すらいむと雑感を書いてる

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最近の記事

「これは趣味です」ふざけんなばーーーーーーーーか

今日私、ほんとなんの躊躇いもないほど、がんばったんだけど。 ほんとうに。 朝からオーナーにめちゃくちゃ威圧的に怒られて、「もう他の人にやってもらうからいいわ」「何のためのメモなん?」「なんか違うことする前に聞いて」「『気をつけます』ってもう何っ回も聞いた」「あと残りの5月、間違えないようにやってや」 とかね。 覚えてる範囲で。 もう朝から涙出てしょうがなくて。 でもなんか、怒られて泣くとか嫌だなとか、接客しなきゃだなとかあったから多少頑張ってたんだけどさ、大阪の映画祭で罵詈

    • マイノリティとか学校とか

      2022年5月10日の文 マイノリティになることが怖くない。 っていうか、人はマイノリティだし。 「おとなりさんはなやんでる」という番組に知り合いが出ていたので、拝見させてもらった。 出てくる相談される方たちは、子供に「普通であって欲しい」と願っていた。 とりあえず今、彼らが直面している、人から常に悪意を向けられる恐怖や、あの場所にいる生きがたさは全部無視して、「とりあえず行って、学校だけは行って」なんだな、と思った。 そんなに恐ろしいのか、と、思った。 その苦しさや恐怖

      • 衝動さん、僕を殺さないでください

        2022年8月22日の文 自分が溢れ出すのが、好きじゃない。 動転したり、込み上げてくる暴力的な衝動を抑えられなかったり、足首まで真っ赤になってどうしようもなかったり、何も面白くないところで急に笑いが込み上げてきたりするから。 僕はそれを恥ずかしい、と思う。 自分のコンプレックスだと。 僕は抑えがきかないことが多い人間だった。 小さい頃から、怒りっぽくて、コントロール不可の危ない衝動に見舞われることが度々あった。 周囲の人にとったら、扱いにくい子供。 でも僕は、人に褒めら

        • 僕の大切な違和感

          2022年9月16日の文 最近、あるきっかけで知り合った人と、よく遊んでいる。 僕にとったら友だちって、月に一回連絡とるぐらいな、そんな感じのもので。 お互いお互いの人生を生きてる中で、たまに、会う。 誕生日とか、長期休みとか、都合が合う時に。 だから、二週間の間に二度も会うというのは、「よく会ってる」にはいることだった。 初めてその人に会ったのは、レコードの屋の前で店内を見ていた僕に、彼が話しかけてきた時だった。 そこから、話しながら駅まで一緒に行って、電車に乗りながら

        「これは趣味です」ふざけんなばーーーーーーーーか

          年相応なはなし

          2022年8月24日の文 一 「なに、一般論っていうの?みんなに言われるでしょ、とりあえず高校は行っときなって。」 はぁ。そうなんですか。 生ぬるいスムージーを啜りながらかっこよさげにそんな言葉を言う目の前の人を見ていた。 このスムージー、あんま美味くないな。 いちごバナナスムージーなんかじゃなくて、素直にバナナスムージーにするべきだった。 ちょっと試みたい気持ちでバナナを裏切ったのが良くなかったのか。 そんなことを考えながら、オシャレなグラスに結露した水を指に滴ら

          年相応なはなし

          叫ぶ酒

          人が生きるってことには、ほんとうに無数の意味がわからないことが絡まりあって、関わっている。 みたいだ。 Blacklivesmatterの映像を見た時も、入管職員の暴行の映像を見た時も、パレスチナの虐殺の映像を見た時も、家庭内暴力を受けた人の目を見た時も、飛び降りたひとの本を読んだ時も、家族のなかで永遠になくならないようにへばりつくスライムと生きている時も。 寒空の下、締め切った心で早い相づちをうっていた友人は「産まなければよかった」と言われたらしい。 この世の苦しみはど

          あらう

          わたしは生きていて、それがよくわからない。 とても。 宇宙もにんじんもタイムカードを切る時のかさついた手も興奮するおなかの感覚も、爆弾の音もあのひとの横顔、あの目も、せんぶおなじで在るらしい。 同時にそんなにこられてもこまる。 私にはそれを受け止めるなにかがない。 体が存在してる場所にもどろうと思うのに、それにいつも少しずつ失敗しているような気がする。 私はどこにも戻ってない。 でも、いつも動いてもいないような。 どこからなにが出てるんだろう。 私が今姿勢を傾けたわけと

          ない

          「2024年4月」 と消費期限が書かれていた。 不思議な気持ちになる。 ないはずのものがあると仮定されているような。 私にとって生きていることは、そんなに長く見えない。 明日が少し透けて見えるかな、くらいで、10日後も1ヶ月後も3ヶ月後もわからない。 モヤがかかっているような、そんな感じ。 私の周り全てにモヤがかかっていて、足元も、見えるか分からない。 「最低でも2年は働いてほしいんですよね」 と言っているひとをみた。 2年後もあるんだ、と思った。 2年後なんて私には全く

