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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2019年10月の記事一覧

限りなく絶望の果てにある希望

どうしても書きたかった。理屈ではない。地平線の彼方へ沈みゆく太陽はまた昇ってくるのだろう…

noteがきっかけで読んだ作品③    「背仲」

 まとまった時間が取れた。私には読みたい本が溜まっている。観たい映画も溜まっている。仕事…

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朗読とは「アート」である

 昔の話で恐縮ですが、作家の浅田次郎さんが『鉄道員』の映画化についてコメントを求められた…

おもいびと

オヤナギはいつものようにタンスにしまっている背広を取り出し、腕を袖に通した。 羽織ってか…

夜を切り払う

掌がかあっと熱くなる。 いつだって私は自由じゃないのに、この身体は舞い踊るかの如く動くの…

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貴方が笑えばそれで、

三年ほど前だったか。 久々に連絡をくれた友人から、あいつが亡くなったとの報せを受けた。 …

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すっぴんのままでいられるなら

成功なんて本当は興味がない。 もしも、わたしが一人ぼっちで生きてきたとしたら、上を目指すことや夢を追いかけることもなく、何かを頑張ることもなく、強くもならない。 それなのに、今まで、不格好でも必死に過酷な努力を続けて何かを叶えてきたわたしがいる。 わたしが何かを叶えることを自分のことよりも喜んでくれる家族がいたからだ。 大学受験。就職試験。禁欲な日々と引き換えに、何だかんだ自分の思い描いたゴールに辿り着いてきた。 家族は、わたしの切ってきたゴールテープに満足している。外

昨日までの自分を愛するためのnoteの続け方

毎日ではないにしても一年以上何かを続けていると漠然と「いま、見える景色が変わったな」と感…

仲 高宏
4年前
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美味しい人間になれる日が来るまで

先週、こんなnoteを書いてみた。 普段はレポートやエッセイ、コラムがほとんどで小説は書いた…

harco
4年前
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天真爛漫と言われてみたかったけど 【リレーエッセイ⑫】

文坂ノエさん主催のリレーエッセイ「あぁ、愛しのコンプレックス様」12番走者としてバトンをい…

Mica
4年前
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みんなが行くほうに行かない

8歳娘を連れていった京都水族館で。 娘はチンアナゴの餌やりタイムを見ていた。スタッフの女…

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【毎日エッセイ188】恋人と行った上野動物園

時々、感傷的に昔のことを思い出す。 キミと付き合っていた頃のこと。 キミと付き合っていた…

#手書きnoteを書こう 企画参加作品まとめ③

みなさんおはようございます、だいすーけです。 10/28日に開催した企画、 #手書きnoteを書こう

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月が吐いた溜め息を飲み込む。わたしはせめて、セックスがしたい

性欲は、なかった。 異性を見ても、心の高揚がない。 勿論、好きな人は好き。 でも好きが違う。好きが足りないわけでもない。もっと貪欲なまでに下心を剥き出しにした方が余程人間らしい。 わたしは女性でもなければ、女の子でもない。 結婚というものに押しつぶされそうになったこと、それはもしかすると少ないのかもしれない。だからといって、好きな人と結ばれる幸せを差し置いて、ただ"結婚"だけを求めている人を見ると気持ちが鬱屈する。わかったような振りをして言うことでもない。ただ誰が見ても"