佐倉侑

日々の記録と時々小噺。

佐倉侑

日々の記録と時々小噺。

マガジン

  • 日記

    日常の記録を書き留めておくための場所。その日にあったこと、読んだ本、観た映画、訪れた場所、自分の言葉で文章として残せるように。 (できれば毎日更新したいですが、分からないので更新頻度は低めに設定しております。)

  • 旅の途中の拾い物

    感じたことや思ったことなど残したい話たち

  • 読書感想文(たまに映画)

    本や映画の感想記事のまとめです

  • がんばらない毎日ごはん日記

    レシピ本に載ってるような名前のある料理を毎日作るのは大変なので、煮て、焼いて、茹でて、蒸して、それだけの名前のない料理の日記

  • 果種と雑草

    高校生の果種ちゃんが日常のふとした瞬間、雑草に誘われ奇妙な空間に陥る短編集。

最近の記事

「寄り道」だの「迷子」だの書いたあとにシャッフルで最初に流れてきたのが『ハイブリッドレインボウ』だったりするので、シャッフルを信頼してしまう。うちのシャッフルは優秀です。音楽の力は偉大だ。

    • その「目的」も実は「手段」だったりする

      はっきりといつからかは覚えていませんが、数ヶ月前から日課がひとつ増えました。Instagramで石井ゆかりさんの星占いを見ることです。「占い」というと嫌厭する方もいらっしゃるでしょうし、好感を持たれている方もいらっしゃると思います。「占い」に対してのスタンスは人それぞれ。わたしは常日頃「占い」を意識して生きている人間ではありませんが、数年に一度「占いが気になる期」というものが訪れ、その時に必ず見るのが石井ゆかりさんの星占いでした。 石井ゆかりさんを知ったのは、高校生の時で、書

      • イベントの熱気は大好物です

        COMITIA150お疲れ様でした。 曇りの予報でしたし、最近は冬用のコートでもちょっと肌寒いくらいの日もありましたので、会場内人の熱気があるとはいえ出入り口開放されてるだろうし冷気が入ってくるだろうからと、コートを脱いでちょうどいいくらいになるように上下あったかインナーを仕込んで出かけたのですが……、想像以上に晴れ渡り、風も暖かく、そして何より人の熱気がものすごく……途中「ちょっと蒸されちゃうかも」と思うくらいに暑かったですね。持参した飲み物もホットでしたので、中からも外か

        • 本との出会いで「もや〜」は晴れ晴れ

          日々気になったこと、考えたこと、感じたことを書き出していかないと自分の中の"気"が滞るから『日記』を作ったのに、今週は全く手が付けられず、案の定気分が低迷。 そして、そういう時ほど「あぁ、書き出してないからだ」ということに気付けずに「もや〜」っとしたものを抱えながら過ごしてしまうんですよね。 今日も「もや〜」っとしたまま土曜日を迎え、明日はイベントで、明日用の本を無事に受け取れたというのに、なかなか浮上しない。このままイベントに臨むのは良くないなぁ…と思いながらも本を読んで

        • 「寄り道」だの「迷子」だの書いたあとにシャッフルで最初に流れてきたのが『ハイブリッドレインボウ』だったりするので、シャッフルを信頼してしまう。うちのシャッフルは優秀です。音楽の力は偉大だ。

        • その「目的」も実は「手段」だったりする

        • イベントの熱気は大好物です

        • 本との出会いで「もや〜」は晴れ晴れ

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          15本
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          12本
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          4本
        • だからわたしはライブに行くのだ
          2本

        記事

          ひと足お先に名刺が届きました!「かぐや」という名前の紙で作ってもらいました。月面のような加工が施してあってとてもかわいいです。紙だけでも見に来ていただきたい…!実物にはウォーターマークはありません。

          ひと足お先に名刺が届きました!「かぐや」という名前の紙で作ってもらいました。月面のような加工が施してあってとてもかわいいです。紙だけでも見に来ていただきたい…!実物にはウォーターマークはありません。

          COMITIA150・文学フリマ東京39お品書き

          イベント参加のお知らせ ①2024/11/17 Sun COMITIA150 東5 ま27b ②2024/12/1 Sun 文学フリマ東京39 西3.4 う-46 にてそれぞれスペースをいただきました…! サークル名は『ガラス玉の旅路』です。 持ち込み頒布物 ①新刊 『ガラス玉の旅路』 noteで投稿している「果種ちゃんシリーズSS」「がんばらない毎日ごはん日記」「旅の途中の拾い物」「日記」からいくつか抜粋して一冊にまとめました。弊コンテンツの紹介本のようなものです

          COMITIA150・文学フリマ東京39お品書き

          憧れの人ターシャの記念展

          ターシャ・テューダーとの出会いは、中学生の頃、書店に並んでいる『ターシャの庭』という本を見つけた時でした。その本の中では、ターシャが一人で色とりどりの花が咲く広大なお庭を作り、日々手を入れて、愛犬や愛鳥などと一緒に暮らしている写真と一緒に、ターシャが後世に伝えたい、芯の強さや優しさ、逞しさと好奇心を感じられる言葉がいくつも綴られていました。そこからは、「日々生きることをいかに楽しんでいるか」というターシャの人生観の魅力が伝わってきて、パラパラとページをめくりながら、最後のペー

          憧れの人ターシャの記念展

          『Little forest』感想

          地に足をつけて生きる、ということがずっとできなくて、どこか地面から少し浮いていて、心許ない様子のまま、どこにも根ざせずに生きてきた。 主人公も、どこか浮いている心地だったのかもしれない。 自分が生まれ育ち、母親と二人で生きてきた東北の山奥の集落。 ここで生きていくという覚悟もなく、一度街へ出てみたけれど、そこに居場所を見つけることもできず、結局生まれ育った、今はもう誰もいない家に、戻ってくるしかなかった。そこで一人、野菜を育て、肉を捌き、魚を釣り、山菜や山の実を摂り、自給自足

