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社会教育で、つながる!わいがやミーティングin所沢 開催記録 (埼玉県社会教育人財プラットフォーム2024)

 埼玉県内や埼玉近郊で活動する社会教育士(学びを通じた地域づくりの専門人材)や様々な地域づくりの実践家が一堂に会し、ご近所さんネットワークを作るイベントを開催しました!

埼玉県社会教育人財プラットフォーム2024
〜つながる!わいがやミーティングin所沢〜

日時:2024年9月1日
会場:所沢市民文化センター ミューズ
共催:埼玉県社会教育等研究会
後援:埼玉県教育委員会


社会教育士って何?

 一般社会ではまだあまり浸透していない「社会教育」という言葉。その言葉の定義は奥深すぎるので割愛し、社会教育士について、文部科学省の解説を引用したいと思います。

・私たちのまちや暮らしにある様々な課題。その課題の解決に向けて、地域に暮らすみなさんを支えるのが「社会教育士」です。
・「学び」を社会のいたるところにたくさん仕掛け
、豊かな地域づくりへの展開を支援する専門人材が、社会教育士です。

社会教育士について:文部科学省 (mext.go.jp)

埼玉県社会教育人財プラットフォームについて

 2023年に、埼玉県内の社会教育界隈(社会教育主事・社会教育士・社会教育士が気になる方など)で、「何かイベントをやってみようか」ということでゆるく発足をした任意団体です。

 2023年は青年会議所とタイアップし、普段社会教育と触れることが少ない民間企業の方などにもたくさんきてもらおう!という趣旨でキックオフイベントをさいたま市で開催しました。

 普段はオンラインでミーティングをして、できることを、できる人が、自主参加でやっています。
 詳しい立ち上がりの経緯は、メンバーのかなさんの去年のこちらの記事をご覧ください!

わいがやミーティングin所沢について

 2024年は趣向を変えて、地域を移し、その地域の課題解決を社会教育の視点で考える、という内容にチャレンジしてみました。
 準備〜当日の様子についてお伝えしていきたいと思います!

準備

 実は2023年のイベント後はすっかり燃え尽きてしまって、振り返りはしたもののしばらく冬眠期間に入っていました。

 春頃、「今年もせっかくだから何かやらない?」という声が出始めて、6月から5回ほど、オンラインミーティングを通じて開催準備を進めてきました。

 当日は開催1時間前からの準備でしたが、多くの方が早めから集まってくださり、阿吽の呼吸でどんどん準備が進み……あっという間に開催時間となりました。

参加者

 当日は運営サイドも含め、60名近くの方にご参加をいただきました!
 特徴的なのは、約4割の方が社会教育主事・社会教育士ではない一般の方のご参加だったということ!(社会教育士が約5割、社会教育主事が約1割でした)
 申込時点の情報なので、この夏新たに社会教育士になられたという方も数名いらっしゃったようなのですが、それを踏まえても結構多かったのではないかと思います。

 また、所沢市に縁がある方が約3割、その他埼玉県内の方が約4割のご参加で、近隣含め県外の方からもご参加いただきました。

当日の流れ【第1部】

 第1部は参加費無料で、しっかりとプログラムを決めて進めていきました。

オープニング
 今回一般のご参加の方も多くいらっしゃったので、趣旨説明の後に改めて「社会教育士って何?」という説明もしていただきました。
 直前まで社会教育主事講習を受けていたメンバーからお話いただき、「社会教育士の3つの能力」など、非常にわかりやすかったです。
・ファシリテーション能力
・プレゼンテーション能力
・コーディネート能力

前半|地域の困りごとについてみんなで考えよう!
 前半は、「地域の困りごとの解決を社会教育の視点で考えてみる!」という表向きの目的と、「いろんな手法自体にも触れてもらおう」という裏目的もあり、2つの手法で進めていきました。

①ミニ・フィッシュボール
 フィッシュボールとは金魚鉢のことで、2重の円を作り、内側の円の人がテーマについて話し、外側の円の人は議論を聞き、適宜内側←→外側の人が入れ替わっていくという手法です。

