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Age of Empires III (AoE3) / エイジオブエンパイア III オランダプレイメモ

マイクロソフト社のPCゲームです。16~18世紀の戦いかたをゲームで体験できます。このウェブサイトの主旨上、オランダについて記載しています。

オランダのホームタウンです。


こちらDEの公式トレイラー。

概要

※ 管理人はあくまでオンライン対戦無しの初心者プレイヤーです。以下は旧作時点でのレビュー。このウェブサイトの主旨上、オランダについて記載しています。

ジャンルはRTS(リアルタイムストラテジー)。要は、文明をひとつ選んで、発展させて、よその文明に攻め込んで殲滅するという、なんだかアメリカっぽい(?)ゲームです。

各文明の指導者は下記のとおり。時代から何からバラバラですが、ここはオランダを選んで、スペインやポルトガルを一掃したいところです! 「コンプリートコレクション」(パッケージ版旧作)には、本体と2種類の拡張パックの計3枚が含まれています。拡張パックまで全てインストールすると、文明に「日本」も加わります。

  1. イギリス エリザベス一世

  2. フランス ナポレオン

  3. ポルトガル エンリケ航海王子

  4. オランダ ナッサウ伯マウリッツ

  5. ロシア イワン雷帝

  6. ドイツ フリードリヒ大王

  7. オスマン帝国 スレイマン一世

  8. アステカ(拡張版:ザ ウォーチーフ) ハイアワサ

  9. イロコイ(拡張版:ザ ウォーチーフ) ゴール

  10. スー(拡張版:ザ ウォーチーフ) クアウテモク

  11. 日本(拡張版:アジアの覇王) 徳川家康

  12. 中国(拡張版:アジアの覇王) 康熙帝

  13. インド(拡張版:アジアの覇王) アクバル大帝

しかしここで、オランダの指導者として、明らかに歴史上有名なウィレム一世ではなくマウリッツを持ってきたあたり、やっぱりアメリカって軍事史の盛んな国ですね。(とはいえ、開発段階ではウィレムだったぽいです。ゲームアプリケーション内のファイル名が、mauriceではなくwilliamになってるのがあったりします)。

ヘルプ画面の「歴史」の項目には、各国の歴史や人物の説明も載っています。トリビアめいた記述もあり、けっこう詳細です。

オランダプレイメモ

当然ながら、管理人はホームタウン「オランダ」(指導者ナッサウ伯マウリッツ)メインのプレイヤーです。チームカラーはもちろんオレンジ

ひとりでコンピュータ相手に遊ぶ際も、「シングルプレイ」ではなく「マルチプレイ」(LAN)を選ぶと、同盟者や敵としてもオランダを選べるので、オランダでありながらオランダと戦えます。終わった後の結果画面で、コンピュータのオランダの戦い方と自分の戦い方を比較できるので、「マルチプレイ」がオススメです。ゲーム中、同盟者や敵の指導者はランダムで話しかけてきますが、自分がオランダの場合でも、マルチプレイならオランダの指導者マウリッツに話しかけてもらうことも可能です。マウリッツは意外にも(?)比較的素性の良い喋り方をしますが、敵にした場合の嫌味はクレバーな感じが良く出ていて腹立ちますね。また、なぜか敵の探索者に寛容で、自国の探索者に非常に手厳しいです。

オランダの特色は以下のとおり。金や銀行関係が充実しているのがいちばんの特徴です。(「拡張版」は「アジアの覇王」までインストールした場合です。)

  • 「入植者」(一般人) 作成には食料ではなく金を使う。また、オランダでは最大50までしか入植者を作れない。 → 逆にいえば、残りの150をすべて軍隊に回せるということ。重カノン砲など、コストの高い砲兵をたくさんつくることができます。

