本日より4日間のレゴ®︎シリアスプレイ®︎の新プログラム研究会。前半の2日間は企業戦略を考えるためのプログラムの改良バージョンなのだが、進行を考えてきた方の工夫が随所に溢れていて面白い。私自身が今後のテーマとしたいと考えている新事業や製品サービス創出にも非常に参考になる。
事業が安定した組織であれば環境変化への対応が問題になるが、事業の形が決まっていない組織であれば環境は変化ではなく発見(創造する)ものとなる。環境構築のステップを可視化し、その障害を誰とどう乗り切るかを議論していく流れになる。出来事もその文脈でプレイしなければならないだろう。
自分と環境のリアルタイム(今ここ)の認識は、何が大事なのか、これから何を目指すのかを明らかにする基盤となる。変化は突発的なものと、リアルタイムな自分や環境に内在された傾向が時間と共に積み重なって起こるものがある。未来に備えるには、両者の変化を確認して備える必要がある。
人間いつ斃れるかわからないことを改めて突きつけられる。お互いにこれが最後かもしれないという気持ちを持ちながらワークショップも含め、あらゆることに当たりたい。そのような気持ちがマインドフルネスの基盤となり、良いプログラム設計、良いファシリテーションになるのだろう。
SGP(シンプルな判断指針)は目の前の環境変化に対して組織の独自性(含むありたい姿)をつなぎ合わせ、行動判断という形へと統合する機能をもつ。これはチクセントミハイの幸福の2つの柱(差異性と統合性の両立)とも符合している。ということは、SGPはフローへの道標になるともいえそうだ。
SGP(シンプルな行動指針)がその組織に特有のものなので、ファシリテーターはその組織の独自性であるアイデンティティを掴んでSGPとの関係をつかんでおかねばならない。SGPがあるべき姿に到達するためにあるので、ファシリテーターはあるべき姿とSGPとの関係も把握しておかねばならない。