朝日を浴びると、私は生かされていると感謝の思いが湧いてくる。この命は、祝福されて産まれてきたのだと。夕陽は慈悲の色。その光は、すべてを優しく包み込み、慰めてくれる。 私達は愛されてゆるされていると、お日様はいつも教えてくれる。だから私は今日も、顔を上げて生きてゆく。まっすぐに。
「紫陽花はひと雨ごとに色づく。だからあなたも、涙で洗われるたびに綺麗になれるよ」と慰めてくれた人がいた。 思いきり泣いた私は「向日葵のようだね」と言われるくらい、明るく笑えるようになった。 今年も梅雨が明けたら夏が来る。あの人に、暑中お見舞いの葉書を出そう。私は元気です、と。
僕たち釣りに行ってきましたよ!ハルちゃん満面の笑みで帰ってきたよ、えマジでえ?千弦が二人連れてアジ釣ってきたって。設楽上手いなあびっくりしたよ、クーラーボックスにみっちりの小アジ。そこでひらめいちゃった、これ今揚げてもい?ビックリ顔の千弦がこれまた満面の笑みでOK、だってさ(続)
じゃ三人まとめて入ってきます、設楽おま何を。そうかウチの風呂けっこう広いから三人いけるぞ!爽やかに笑いながら部屋着を配ってくる千弦。ねえ佐久間も起きたあ?そしたらさ、最近屋上で泊まるのが流行ってて昨夜も二人屋上のテントで寝てたんだってさ、よかったあ俺らのアレ気づかれなくて。(続)