【孫子の兵法・その19】 摩擦や対立が起きても、「結果的に自国を強くする逞しい政治」が必要
孫子の考える勝利とは
孫子の考える勝利とは、単に戦闘に勝てばいいというものとは違いました。
常に国家の存立と国民の幸福を考えた上で、最悪の選択である「疲弊するだけの長期戦」を避けつつ、「短期で勝って益々強くなる」よう努めるところに孫子の考える勝利、すなわち【真の勝利】があったのです。
そこで、戦利品である敵の兵車を活用するなどして、戦いながら自軍が増強され、転んでもタダでは起きぬよう努めよと教えたわけです。
ここから先は
1,526字
/
5画像
これからお届けする【勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」】は、現時点で書籍化しておりません。
そこで、noteの『定期購読マガジン』機能を活用して記事を配信させていただきます。2年間で読み切っていただけるように鋭意努力して参りますが、月4本は必ず配信させていただく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
🔥勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」
¥500 / 月
初月無料
東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっている…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?