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育休中にやってよかったコト③親業

 「親業」という聞き慣れない言葉。それは、今まで習ったことのない、親としてどう子どもと接してったらよいか?を学ぶ場でした。2人目が生まれ突然やってきた“上の子可愛くない症候群”に悩まされていた私は、「親業訓練講座」に救われました。

こんな人にオススメ
・上の子との関係を良くしたい
・子どもの自己肯定感や非認知能力を育みたい
・育児書は色々読んだけど、子どもへの接し方を体系的に学びたい
・親と子は対等(であるべき)と思ってる

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親業ってなに?

 親業は、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として、子どもといかに接していくかを学ぶものです。カウンセリングや発達心理学、教育学などの研究結果をもとにアメリカでうまれ、1970年代に日本に入ってきたそうです。
 本も出ていますが、オススメは親業訓練講座を受けることです。「訓練」という名の通り、理論を学ぶだけでなく、ロールプレイや、宿題を通して実際に身につけていくプログラムとなってます。
 例えば、子どもが問題を抱えてる時(嫌なことがあった、先生に怒られた、いじわるをされたなど)は、“能動的な聞き方”をすることで、子の痛みに共感しながら子ども自身が自発的に考えていける力を伸ばします。一方、親が問題を抱えてる時(子どもが片付けをしない、公園から中々帰らない、物を投げるなど)は、“私メッセージ”で話すことで自発的に行動を変えてくれたり、“勝負なし法”で親子が対等に話し合うことで両者納得の解決策を見つけたりします。
 親と子は上下関係で指示命令するのではなく、対等の関係で対話をしていくことが基本となってます。

よかったこと

 ・下の子が生まれ怒ってばかりだった上の子との関係が良くなった
 ・無闇に怒って子どもの自尊心を傷つけない声かけを知れた
 ・一緒に話し合うことで、親子がWin-Win&ストレスがなく日々を過ごせる

やってみて

 人はコントロールできないことにイライラしやすいものですが、親子関係は無自覚に子をコントロールしようとしてしまいがちです(ご飯早く食べなさい!早く支度しなさい!片付けなさい!)。親業で「親と子どもは対等」ということが身につくと、コントロールしようと思うこと自体が少なくなり、イライラがだいぶ減りました。
 また、子どもに嫌なことがあったときにこちらから解決策を示すのではなく、能動的に聞いている中で子どもが自分自身で解決策を見つけていくという力が随分ついてきたように思います。
 何かルールを決めるときも、お互いに意見を出し、お互いに納得がいく方法を決めるので、決めた後も守られる率100%!win-winの関係で気持ちよく過ごせることが増えました。
 ただし、無理は厳禁。自分の心の余裕があるときだけ実践し、できなくてイライラしても自分を責めずに、ゆったりとした気持ちで取り組むことがコツのようです。

(興味がある方へ参考まで)
 親業の教科書として使われている本はこちらですが、講座なしで読み進めるにはやや難解かもしれません……

 親業のエッセンスを知りたい場合は、こちらの本が具体例が多くてわかりやすいです。


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