桜流しの大雨、いよいよ講義が始まって、ふつふつと静かに燃えている感じ。新しい知識にも、誰かの思想を浴びせられるのにも、わくわくする。そうして自分の脳があれこれと思考を始めるのもいい。できれば、脳がぐるんとなるような、そういう目からウロコな思考をたくさん経験したい。リミット1年。
なんにもない4月1日の過ごし方がわからない。いつもどおりなら今頃、新年度の奇妙なアンバランスさの上に成り立つ職場で、「今年度も結局、何にも変わらないな」って軽めの絶望と想定内の諦めを味わっているはずだ。実際は「学生」という身分の贅沢さを噛み締めている。控え目に言って、最高。
「可視化」すること。言外に含ませたり、背景に滲ませたり、遠回しに表現したりなどして(あるいは無意識的に含ませたり滲ませたり婉曲してしまったりなどして)形成されたヒドゥンメッセージが、時として明確な表出よりもはっきりとみえるようにしてしまう。隠したってみえる。みえないものもみえる。
テレビからニュースを流しながら、膝の上で丸くなる猫を撫でる左手、スマホをいじる右手。花見日和のお天気のなか、この1週間のうちにほとほと人に疲れてしまって、出かける気なんかおきない。片割れみたいなひとと、可愛いねこと、うららかなサンルームでのんびりすると決めてる。極上の土曜日。
人見知りである。関係構築が苦手である。1人は平気である。だから随分前に「友人をつくろう!」という意志をもって振る舞うことをやめた。そんなことをしたら空回って1人反省会を繰り返すだけだと嫌というほど学んだから。無理のない範囲で、必要最低限で、いざというときは頑張れる自分でよかった。
チョコチップスコーンておいしいよなあ、と思いながらそれを食べるランチどき。今日のお昼はあんドーナツとチョコチップスコーン。エネルギー補給のために、好きなものだけ食べる。栄養だのなんだのを気にしないわけではないけれど、こうも緊張の連続だと食べる行為そのものを避けてしまいがちなので。
自分が車中にいるまま洗車される、というのが好き。ぐらぐら揺れたり、ガラスが泡まみれになったりすると「洗われてるー!」とテンションが上がる。されるがままの車を、スマホをいじりながら内側から眺め体感するこの異空間さが、たまらない。洗車機手前で下部洗浄するタイプの大雑把な感じもいい。
うっとりするネイル。お気に入りのアクセサリー。いつもの指輪。とっておきの洋服。最高の靴。嬉しいお祝いメッセージ。完全武装で臨む始まりの日。ETCカードがいつもの場所になくて焦ったけど、どうということもなく余裕綽々で間に合った。1年間の学生生活の初日としては上々かと。はあ緊張する。
「桜って散るんだな」と感じ入った朝。高速道路のインターを降りてすぐの交差点、信号を待つ間に小ぶりの桜の街路樹を見ていたら、ひらひらと花びらを散らした。風は無かった。咲き切ったんだな、とおもった。木や枝は離れていく花びらに見向きもせず、花びら側も未練もなさそうだった。春だった。
ちょっと、一言。これから死にたい人へ。自殺って、もしもあなたがしたら、あなたが何も無い世界に行くかもしれんけど、あなたの家族や友人達の心に猛烈な心の暴力装置みたいな傷などを残す事になるよ。って言う事は言っておくよ。死にたいのも逃げたいのもあるけど、そういう時には寝ようね!
3月、餞に頂いた。ニョロニョロを探して写真を撮ったら、まだ袋の中にいるそいつもこちらを見ていた。可愛い。スナフキンの頰杖、可愛い。角砂糖でジャグリングするミィ、可愛い。実はスナフキンの向こうでムーミンが上目に商品名を見ながら食事をしている。可愛い。箱推し。愛故に美味しく食べる。