短歌まとめ(23年3月)

2024年3月23日 21:24

こんばんは。春乃夜永です。
四月に向けて暖かい日が続き、春の気配が近づいてきましたね。

さて、今回の記事は23年3月にＸへ投稿した短歌や俳句のまとめになります。お楽しみください。

祈るように本のページをめくる指信心深い君は毒薬

どうしよう抜けなくなったね百均の指輪でこのまま結婚しようか

貝がらのように並んだ白い爪うすく透けたる血の色が恋

打ちあがる閃光弾が号令だ見とれてないで走れよ前へ

屁理屈を語る君の横顔に夢中になんてならない少しも

幾千夜言葉と身体を重ねても愛しているかと聞く君に

寒明けて花の便りを受け取らば目抜き通りの三越へ行かん

ＡＩは愛のことだろすごいよなもうすぐＫＩもできるんだろな

「はい、あーん」手からアメを食べさせて少しずらして指を嚙ませる

編み上げのブーツを君に買い与え脱着のたびひざまずきたい

ため息も約束破りも睦言も忘れたと言う君にぞっこん

たたまれて置かれたままのバスタオルそろいっぱなしの角よ乱れろ

アルフォード死体を載せてどこへ行く

現在もＸに火木土で直筆の短歌を投稿しています。

(自己紹介)
23年の2月に幻冬舎グループ主催の「あの日の秘密コンテスト」で大賞を受賞し、電子書籍でデビューしました。あらすじだけでも読んでいってください。
忘れられない読書をあなたに贈ります。

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