 今回は15分と非常に短い時間なので体験版的な位置付けで、運営メンバーも内側の円に入りながら、外側の円の人にも呼びかけながら、所沢付近の地域課題についてたくさんの呼水を向けてくださいました。

ミニ・フィッシュボール

②ミニ・OST(オープン・スペース・テクノロジー)
 こちらも、本来は何時間もかけてやるものを数十分の超短縮版ということで、大枠だけ使わせていただき、①の困りごとを聞いて「これについて話してみたい!」というテーマを参加者の方にも募って出していただきました。

 出たテーマはこちら!9名もの方がテーマ出しをしていただき、その後のファシリテーションも率先して進めてくださり、まさに「社会教育士」の力を見させていただいたな〜という瞬間でした。

・コミュニティスクール(2テーブル)
・子ども会
・PTA
・子育て・不登校
・ソフト面のまちづくり
・ボランティア
・民間ができること
・めざす社会教育士・主事

ミニ・OST

後半|いろんな人と知り合おう!
 後半は、もう少し小グループで気軽に知り合い・話を深めていただきたいと思い、お題を設定して3回ほどトークタイムを設けました。

今回のお題はこちら。2〜4人の小グループで集まっていただき大盛り上がりでした!

  1. 近い地域の人同士で集まろう! −近しい地域だからこそ生まれるコラボレーションもあるかもしれない!という期待を込めて−

  2. 自己紹介の「#」が似ている人同士! −興味関心が近しい人同士で知り合う気かけ作りに−

  3. 自由! −初めての人・まだ話してない人とも話せるように−

まとめ
 最後、記録をメインにしていただいていたメンバーより、文字+写真で、今回の振り返りをダイジェストでお話いただきました。

 特に最後の、「社会教育士を取得した後も、地域でトライ&エラーをすることでスキルアップに!」「大変なこともたくさんあるかもしれないけど、今日のこの場に来たような仲間がいることで、折れない心で頑張れる!」といった言葉がとても印象に残りました。

当日の振り返り
全体まとめグラレコ

【第2部】

 第2部は2ドリンク制でお酒と共に自由にお話しできる時間でした。

 オープンマイクでこれからの社会教育関連のイベント告知があったり、知り合った方との連絡先交換など、各々次につながる何かが見つかっていたら嬉しいなあと思います。

個人的な感想

去年との比較

 去年の初回は、前半は事例共有に重きを置き、約10組が社会教育の取り組みについてブースで発表・参加者は聞いて回る時間としてみました。
 1つ1つの取り組みをしっかり聞けるメリットはありましたが、もっといろんな方の活動も知りたいし、知り合えたらなというのが去年の振り返りで出ていたので、今回は最初からみんなで話す時間を設けてみました。
 どちらが良い悪いという話ではないですが、今年は去年よりも1人1人が話す時間も、知り合う時間も多かったんじゃないかな?という感じはしています。

 また、去年も今年も、埼玉県内の人を中心に、社会教育主事・社会教育士以外の方に多くご参加いただけているというのも特徴の1つかもしれません。
 中には今回のイベントで初めて社会教育士を知って受講も検討したい!という方もいらっしゃって、社会教育士の浸透に向けても役割を果たせてるのかなと思いました。

課題感と願い

 去年の課題感は、「いろんな人と知り合えて楽しかったね〜」という状態で終わってしまい、その先までの発展がなかなかできなかったところでした。
 裏目的としては、ぜひ仕事にもつながるような出会いの場が作れたら…という思いもあり、今年は何かこのイベントをきっかけとした新しい活動などが始まったら嬉しいなと思います。

 改めて一緒に企画・準備・運営をしてきたメンバーと、当日ご参加いただいた皆さんに感謝です!
 来年もぜひ、地域をかえて実施ができたらなあ〜と思っています。もしも埼玉県の方で活動に興味がある方はこちらのFacebookグループにご参加ください。

台風が危ぶまれましたが途中からよく晴れた所沢でした

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