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勝手に私のものにしていた「子どもの問題」を手放してお互い楽になったこと

 上の子が小学1年生になって最初の1週間は、「友達できるか不安…」「話しかけるの怖い!」という子どもの不安を、“私の問題”にしてしまって、お互いに苦しい時期が続きました。

 というのは、「親業」では、まず最初に目の前で起きてる事象を、“子どもの問題”と“親の問題”に分けるんですよね。(アドラーでいう“課題の分離”)

 「子どもが友達に話しかけるのが怖いと言う」はあくまで子どもの問題で、子どもが解決していくこと。なのに、「それは大変!なんとかしてあげなくちゃ!」と、私の問題に捉え、毎日しつこく「今日は誰とお話しできたの?」「今日は何があったの?」「今日は怖くなかった?」と聞いてしまってました。

 こちらがそうして前のめりに聞くと(もはや詰問っぽく……)、子どもはちょっと引き気味で「別に?」「忘れた」「わかんない」の答えが増えていきました。

 途中で、はっ!これはまずい!子どもの問題は子どものもの、私の問題じゃ無い!と気づき、対応を変えてみました。

  • 私の問題として過剰に反応しない

  • 子どもが話すまで待つ

  • こちらから聞きたいときは、「大丈夫?」ではなくフラットに「今日はどうだったの?」のオープンクエスチョンに

  • 話してくれた時の内容が、え?!と思うことでも、過剰に心配しない

  • 話してくれたことは“能動的な聞き方”でひたすら聞く

 すると、子どもの方から話してくれることが増えてきました。私の過剰な心配はきっと伝わってたんだなあ〜と反省。やっぱり、勝手に子どもの問題を私のものにして上から目線で心配するというのは良く無いんだなあ〜と思いました。

 小学校がスタートして1か月。今はだいぶ落ち着いてきているようです。でも時々(週1ペース)弱音を吐いてくれるときは、ドーンと受け止めて、ひたすら聞くことで、円滑なコミュニケーションになってきています。

📖親業実践記録
✅能動的な聞き方
▶︎子どもの自己肯定感を伸ばしながら自立を促す「能動的な聞き方」
▶︎イヤイヤ初期を親業的接し方で乗り切る
▶︎「痛くてイイ・泣いてイイ」 自己肯定感を下げない接し方
▶︎5歳と1歳のきょうだいゲンカ どう対応する
▶︎正しくないとは思っても、子どもの話を否定せず聞き切ってみた

わたしメッセージ
▶︎「魔法で体が洗える!」と言う子との攻防
▶︎「解決策」じゃなく「欲求」を伝えて、子どもとのコミュニケーションがちょっと楽になった話

✅勝負なし法
▶︎親子でwin-win解決策を探る 親業の「勝負なし法」
▶︎にこにこ法その後 5歳児、自分で決めたことを守れず号泣&カイゼン
▶︎3歳でも、一緒に決めたことが守れる方法

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