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EMDR体験記〜Part20,21〜高校時代の性が絡んだトラウマとその処理

こんにちは、CPTSD(複雑性PTSD)と解離症の悪化によりEMDRを受けることになった芸術家になりたい現在大学休学中&精神疾患拗らせ中(発達障害、CPTSD、解離症、摂食障害、アルコール乱用等々)のHarunaです。

私が何故EMDRを受ける事になったのか、その詳細と体験記Part1~は過去に書いた記事があり、マガジンにまとめております。是非併せてご覧ください。


 Part20,21 高校時代の記憶

なんとトラウマ処理五つ目(多っ!)

前回、本命トラウマ(小学生の頃の部活の記憶等)を処理した訳だが、その後更に主治医とカウンセリングを続けて記憶を掘り出してみたところ、何やら高校時代にも突っかかる記憶がありそうだということになった。
それが今回のターゲット。
今までの記憶に比べると威力の弱いトラウマだが、私の人間不信感や劣等感に大きく関与しているであろう記憶だということで此奴も処理しておこうと言われた。


記憶の詳細

さあ詳細について話そうか。
先に言っておくと少ーしだが性的な話が入るのでもし苦手な方はカムバックしてくれよな!!


当時:高校一年生
季節:冬
メンタル:中三は不登校だった為、全日制高校へ進学するという決断は大きいもので進学早々から垢抜ける努力やコミュニケーション下手を直そうと必死な生活で常時疲弊気味なメンタルだった。

そんな私が当時感じていた事。
『処女であることの焦燥感』

「処女って重いよね。芋臭いってか早いうちに適当に捨てた方が楽だよ。」

とある陽キャビッチが言っていた言葉が刺さってしまって、その言葉から処女というものが非常に重い存在なのではないかと考えるようになってしまった。結果劣等感に繋がってしまった。

私=処女(当時)=重い=芋臭い=劣っている=劣等感の悪化
→早々に捨てなければ!

という拗れた思想が出来上がってしまった。
当時の私はそのくらい、
周囲に適応しなければいけない、早く垢抜けなければいけない、今の私を変えなければいけない、努力しなければいけない
と焦っていたのだ。

今までのEMDR体験記を順に読んでいただくと何故私がこんなにも白黒思考が強く自分を苦しめる思考回路が出来上がってしまっているのか理解できるだろう。

端折って簡単に説明すると、
・小学3年生頃からの祖母の介護と母の不仲。喧嘩の様子がトラウマになり無意識に感情を抑圧するようになった
・小学4年生になりブラック部活による体罰、罵声のトラウマと部活内の揉め事のトラウマから更に感情を抑圧するようになり、基本的に他人を信じれないような性格になってしまった。幼少から続けていた習い事も結果挫折し辞めることとなった事から自信の喪失もした。
・中学2年生頃、介護をしていた祖母が私の家で自死をした。今後は母と喧嘩する様子をみなくてもいいという安心感(?)と、祖母が選んだ自死という形に納得出来ずモヤモヤし、考え込むような性格になった。
・中学3年生になり抑鬱状態が悪化してベッドから出れなくなり不登校になる。不登校後半、数回にわたる家族会議の末、全日制の高校へひとまず進学してみる事が決まる。

こんな感じだな。

度重なるストレスから拗れた性格に成長してしまった。
今思うと発達障害の影響もあるのだろうと思う。

上記の図式が生まれるのも納得できるだろう。


そんなこんなで当時の私は適当にさっさと処女を捨てようと決めた。
そう決めた頃、丁度有名(?)なヤリチンにしつこく迫られていた。

当時の私ったら極端な思考をしていたものだから、
「此奴と適当に捨てろって事なんじゃ、、?!!」
と思考した。

必死に焦っていてどうしようもなく馬鹿だった私はそのまま流されて処女を捨てた。

捨てた事自体はトラウマにはなっていない。

ここからが心に染みついた記憶。


捨ててみた事もいい経験ではなかった。
がそれよりも辛く思ったこと。
それはクラスメイトや友達(?)から注がれた視線やヒソヒソ言われた事。

彼が私と性交渉したと色んな人にバラしたようだ。そこから噂が広まり、私は何かとヒソヒソ言われるようになった。

「本当にやったの?」
「あいつとやったってマジ?」

中には直接聞きに来る人もいた。

みんな蔑むような汚れなものを見るような、そんな目つきをしていた。
そう感じた。


ああ、私は汚れたのだろうか。
劣等感をなんとかしたくて考え抜いて捨ててみたものの逆に劣等感が悪化しているではないか。
何故私は自分の体を大切に出来なかったのだろうか。
何故関係のない彼らまでそんな目で私のことを見るのだろうか。噂するのだろうか。

教室の端に私一人いた。先日まで仲良くしていたクラスメイトも遠目でヒソヒソ言っていた。

この時の絶望感というか悲しみのような一連の感情が心に影をさしていたようだ。


記憶の処理後

処理をする前までは劣等感や私は汚れてるんだという意識、羞恥心や自分を大切に出来なかった自分への呆れる感情が心に棲みついていた。
事あるごとにフラッシュバックしては劣等感に拍車を掛けていた。

処理後の今は、
『色んな過去があった上で当時の私は当時の私で周囲に適応しようと、生きぬこうと、自分をなんとかしてあげようと必死だったんだな。』
『安易に捨てた事は変えられないけど、だからと言って周囲にとやかく言われる筋合いは無い。これからは安易に自分を粗末にしたく無いし、無関係の周囲に何か言われようと気にする必要ないじゃん』
と過去として納得できるようになった。
良い意味で、しょうがないじゃんと心から吹っ切れるような気持ちになれた。


何がトラウマになるかはその時の睡眠や健康バランス、抱えているストレスなどによって変化するそうだ。
この記事を読んでくださった方の中にはもしかしたらこの程度の記憶、出来事なら私もあるわ、とか私の方がもっと色んな事があったもん、と思われる方もいるかも知れない。
人それぞれ色々な過去を抱え、傷を負い、また誰かを傷つけて成長してきたのだと思う。もしトラウマやフラッシュバックに悩んでいるなら専門家に相談してみるのも良い事だと思う。一人で抱える必要ないんだからね。信頼できる大人も世の中には存在するよ。
人間不信が強かった私が「信頼できる大人も世の中には存在する」なんて言葉言える日が来るとは思っていなかったな。

記憶って不思議ー!w


最後まで見てくださった方ありがとうございます!
次回以降も受けたら体験記更新するね!通院来週も頑張ります!泣
少しでも参考になったら♡とfollow是非お願いします!

(記事投稿されている方やシンパシーを感じた方は積極的にフォローバックさせて頂きます!)

以上。
Haruna.


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