母はよく、幼い私の見ている前でリストカットをした。悲しいことがあったときや、虐待や性被害のトラウマがフラッシュバックしたとき、私になにか要求があるときなど。私は血だらけになった母の姿を見て一応慰めるけど、「大人になったら、私はぜったい誰にも優しくしたくない」とひそかに考えていた。
なんだかふと幼少期を思い出す。 自分の気持ちを言葉にできなかったあの頃、私は生きる事に一生懸命になっていた。"生きて幸せになる"っていう、なんともアバウトな目標だけ掲げて生きていた。 おかげで生きてこられた。 あなたには、生きる目標がありますか?