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詩的なやつ

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#多様性を考える

もしも、自閉症が治療できるとしても

もしも、自閉症が治療できるとしても

例えば、たった一粒の薬剤によって。
例えば、人工内耳のように、体内にテクノロジーを埋め込むことによって。

自閉症が治療できる世界になったとしても、私は断じてそれを受け入れることはないでしょう。

ふと、疑問に思うことがある。

もし、自分の中から自閉症が消えてしまったら、私は私と言えるのかどうか。

私の人生は、とても順当に行ったとは言えない人生だった。それはきっと、自閉症を持っていたせいだと、

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障害と個性

障害と個性

どうも 春野です。自閉症です。大学生です

今回は大学での授業メモ編。
授業で出てきた1フレーズを発展させて
自閉症である自分の意見を記事として組み立てていく企画です

授業って著作権とか触れないよね?大丈夫だよね?
(ちょっと怖くなってきた)

まあ馬鹿なフリして書いていこうと思います。

テーマは「障害は個性なのか」と言うことです

1 障害は個性?自閉症者の答え

僕の答えは「どっちでもよ

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自閉症は他の人と時間感覚が違うのかもしれない

自閉症は他の人と時間感覚が違うのかもしれない

どうも、自閉症の大学生の春野モカです

最近アフィリエイトを始めてみようかなと思ってるんすけど、始めるとしたら何を売ればいいの?って考えては永遠と繰り返す日々を送っています。(課題しろ)

小説紹介って儲からないだって。何紹介すればいいんだ?漫画?まあいいか。

今日のテーマは「自閉症と時間の概念」について話します。

これは科学的考察でも何でもなく、今まで自閉症者として生きてきて感じてきた主観的

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並行世界より 自閉症者の手紙

並行世界より 自閉症者の手紙

並行世界より 自閉症者の手紙

その少年は自閉症として生まれた。

でもその頃はまだ診断がついておらず、

その少年は自分は人と違っているという孤独の中で生きてきた。

人と同じ形でありながら、根底にある価値観が全く異なっているという恐怖。

まるで並行世界に迷い込んでしまったようだった。

彼は必死に地球に適応しようと努力していた。

でもそれは全て無意味だった。

言葉は理解できるのに、彼らの

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