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オーケストラ・プロジェクト2023 東京オペラシティ コンサートホールにて、山本準『ディナミカ・インプルシヴァ~オーケストラのための~』初演予定
今年のオーケストラ・プロジェクトは東京オペラシティ コンサートホールにて、山本準の『ディナミカ・インプルシヴァ~オーケストラのための~』が初演です!
オーケストラ・プロジェクト 2023「リゲティ生誕100年、ラフマニノフ生誕150年、ロマンの断絶を超えて」
2023年12月1日(金) 開場18:30 開演19:00
東京オペラシティ コンサートホール(京王新線「初台駅」東口下車徒歩5分)
一
Richard=Strauss Violin Sonata op.18 Movt. 2
リヒャルト=シュトラウスのヴァイオリンソナタ作品18は、第二楽章のこの部分をどのくらいいやらしくルバートするかで、演奏の質が違ってくる。
Chopin Scherzo No.3
Meno mossoから後の、キラキラした加工音型。上段はただ、分散和音を両手のユニゾンにしたもので、下段がショパンのオリジナル。右手だけに○印の部分倚音ないし経過音を配してキラキラ感を出している。ちょっとしたことなんだけど、効果絶大のショパンマジックである。
Jun Yamamoto Digamma for Orchestra (Video Available)
山本準作曲「ディガンマ~オーケストラのための」の動画がYouTubeで公開されましたのでお知らせします。
演奏は山下一史指揮、愛知室内オーケストラ、昨年(2022年)11月2日にサントリーホール大ホールで行われました。初演です。
Mahler Symphony No.4 Movt. 3
マーラーの第4交響曲。第3楽章、練習番号7の直前の第二ヴァイオリンとヴィオラ、F# E D# C# B A と降りてくるところ、伴奏はB#を含んでいるけれども明らかにAmの和音であるだけに F# E D C B A でないところが、調性をあいまいにしていますね。
Saint-Saëns Piano Concerto No.5, Op.103 Movt. 2
サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト」の第二楽章で、ピアノがフシギな音で演奏するところ。長三和音を平行移動させているだけなのだけれど、左手の根音をmfにして、右手の倍音部分をppにしてあるので、ピアノじゃないような音がする。
【追記】これ、左手のト音記号が落ちてるよね。