          『Little forest』感想

          なんかちょっとダメな日ってある

          欲しいチケットは手に入らなくて Liveは楽しそうに開催されてて 仕事はなんだかバタバタ忙しなくて 帰り際「うまいこと受け答えできなかったな」と思うことがあって なんとなく地面が傾いているよう、あぁ自分が傾いているんだ、と平衡感覚が失われたまま歩かなければいけなかったり 駅に着いてみたら電車が遅れていたり こんなに遅くなるならもう早く帰ろうとしなくていいか、と諦めて、乗り換え駅でパンを買おうと思ったら大行列になっていたり それも諦めてホームに降りた、乗り換え電車も遅れていて、

          なんかちょっとダメな日ってある

          移ろうもの とどまるもの

          三連休初日は雨なこともありお家でまったり。 本を読んだり映画を観たり。 気になっていた『マザーウォーター』が配信にあるのを見つけて、お気に入りリストに入れてから早数ヶ月。観る作品もタイミングというものがあるのだと思う。 数ヶ月放置していた割には今回はあっさりと再生ボタンを押せました。 「今出会うから、その対象といい関係を築ける」ということがあると思う。 原稿を終わらせて疲れ切った頭と身体と静かな雨の日というコンディション。 「しっぽり」心地良い時間を過ごすことができました。

          移ろうもの とどまるもの

          『ワンルームワンダーランド』感想

          ワンルームの中で、ひとりの生活と、その部屋にたどり着いた人生が語られていた。 人の生活を見るのが好きで、Xでも生活や生き方が見える人のポストをよく眺めている。着飾っている人も多いけど、着飾りすぎない、生の声が聴こえてくるような呟きが好きだ。その生活は、その人にとっては現実の一部。だけれど、受け手にとっては現実とフィクションが絶妙に混ざり合った、自分ではない誰かの日常。自分以外の人生/生活/日常を知ることは、小説や漫画や映画にも似ている。壮絶なアクションやホラー、サスペンスやフ

          『ワンルームワンダーランド』感想

          がんばらない毎日ごはん日記 10月

          10月某日 皮なしウィンナーをコロコロ焼く。お弁当のごはんの上に被るように並べておかずとごはんの間を埋める。ついでにトーストにコールスローとウィンナーを挟んで朝ごはんにした。 10月某日 マシュマロをいただいたのでココアに溶かして飲む。甘くてクリーミィでおいしい。 10月某日 最近お安いスーパーに行けてなくて、ずっとピーマンが高かったからなかなか買えなかったのだけど、ようやくちょっとマシな価格のピーマンと出会えた。ので、ずっと食べたかったピーマンの肉詰め。簡単でおい

          がんばらない毎日ごはん日記 10月

          間に合えと 必死に〆切 追いかける

          脱稿しました。久しぶりに〆切に追われる日々を過ごし、最後の方は23:30に寝て3:30に起きる生活。眠かった。先週の土日どちらも遊んでしまったからなんですけどね。"その日しかない"となると無理をしてしまう性分。なんとか脱稿できて安心し、体力回復のために今日はぐっすり寝てゆったり過ごす予定。 眠いなぁ…と思いながらぼんやり歩いておりましたら、ウミネコがしゅんっと飛んで来て、近くでゆっくり旋回して、しばらく風と遊ぶように、そこに留まりながら飛んでいて、少ししたらまたしゅんっとど

          間に合えと 必死に〆切 追いかける

          『ワンルームから宇宙をのぞく』感想

          静かに世の中に絶望している人だった。 絶望を「この世の終わり」として抱くのではなく、「常にあるもの」として並走しながら生きている。 全く同じではないだろうけれど、わたしもこの感覚で生きている。世の中この感覚を持っている人は多いのではないか、他にもいるのではないかと思う。 そして無気力のまま生きている人も多いのだろうと思うけれど、そのまま生き続けるのでは辛すぎるから、望遠鏡を覗いて宇宙の遠くの星を観るように希望を見つけて生きている。 この本はそういう絶望と希望の繰り返しを冷静

          『ワンルームから宇宙をのぞく』感想

          『ぼくが生きてる、ふたつの世界』感想

          「生まれる場所は選べない」 両親ともろう者の元に生まれた主人公にとって、それが分かりやすく「他の子と違う」ことだった。 偏見やいじめや悪気のない善意や興味に逢うたびに、「違うこと」に傷付いてしまう。 傷付くのは、母や家族への愛があるから。それを傷付けるものに傷付けられる。 それを次第に煩わしく思ってしまう。なんで「違う」んだと責めてしまう。そうしたい訳ではないのに。 両親が「ろう者」であること、自分が「コーダ」であること、それが分かりやすく「他と違う」ことであったけれど、こ

          『ぼくが生きてる、ふたつの世界』感想

          言葉に含まれる意味を考えたいと思う

          「エポック」という言葉を知ったのは『違国日記』で槙生ちゃんの友人の醍醐が、朝が槙生ちゃんのところに来てから初めて遊びに来た日の帰り際に、槙生ちゃんへ言ったセリフ を読んだ時だ。当時その言葉を知らなかった私は、すぐに意味を調べた。 と出てくる。当時は「変革の時」そういう意味合いだということを言いたいのかと解釈した。 しかし、今、『ベル・エポックー美しき時代ーパリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に』という展覧会を見つけ、「あの"エポック"はこの"エ

          言葉に含まれる意味を考えたいと思う