          ばかみたい

          母が海外に留学している兄に送る荷物をまとめている。 9月から増えたとかいう手続きがとても大変で、俺からしてみるとその懸命さは一体どこから来るものなのだろうと思った。 なんだか申し訳ないのだという。 去年兄が19歳にして離れてから、何もしてやれていない、と。 俺には弟がいて、そのこは3歳、俺は17歳。 ここまで生きてこれたのは守られてきたからなんだと思うことが増えた。 自分ができない税務手続きを見ているたびに、しんどそうに毎日ご飯を作ってくれる母を見る度に、よく分からない仕事

          ばかみたい

          闘いの先

          闘うということを考えている。 今年に入ってから、精神的に不安定になることを理由に触れることを避けていたSNSを始めた。 TwitterやInstagramなどである。 溢れ余る情報に晒され続け、何を受け取るべきで何を受け取らぬべきか分からなくなり、疲弊することも多い。 そんななかで、よく思うことがある。 最近、国会で色々なことが強行採決、つまり多数決によって少数派の意見を聞かずに法案可決が押し通されていることをよく聞く。 それに反対する人の「誰も殺すな」「全ての人の尊厳を

          闘いの先

          怠惰ってなに

          怠惰ってなんだろう。 最近、自分と歳の近い人と集まって話す機会があった。 みんな色んなことを、その人がしてきた経験と、状況と、在る心体とで話していた。 自己肯定感が低いのか、みんな、ただ自分が豊かに生きるだけではダメだと話しているみたいだった。 社会に出て生きていける人間になるには、高いハードルを努力して超えて、自分で未来を掴み取っていくべきで、それができないのはその人がやってこなかったからだ、その人が悪い、つまり、自己責任だと。 あるいはこんな話もしていた。 学校

          怠惰ってなに

          いる

          私の横に私より年齢を重ねた人がしゃがみこんで座っている。 私はベッドに横たわり、腕を上まで伸ばしている。 下着姿で。 お金はすごい。 ただお金があるというだけで、できることがある。 たとえ僕がなにを出来なくとも、お金があればできる。人にやってもらえる。機械にやってもらえる。 それはお金がなければできない。 脱毛に行った。 初めて行った。 不思議だった。 僕がお金を払うというだけで、その人はほとんど裸の僕から生える毛をただ処理していく。 見せたくもなく、そして見たくもないだ

          いる

          指先が折れてほしい

          学校に行かなくなってから色んなことが変わったが、いまでもふつと感じることがある。 共感ができなくなった。 人の痛みを分からなくなったと思った。 幼小中高の多くの記憶がなく、経験したことを覚えていかなくなった。 言葉にすることが厄介なのだが、記憶喪失とは違う。 人に言われればなんとなくそうだった気がしたり、その事実の記憶が蘇ってくることもあるし、話している時に引きずり出されるようにさらさらと出てくることもある。 ただ感情を覚えていない。 その時何を感じていたのか、何が好き、

          指先が折れてほしい

          体、恥ずかしくないよ

          2022年8月28日の文 幼い頃、両親によく「恥ずかしいよ」と言われていた。 僕は裸になるのが好きだった。 幼稚園から帰ってきたら、まず玄関でほとんどの服を脱ぎ、下着になって走っていた。 なにかの音楽を聴きながら、食後のハイになったテンションで、パンツを履かずに踊っていた。 薄くて透けた、白いワンピースを着ていたと思う。 僕はあの服が好きだった。 その度に、「恥ずかしいよ」と言われた。 おしりが出ていて恥ずかしい。 女の子なのに、と。 初めて月経がきた時、母からそれを伝

          体、恥ずかしくないよ

          異なるあなた

          朝起きて、下に行く。 リビングに母と父と一歳七ヵ月になる弟がいる。 僕はその日気分が良くて、それは朝光が目に入ったからか、昨日食べた晩御飯が上手く胃に運ばれたからか、いずれにせよ、意気揚々とあいさつをする。 しかし、母は気分が悪そうだ。 疲れた声で、「あぁ、」と吐息混じりにこぼす母を見て、僕は唐突に、 「この人と僕が考えていることは同じじゃないんだ」と思う。 不思議で、でもそうであること。 僕と母は違う人間であり、考えること感じること、見えること発する言葉、色々なことが「同

          異なるあなた

          波に晒す

          僕についての少し長い話。 僕はいわゆる「繊細さん」で、小さなことに影響されることが多いし、大したことがないように思えることからの反動が大きい。 誰かに言われた言葉や、どこかで見た言葉、洗濯物が気持ちよくたためるかどうか、朝起きた時の心体の具合、気温、天気、人の表情、部屋の状態、ほんとに多くのことに大きく揺れ動く。 言葉にできないなにかが現れて、僕を包み込むと、布団から出たくなくなって、息苦しく一日が終わる。 ただ僕は、ずっと幼い頃から自分のことを「繊細さん」と感じていた

          波に晒す