《母の日》複雑な親子関係と救ってくれた娘の言葉
こんばんは。初めましての方、初めまして。
リサと申します。
今回は、今更ですが母の日についてお話したいと思います。
『あなたにとって母親とはどんな存在ですか?』
母の日にXを見てまして、
「あなたにとって母親とはどんな存在ですか?」
というポストがありました。
そのポストにすごく考えさせられたところから始まった変化について、お話をしていこうと思います。
・感じた虚無感
出だしから申し訳ないのですが、私は母との間にいい思い出はないし、好きではありません。
極力関わりたくないとすら思っています。
だからなのか
「母親とはどんな存在か」
と問われた時に、私は何も思い浮かばなかったんです。
個人的に、それがすごく悲しいというか寂しいというか、私には親が存在はしていても、色んな物事は共有できない。
寂しい親子関係と分かってはいたのですが、改めて痛感した瞬間でもあり、なんだか自分は空っぽなのではないかと感じた瞬間でもありました。
・子供に教えられる
そんな時に、娘がなんの突拍子もなく泣きそうな顔で
「ママ、私の事産んでくれてありがとう。」
と言ってくれました。
本当に突然の事で私も驚いていたのですが
それが何より嬉しい言葉でした。
自分の親に産まれたことを感謝できない私に、この子はそんなふうに言ってくれるのか。
すごく不思議な感情と、5年しか生きていない我が子の率直な言葉は、私に別の想いを抱かせてくれました。
「そんなふうに言ってくれるのがすごく嬉しい。こちらこそ、産まれてきてくれてありがとう。」
私からもそう伝え、その言葉にすごく嬉しそうにしている彼女を見て、私も泣きそうになりました。
彼女が何を思って伝える事にしたのかは分かりません。
それでも私にとって、どんなプレゼントよりもその言葉が嬉しかったのを覚えています。
この時の娘の言葉は、私の心を救ってくれました。
・"感謝"という感情
もしかしたら、これを読んでいるあなたは
ちゃんと親に「産んでくれてありがとう」と思っている方かも知れません。それはすごく幸せで素敵な事だと思います。すごく大切な想いです。本当に大事にして、そして伝える事をしてほしいです。
悲しくも私は、結婚をしても子供を産んでもそうは思えませんでした。
"結果的にはいい方に人生は進んだけど、それとこれとは話が別"
なんていう、ある意味ひねくれた考えをずっと持っていました。
ですが、私の親をみているとつい考えてしまいます。
統合失調症になってこの人は、母の日やそれ以外の日常で救われた気持ちになった事があったのだろうか?
私も勿論辛かった。
でもきっとこの人も辛かったと思う。
そんな想いから、やっとそういった事に想いを向けれるようになりました。
そして何より
"産んでくれてありがとう"という娘の言葉を否定したくない。
本人には言いませんが、
"産んでくれた事くらいは感謝してもいいんじゃないか"
と、産まれて30年程経って初めて思えました。
・最後に
毒親家庭、親が精神疾患や障害を持っていたりすると、一部の人は素直に親に対して感謝の気持ちを持つことは難しいです。
ただ、無理して持つ必要はないと思います。
自分が満たされて初めてそこを改めて見てみたらいい。
そんな気持ちで、さり気なく自分の気持ちとそのうち向き合うくらいでいいのかもしれません。
ということで、今回は母の日に感じた虚無感と母親という立場になって感じた事を綴らせていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これを見てくれたあなたが、少しでもハッピーな日常を過ごせますように。
それではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?