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文学スナックママ
2019年10月4日 16:59
とても良い、と貸してもらった富岡多恵子の短編集「遠い空」異形のものに対する畏れと憧憬が犯罪や性を通して生々しく淡々と描かれているが内容は過激であるのに誰しもの背面にぴたりと寄り添うような恐ろしい親密さを感じる見たことはないがいつも背面に感じている不快や醜悪の姿を見せられた気がする一気に読了して、あまりにすごくて、富岡多恵子をもう一度調べてしまったそうだ、借りる前にこの本の話をしていた
2019年8月26日 19:03
1年ほど前に主人公の夕子が私に似ていると言われてからずっと気になっていた水上勉「五番町夕霧楼」をこのお盆休みにようやく読みました1950年に実際にあった金閣寺放火事件を題材にした小説です廓物にも関わらず登場人物はみな情に厚く、悲しい物語ながらも水上の人間に対するあたたかい視点で切なく心に沁みる物語が展開されていきます(夕子が私に似ているのはある点に於いてでした)勢い同じ事件を題材にした三