僕の心の色が、見えたのかな? なんて。 君と僕の見る色は、きっと違うから。 君の作ったハートはきっと、僕の想う色とは違うんだ。
零れないように。前を向いた。 一面の灰色に、大きな七色。 『あぁ、どうして?』 僕はいつだって、夢ばかり見ているんだ。
人と比べるのもキライだし、人と同じ事をするのも苦手だけど。 『僕もあの子みたいに出来たら、凍りつく前に抱き締めて貰えるのかな?』なんて。 いつだって「まいにち」に耳を塞ごうとする僕は、まだ夢見ることも許されないんだ。
熱が、通り過ぎていく。 「ナニカ」のせいにできたら、どれだけ楽だろう。 「前を向け。」 「ダレカ」の透き通った瞳が、燃えるような心が。そう、言った気がした。
曲がったピンクのスプーンに、零さないようにと「愛」を乗せた。 跳ね返されたソレが、僕を傷付けたとしても。 拾い上げ「今度は何を乗せてみようか?」と。 きっと、ずっと。 投げ捨てたりなんか、しない。