。 この学問を確立されたのは、市井の大学者であった村山節(むらやまみさお)先生(1911~2002)です。 文明法則史学の結論は次の通りです。 発見の元は、巨大な年表作成にありました。 大きな紙をつなげて幅10メートルの年表を作り、線を引いて1センチを10年とする目盛りを打つ。 線は地域毎に分けて何本も引き、そこ

【綜學】幕末志士を育てた知情意の学問(2)

幕末志士の生き様を調べていくうちに、彼らを育てた教育が何だったのかを見極めたくなった。一体、何を学んで志士人物になったのかと。 幕末志士の学問は、朱子学や陽明学、素行学などの儒学、武士道、国学や神道、和歌の道、さらに蘭学や洋学に及んでいた。一流の志士ならば、濃淡の濃さこそあれ、これらを一通り学んでいた。 そのことを知り「待てよ」と思った。 人間教育に知情意のバランスが欠かせないというが、志士たちが身に付けたこれらの学問こそ、知情意に添った内容ではなかったのかと気付いたの

【綜學】現代文明の行き詰まりを救う全体学(1)

大量の情報が超高速で飛び交い、目が回るような変化が続く現代社会。 その中で、我々は部分的な知識に頼り、気が付けば殻をつくって自分の世界に閉じこもっています。断片的な価値観は、他人の考えを拒絶する自己本位な人間を増やし、社会全体から自分を遮断させ、ただ流されるままに生きて行くのみの人々を増加させました。 一体何を信じたら良いのか分からないまま、誰もが情報に対する消化不良を起こしてしまう。そういう世の中にあって、世界全体を統一的に説明し直す学問思想はないものか。そう求め続け、

◆綜學を日常に生かす10カ条◆

拙著『〜戦後の日本がよく分かる本 昭和2年発行 文部省認定 〜 大國民讀本を読む 』の内容を中心に、本年よりnoteで発信させていただいておりますが、私が提唱する『綜學』につきましても、逐次紹介させていただきます。 その皮切りに、『綜學』を日常に活かす10ヶ条についてご紹介します。 1.《全体を観る》 全体からみて正しいかどうかを考えよう好き嫌いが激しくなるほど部分に囚われます。 得意でない事・苦手な場所・嫌いな相手を時々意識してみましょう。 得意でない事にも関心を持ち