寒い時こそ身も凍える話を… 2巻のあとがきに、「私の感じていたいろいろな怒りを詰め込んだ話」とあります。ヤマシタ作品の人物では、「実はいい人でしたー」とか、あまり見ない。まるで実録のように、それぞれがイヤな感情や不甲斐ないところ、惨めでやるせないところを具に現す。たまらない…