求人においては、性別による偏見は存在すると思う。例えば、事務や接客は女性の方が向いているとか肉体労働や営業は男性の方が向いているとかである。私のように見た目でも実態でも体が弱い男性は、社会ではどのような居場所を見出せばいいのだろうか。男女という分け方が少しでも減ることが望ましい。

私の人生はある意味、新卒での就職を逃している時点で終わっていて、そこから挽回するには相当なエネルギーやコネが必要なのではと思う。大学生で経験した就活では、男子としては体が弱いことで印象は悪かったし、茶番劇のような仕組みに入る余地はなかった。国内の社会における構造自体が問題だろう。

もし女性に生まれていれば、今のようなしょぼい人生ではなかったのだろう。人生が何倍も楽しい内容になっていた。私が考える女性の利点は、人前でいろいろな髪型を楽しめることや体が弱い者でも社会では違和感なく受け入れられることだ。胸が大きくなる女性の体が羨ましい。多分堂々と存在できる筈だ。

私が芸術の面やデザインの点で高く評価されていれば、今は高収入を得られる人生になっているのだろうか。私が事業として営みたいと考える農業は体力が重要になるので、生まれつき体が弱い私にとっては不利である。しかし、社会に出て最も長く続いた仕事になっている。自分に適合した生き方を究めたい。

私は男ってだけで事務職に就けない。就活の際の限られた選択肢の中で、肉体面では事務職のみができそうな仕事だった。しかし、事務は大抵は女性が対象で、男性は外回りや肉体労働ばかり求められる。私みたいに体が弱いと入る余地はない。また、なぜか働くことを考えると何かおかしいことが起きる。

私は今まで貧乏くじばかり引かされてきた。親には虐待されたし、生まれつきの特徴が原因で集団行動に馴染めなかったし、体が弱いことでいじめに遭ったし、ガリガリ勉強ばかりさせられたのに高校入試に失敗したし、タイミングが悪かったために新卒での就職は壊滅だった。現状は、自力での浮揚は難しい。