  • 「ロイテル」 オランダに独自の騎兵ユニット。いわゆる「ピストル騎兵」です。人口コスト1、作成コストも比較的低く、カードで一度に最大17人呼ぶことも可能。近接するとやられやすく、「インペリアル騎銃兵」にまでグレードアップしたいですが、使い勝手はまあまあ良いです。

  • 「銀行」 「銀行」は自動的に金を生成するオランダ独自のユニット。オランダは他文明より金を多く使うので必須! 建設コストが高いのでとくに序盤は建てるのがたいへんです。デフォルトで4つ作成可能。「アムステルダム銀行」「ロッテルダム銀行」カードを使ったり、教会で「コーヒー貿易」をおこなったり、時代Vの「議事堂」で研究をすると、作成上限数が10まで増えます。とりあえず6あれば充分な気もします。ホームタウン「日本」の領事館でオランダと通商した場合のみ、日本でも1つだけ建設できます。

  • 「使節」 オランダ独自ユニット。最初から1人いる。マップ内を走り回る以外ほとんど何も出来ない。超序盤にはありがたい。管理人は、勝手に「オルデンバルネフェルト」と呼んでます。

  • 「矛槍兵」 「ナッサウ伯の軍事教練」(アップグレード)すると、「ナッサウ矛槍兵」、さらに「インペリアルナッサウ」になる。 → このように、いちいち用語がその文明に即しています。(「インペリアルナッサウ」って字面は微妙に意味不明ですが…)

  • 「スタットハウダー」カード 「スタットハウダー」は2種類あります。こちらはカード。探索者の戦闘力がアップし、町の中心のコストが下がります。相棒の犬(死なない)ももらえます。まず使いません。

  • 「スタットハウダー」 「宗教の自由」カード(教会のアップグレード)を用いて、「スタットハウダー」(強力なマスケット銃兵)が一度だけ呼べる。なぜか30人もいる。文字通り切り札なので、使いどころが重要です。金2000が必要。

  • 「ワードゲルダー」 「宗教の自由」カード(教会のアップグレード)を用いて、「ワードゲルダー」(傭兵の「ストラディオット」と同じ)5人が一度だけ呼べる。連邦共和国期、都市が独自に召集できた「市民兵 waardgelders」のことです。ネタがマニアック! 金1000が必要。オランダの教会で「ワードゲルダー」を出した後のみ、酒場の「ストラディオット」が「ワードゲルダー」に変わります。

  • 「コーヒー貿易」 「宗教の自由」カード(教会のアップグレード)を用いた後、「コーヒー貿易」で、銀行の最大建設可能数が2増える。が、兵士の移動速度が10%遅くなってしまう。コーヒーと兵士が遅くなる因果関係は全く不明。体感としては兵士のダウングレードはそれほどは感じません。毎回ではありませんが、金がいつも以上に必要な局面では使うこともあります。

  • 「チューリップ投機」カード 「銀行」の金の生成量が増える。ほかにやることがなければ使う程度のカードですが、カード自体の柄はカワイイ。

  • 「オランダ東インド会社」カード 「銀行」作成のコストが下がります。建設コストが高いので、序盤やたくさん建てたいときは重宝します。

  • 「フライト船」 オランダ独自の船ユニット。他文明の「ガリオン船」にあたる。オランダは海洋国家らしく、船カード・私掠船カードは種類も数も豊富です。

  • 「銀行車」カード(拡張版) 「銀行」が無償で1つ建てられます。これも序盤に便利! ただし、ホームタウンレベル40が必要。

  • 「トロンプ提督」カード(拡張版) 確かフリゲート艦のアップグレードだったか…使いません。

  • 「領事館」(拡張版) ホームタウン「日本」でプレイした場合のみ、オランダと通商することができます。「輸出ポイント」を使用して、教会・銀行・武器庫をそれぞれ1つずつ建てたり、「スタットハウダー」や「ロイテル」などの援軍を呼んだりすることができます。日本は資源が貯まりやすいので、時代Vになったら輸出ポイントを+10%にしても問題なし。戦闘が長引けば、オランダ本国でプレイするときよりもたくさんのスタットハウダーを呼ぶことも可能です。

