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EMDR体験記~Part2~

こんにちは、CPTSD(複雑性PTSD)と解離症の悪化によりEMDRを受けることになった芸術家になりたい現在大学休学中&精神疾患拗らせ中(発達障害、CPTSD、解離症、摂食障害、アルコール乱用等々)のHarunaです。
私が何故EMDRを受ける事になったのか、その詳細と体験記Part1は過去の記事に書きました。是非併せてご覧ください。

このEMDR体験記シリーズはあくまで私個人の体験日記となっております。治療の進行速度や感じ方はそれぞれだと思います。あくまで参考程度にご覧下さいませ。

Part2

さて、先日2回目のEMDRのカウンセリングが終了した。結末から言うと、今回も眼球運動はせずに私の過去についてのカウンセリングをして終了の時間となった。後半でEMDRの8段階と言うものを(今更ながら)について説明すると共に、今回のカウンセリングではどのようなことを話したのかについて触れてゆく。

2回目の流れ

病院に入り、いつも通りな感じの問診に入った。先週もだが、私は現在薬の調整中である(今回は頓服の内容が変わったよ)。薬について少し話し、その後先週の続きが始まった。先週は私のトラウマ時期に触れるか触れないかあたりで時間が来て終了した。少し覚悟していたが、今回はトラウマ時期について話す事になった。

カウンセリング内容

上記にも載せた以前私が書いた記事、『EMDRってなんぞや?』を読んでくれた方なら私のトラウマ時期についていつ頃なのか、何故今になり治療を受ける事になったのか等はある程度理解してくれているだろう。読んでいない方の為に私のトラウマに関することをサラッと説明する。私のトラウマ時期は小学4年生〜不登校になった中学3年生迄の期間であり、小学4年生の頃は幼少からの習い事(クラシックバレエ)と外道顧問による鬼ブラック部活(言葉遣い悪くてすみません。)の掛け持ちをしており、そこからストレスにより自傷行為をするようになっていたりその他心身にも様々な不調が出てきた。その部活の顧問があまりに体罰や罵声が酷く、フラッシュバックなどはこの頃の記憶が強く出てくる。

今回のカウンセリングで聞かれたことはこのストレスフル真っ只中の時期であった。

  • 幼少からやっていた習い事のクラシックバレエについて

  • なぜ部活動に入部したのか

  • 部活動の残っている記憶について

  • よくフラッシュバックする出来事や当時の状況

  • クラシックバレエを辞める事になった頃の心境

etc.
私にとっては中々口に出来なかった押し込めていた記憶に触れ話したので、今回のカウンセリングは非常に苦しく辛かった。

またもや眼球運動無し、だが

トラウマ時期の流れをざっくり話せたところで今回の診療終了の時間になった。今回も話すだけ話してEMDRのメインである眼球運動はせず終わった。眼球運動はしなかったが、他人にここまで詳細に押し込めていた時期や当時の感情について言葉で伝えたのは初めてで、とても疲労感を感じた。カウンセリング中は過呼吸にはならずに話せたが、あまりに辛く、終了しお会計後が終わってからも1、2時間くらいは動悸と震えが中々収まらず苦しかった。お会計の前に少し休んでから病院を出て良いと言われたので少しだけ横にならせて貰った。私は普段から頓服の薬を持ち歩いているので看護師さんらしき人にお水を頂き速やかに摂取した。笑助かりました。

EMDRの8段階とは?

2回目のカウンセリングが終了した今になりEMDRの8段階と言うものを思い出した。詳細を書いていたサイトがあったので丸ごと引用させて頂く。

それでは、EMDRのやり方についてご紹介します。EMDRの8段階と呼ばれる標準的なやり方がありますので、これをもとにお伝えしていきたいと思います。

第1段階
まずは、クライアントとセラピストの話し合いの中で情報を整理し、治療計画の立案を行います。セラピストは、問題の成り立ちについての仮説を立てたり、ターゲットとするトラウマ記憶を特定していきます。
第2段階
EMDRの概要や効果などについてセラピストから説明し、同意を得ていきます。また、実施中にフラッシュバックやパニックが生じた際の対処法などについても説明を行います。
第3段階
ここでは、ターゲットとして設定しているトラウマ記憶に対する、クライエントの否定的な認知や肯定的な認知を同定していきます。肯定的な認知とは、クライアントがトラウマ経験に対してどのような意味づけを行えるようになりたいか、といったことを示します。
第4段階
ターゲットとしているトラウマ記憶や否定的な認知を思い浮かべながら、セラピストの指を追従してもらいます。標準的には24往復を1セットとし、繰り返し行う中で脱感作していきます。
第5段階
ここでは記憶の再処理を行なっていくわけですが、セラピストの指の追従による眼球運動を続けつつ、ターゲットになっているトラウマ記憶に関する肯定的な認知を思い浮かべていきます。
第6段階
ターゲットとなっているトラウマ記憶と肯定的認知を思い浮かべつつ、ボディスキャンを行なっていきます。不快感情が残っていれば、それをターゲットに脱感作と再処理を繰り返していきます。
第7段階
セラピストは、クライエントの感情が安定していることを確認したうえで、セッションを終了します。
第8段階
次回のセッションにて、前回ターゲットとしていたトラウマ記憶の不快感が消失しているかを確認します。消失しているようであれば、更に次のターゲットとなるトラウマ記憶を同定し、第3段階から第7段階までのプロセス、つまり脱感作と再処理を繰り返していきます。

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この段階でいくと、今の私はまだ第一段階の治療計画の立案段階なのでは?と思う。きっとそうだ。
初っ端から眼球運動をするのかといった間違った不安に駆られていた前回の記事執筆中の私とこの8段階と言う存在を見落としたまま2回目のカウンセリングに挑んだ過去の私が急に小っ恥ずかしく思えてきた。
落ち着いて考えるとまあ急にトラウマ思い出させて眼球運動に入るなんて事は無いはずなのだが、聞きなれないEMDR、と言う療法、また眼球運動という不思議な言葉のせいで随分と早とちりしていたようだ。笑

次回に備え

そうだ。この8段階で進んでいくのだとすると、次回もきっと私の過去話をするのだ。現在に至るまでざっと人生の総復習をするのであろう。
トラウマ時期真っ只中の話は今回のカウンセリングで話したので、次回以降の過去の掘り起こしは今回よりはマシに楽に話せるだろうと予想している。備えることでもないとは思うが、次回話すであろう中学時代以降にも思い出せない記憶の部分がある。そこを少し思い出せるようにリラックスして今週は過ごそう。今回の疲労も回復してあげなければ…。


最後まで見てくれた方ありがと〜!今回はマジ苦しくて辛かった(語彙力)!実は記事執筆時(今)はEMDR2回目から数日経っているのですが、受けた日以降ずっと調子が変で苦しい。深めにトラウマ時期に触れたからか、離人感や現実にいると言う感覚の部分が悪化?しているのかなと思う。
今更になってEMDRの8段階についてちゃんと知ったから、次回以降は何があるのか分からないが故の変な緊張はせずに済みそう、笑。
こんなたらたらとした日記を見てくれてありがとう!次回以降も受けたら体験記更新するね!頑張るね〜!
あと、少しでも参考になったら♡とfollow是非お願いします!

以上。
Haruna.

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