坂本 拓

精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」代表

坂本 拓

精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」代表

最近の記事

輝いてる?

こんにちは 昔から「羨ましい」という感情が強い坂本です。 小さい時、姉が誕生日プレゼントをもらったことに対し「○○(姉)だけずるい!」と駄々をこねました。僕の誕生日にはきちんとプレゼントを貰っているのに。 祖母が駄々をこねる僕に怒りながらも、結果的には僕も欲しいものを買って貰えました。その時の祖母の表情は怒っているような、どこか悲しいような表情をしていて、買ってもらった僕も素直に喜べはしませんでした。 分かりやすく「羨ましい」っていう感情が出る訳ではないです。 なん

    • 蓄積

      最近、恩師でもあり友人でもある方から「蓄積(された知識)でやってるけど、もっと勉強しなさい」と言われました。 「たしかに…」 なんとなく理解している事、誰かが言っていた事、浅い理解から勝手な想像で深そうに話したり。 なんとか上手くその場を凌いできた私としては、本質を見抜かれました。 本も読まず、研修にも参加せず、調べようともしない。 ちょっと触れただけで、なんとなく理解したと知ったふりをする。 キャリアも積んで、人前で話す事が多くなった今、蓄積だけでは誤魔化せなくなっ

      • ヤングケアラー…支えになったものは?

        どうも、坂本です。 noteは書こうと思ったら書けるけど、書こうと思うまでが大変ですね。 少しずつ下書きを増やして、少しずつ書き進めています。えらい! 今回は学生からのインタビューについて書いてみます。 2018年1月にこどもぴあを立ち上げて、色々な立場の方からインタビューを受けてきました。 新聞記者、テレビディレクター、支援者、研究者、院生・大学生・高校生・中学生、子どもの立場の方など。 それぞれがテーマや思いを持って話を伺いに来てくれます。 「精神疾患の親をもつ子

        • 気づけば新しい年

          最後の記事から4ヶ月…お久しぶりです。 今年もまた新年を迎えることができました。感謝。 noteを書く気になったので、書きます。 こどもぴあは1月21日で立ち上げから4年が経ちます。 5年目を迎えるのです。 もう新人じゃないのです。 仲間も増え、活動拠点も増え、関係機関にも大変協力してもらい、色々な方に支えてもらった4年でした。 2021年もたくさんの仲間と出会い、多くのことを語り合いました。 インタビューやコラム、講演会もたくさんやらせてもらいました。 み

        輝いてる?

          講師謝金・出演料とかお金の話

          あまり大ぴらには言っちゃいけないのかも知れませんが、 今回はこどもぴあ関連の活動で頂いたお金についての話です。 勿論お金の為に活動している訳ではありませんが、お金をいただくことは大切なことだと思っています。 費やしているものへの対価ボランティアで協力することも多々あります。 ですが、体験発表だけでもその準備等に時間も労力も費やしています。 私の場合、仕事(ソーシャルワーカー)とこどもぴあの活動は切り離している為、仕事以外の時間でしかこどもぴあの活動が出来ません。 講師やイ

          講師謝金・出演料とかお金の話

          自分の話し方を見つけた。

          人前で話をする機会が徐々に増えてきました。 …増えてきた訳ではないか。 こどもぴあの活動を初めてから、何度かお話する機会を頂くようになりました。 今日はそんな話をしてみる。 初めての体験発表始まりは、師匠でもあり友人でもある大切な大切な横山恵子先生の講演会の一部で、体験発表をしたことです。 20~30分くらいの時間をもらい、「精神疾患の親をもつ子どもの立場」として体験を話しました。 初めての体験発表は「ちゃんと喋れるかな…」「汗かいちゃわないかな…」「みんな聞いて

          自分の話し方を見つけた。

          「断って充電する」を選んだ

          久しぶりの投稿になります。 続けると言ったものの、数ヶ月投稿が出来ていませんでした。 夏休みだし久しぶりに投稿するかー!と途中まで書いても、結局完成までたどり着かず。 近況報告です。相変わらず「こどもぴあ」「ヤングケアラー」関連の活動を続けています。 厚労省ヤングケアラーPTによるヒアリング 成蹊大学のコミュニティ演習 日本財団ヒアリング 精神科訪問看護算定要件研修 新聞社、テレビ局からの取材 学生からのインタビュー 執筆・寄稿 こどもぴあの活動 そし

          「断って充電する」を選んだ

          「こどもぴあ」という居場所。

          今回も、である調である。 私の所属する「こどもぴあ」について、この記事で全てを書ける自信がない為、思いついたことだけをここに書き記す。 精神障害者家族会を知っているだろうか。 精神障害者家族会 (せいしんしょうがいしゃかぞくかい)とは、 精神障害者 のうち、 統合失調症 や 気分障害 などの患者の 家族 などでつくる相互扶助を目的とした障害者関連団体のことである。引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 まさにその通りである。 私の所属する、精神疾

          「こどもぴあ」という居場所。

          精神疾患を抱えた母との体験の一部。

          である調である。 そして、長いのである。 私の母親はうつ病を抱えている。 いわゆる精神障害者だ。 でも、その前に「私の母親」なのだ。 体験の欠片を文字にする。ある日、父と母の口論の末、母親がリストカットした場面と遭遇した。その時は何が起こっているのか頭の整理が出来ず、なんとか発せた「なんで?」という私の問いに「大丈夫」と満足のいかない答えが父から返ってきたことを憶えている。その後、サイレンを鳴らさず救急車が来てくれたこと、救急車の中で処置をしてすぐに帰ってきたことは薄っす

          精神疾患を抱えた母との体験の一部。

          初めの一歩を踏み出す

          はじめまして、坂本拓と申します。 精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」の代表を務めさせて頂いています。 また、ソーシャルワーカーとして働き始めて10年が経ちました。 こどもぴあは、精神障害者家族会や自助グループと言われるものですが、詳しくはまた次回以降に書き記したいと思っています。 この度、noteを始めてみることにしました。 何か1つのことを続けることを苦手としており、今までも色々なコミュニティに属してきましたがどれも長続きしませんでした。居心地が悪くなって

          初めの一歩を踏み出す