  • 「革命」 Vの時代に入らずに「革命」を選択すると、革命状態となります。オランダの場合は、革命をすると旗がアメリカ国旗になります。入植者はすべて民兵となって資源の収集が行えなくなり、革命をした時点で持っていてた資源が尽きれば、軍事ユニットを作成できなくなります。ホームタウンからの物資も止まるので、経験値がたまっても、民兵やガトリンク砲(どちらもあまり強くない)など、特殊なカード4種類しか使えなくなってしまいます。ただ、革命前に銀行を多めに建てておいたうえでチューリップ投機などしておけば、金が自動でじゃんじゃん貯まっていくので、酒場で傭兵ユニットを呼び続けることが可能。また、工場を2つ建てておいてカノン砲を出し続けるという手も良いでしょう。

  • 「イェーガー」(傭兵) 酒場で作成できる傭兵のひとつ。ヘッセンイェーガー。ヘッセンって昔からナッサウとお隣同士で仲悪いんですよね。インペリアルナッサウとヘッセンイェーガーで軍隊をつくると、呉越同舟みたいでいい感じ。

オランダは、はっきりいって序盤は最弱です。序盤から中盤はとにかく内政を充実させて、スカーミッシャーや防壁・前哨で敵のラッシュを撃退しつつ、後半に砲兵メインの強力な大型軍隊で一気に攻めるという戦法が一般的かと思います。翻って、敵のオランダを終盤まで放置しておくと、とんでもないことになります。

個人的には、前作『Age of Empires』の頃から、どちらかというと攻撃型ではなく防御型、かつ砲を多用する文明を好む傾向があるので(エジプトとフェニキア使いでした)、完全防御型のオランダの特性は案外好みです。身内贔屓もありますが、ほかの文明も試してみた中で、やっぱりオランダがいちばんやりやすいです。余裕があれば「防壁」を、ズヴォレやナールデンのように、キレイな星型砦のかたちに作ったりもします!

なお、入植者や兵士などを選択するとその国の言葉で返事します。オランダなら、

「Ik ga!」「Ten Oorlog!」「Aanvallen!」

…とかです。(フランスの、「ボンジュ~ル」「トレビア~ン」はちょっと笑えます)。


入手方法

パッケージ版

マイクロソフト
プラットフォーム:  Windows
メディア: CD-ROM
発売日: 2009年11月26日(コンプリート コレクション)
定価: 9870円

パッケージ版は既に製造中止、中古のみの販売になっているはずです。

日本語版なので、シングルプレイ時は各国指導者の台詞が日本人声優による日本語で楽しめます。全員高飛車かつそれっぽい感じで個性が出ていて非常に良い。そのために敢えてパッケージ版でプレイすることが多いです。

ディフィニティブ エディション

完全リマスター版として、2020年10月15日発売。ディフィニティブ エディション、「DE」と表記します。ダウンロード版のみで、2000円前後で購入できます(販売元や為替による変動可能性あり)。

エイジ オブ エンパイア Ⅲ 公式サイト(Xbox) 

細かい改良事項はたくさんありますが、大きなところでは新しい文明として「スウェーデン」「インカ」が使えるようになったこと、レベル40まで挙げなくても全てのカードが最初から使えるようになったことです。シングルプレイ時の各国指導者の台詞が英語のままなのは残念ですが、表示される言語は日本語も選べるので、旧版とあまり違和感なく遊べます。

なおしばらく見ないうちに文明が追加されていました。2024年1月現在で4つです。月額購入の場合は同梱、それ以外の場合は追加購入になります。

  • Knights of the Mediterranean

  • Mexico Civilization

  • The African Royals

  • United States Civilization

ファンサイトキット

このページの画像はファンサイトキットに含まれる画像を使用しています。現在でもこちらからダウンロードできるようです。

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