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イヤイヤ初期を親業的接し方で乗り切る

 第二子育休中に出会った親業。初めは上の子との関係改善のために習い始めましたが、下の子のイヤイヤがで始めた今、まだ言葉がちゃんとは話せないイヤイヤ期の子どもにも通じるなと思ったのでまとめてみます。

親業とは

 親業とは、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として、子どもといかに接していくかを学ぶもので、親と子は上下関係で指示命令するのではなく、対等の関係で対話をしていくことが基本となってます。

イヤイヤしている時の声かけ

 一歳半を過ぎた頃から、徐々にイヤイヤが増えてきた我が子。「やりたいことができない」「やりたいことを中断される」ことが、今は一番のイヤイヤポイントのようです。
 我が家の場合、イヤイヤ&大泣き(横になって足をジタバタ…)が始まったら、まずはぎゅっとしてから、「◯◯がしたかったんだね」「◯◯ができなくて悲しかったんだね」「今怒っているんだね」と、状況をそのまま声にしてあげます。
 これは、親業では「能動的な聞き方」と呼ばれるもので、子どもが問題を抱えている時には否定せず、鏡になってその状況を言葉で返してあげるとよいそうです。この聞き方をすることで、自己肯定感を下げることなく、言葉の習得や自発的に考えていける力が育成されるそうです。

 一歳児にどこまで伝わってるか?は謎な部分はありますが、半々くらいの確率でイヤイヤがなくなり落ち着いてくれるなあという実感です。
 コツは、こちらはフラットな声で話すこと。イライラが伝わったり、怒っていると言葉が伝わらなくなってしまいます。すぐにはできなくても意識し続けると少しつずつできるようになってきますし、いつも毎回はできなくても気にせずそんな日もあるよねと達観することも大事です。

大事なものを取った時の声かけ

 もう一点多いのが、上の子のおもちゃを取ってしまう、何か大事なものを取ってしまうという場面です。これは、イヤイヤになる前、何かを取ってニヤニヤしたりしてる時点で対処できます。
 我が家の場合、「それは◯◯の大事なものなんだ。無くなったら悲しいよ。ナイナイしてくれる?」と、まずは聞くようにしています。これは親業でいう「私メッセージ」で、私の気持ちを伝えるものです。
 親の私がやっても、上の子がやっても有効で、「どーぞ」が好きな時期なのも相まって、笑顔で戻してくれます。 また、それではダメな時、まだ笑顔でイヤイヤと首を振っている段階の場合は、「これと交換しよう!」と呼びかけます。うまくいけば交渉成立、無事に取り戻せます。
 コツは、同じくフラットな声で話すこと。怒られたと思うと途端に機嫌が悪くなってしまいます。

 また、上の子にもできる限りやってもらうようにしています。上の子はすぐに無言で取り返そうとしてしまい、そうすると下の子も抵抗して大泣き→喧嘩へと発展……。なので、取り返そうとした時に上の子に「取られて嫌だよねえ。でもお願い!言葉で話してあげてーわかってくれるよー」と声かけをしています。
 これも先ほどの「能動的な聞き方」が入っていて、上の子の気持ちをちゃんと言葉にして返してあげることで、上の子の気持ちをへし折らずに平和に解決ができます。
 一番良くないのは「おきまりの12の型」といって、否定的な言葉をかけてしまうこと。例えば、「お兄ちゃん/お姉ちゃんなんだから、貸してあげなさい!」とか、「何やってんの!」と頭ごなしに怒るようなことです。上の子の自己肯定感を下げずに声かけができるようにと意識しています。

対等に向き合うことで

 イヤイヤ期は成長の証!とはいうものの、忙しい中でイヤイヤされると、イライラするし困ってしまいますよね。
 毎回全てではなくても、できる時には対等に向き合うことで、今だけでなく、今後の子どもとの関係性も良くしていきたいなと思いながら過ごしています。
 とはいえ、まだイヤイヤ初期のため、半年後には効かなくなっているかもしれませんが、、、

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