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生き方の原典(スピリチアルな生き方)

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筆録者桑原啓善氏、講述者審神者脇長生氏による神霊講座講話記録
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#反省

生き方の原典  3章 意念の統制 106 【自惚れ者は傘を失う】

生き方の原典  3章 意念の統制 106 【自惚れ者は傘を失う】

風呂屋で傘を仕舞う所に仕舞わなかったので、盗まれた。
これは自分に泥棒心があるから盗まれたのか、と問う人あり。

これに対して次のように説かれた。

自分は守られているから大丈夫だと、傘を放り出しておく、これは自惚れ心である。
傘を仕舞う設備は主人が必要と思って作った。家に戸があるのは建築家が必要と考えて作った。これを無視するのは作った人の心を持ちを冒涜するものである。
人間は素直に地上の掟を守り

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生き方の原典  3章 意念の統制 104【何事も人のせいにする身の程知らず】

生き方の原典  3章 意念の統制 104【何事も人のせいにする身の程知らず】

いけない霊にやられている人ほど、自分の考えが良いと思って反省しない。

良い事があれば自分の手柄、悪い事があれば人のせい、霊魂のせいと考える。

地上のことは全て霊的なものだが、今の自分にちょうど良い霊が働くのだから、結局、霊が悪いのではなく、人が悪いのではなく、自分が悪いのである。

生き方の原典  3章 意念の統制 87-89【ゆとりは万道に通じる】

生き方の原典  3章 意念の統制 87-89【ゆとりは万道に通じる】

ゆとりを持てば霊感が湧き、居ながらにして物の理屈が良くわかる。これを悟りと言い日本的な行き方である。悟りとは霊魂がやらしてくれるものであって、悟りにはゆとりが基本である。

どんな危険にあっても、びくともしない人。それは心にゆとりがあるからである。芸道など、すべて道はゆとりをつくるもの。茶道の祖利休はこのゆとりを禅から学んだ。釜を前にして心身無我、我もなし天地もなし、唯、お茶の味、お客を喜ばす、そ

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き38【知識から始め、実践と反省を通じて知恵に進め】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き38【知識から始め、実践と反省を通じて知恵に進め】

「芸能人は苦労するからそこまでいける。我々には苦労が少ないから、中々そこまで行けないと質問する人あり」

苦しみも悪くないが、知識によっても同じ結果を得る。知識すなわち心霊知識、人間とはこういうものだという知識・また知識のままではいけない。知識を知恵にする。すなわち知識を日常生活に実践し、反省し、苦労して知恵とする。知恵、冷静、英知、すなわち生きていく上の正しい信念。芸能人ははじめ知識はないが、苦

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き32-33 不幸になるのは、他に責任転嫁するから

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き32-33 不幸になるのは、他に責任転嫁するから

不幸になるのは、他に責任転嫁するから

霊魂の話を聞いて、直ぐ分かったと思い込む人に陥る一番の大きな誤りは、なんでもかんでも悪い事は、すべて悪霊の働きであるとして、それですましてしまう人である。
こんな人は菅らずその霊魂を恨み、それはどの霊魂かと詮索したがる。
 不幸の奥に霊魂があることは、霊魂学の教えるところだが、肝心なことは、その霊魂を呼び寄せた自分の心を、不幸を起こした自分の不注意うぃ、これ

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き21【芸術にも霊魂働きあり・それを支配する日常の心がけ】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き21【芸術にも霊魂働きあり・それを支配する日常の心がけ】

 芸術家もその作品の良否は、背後の霊魂いかんによる。すなわち守護霊団の支配霊が働いていればよい。
有名な芸術家の中にも、必ずしもそうでない人もいる。ある時は良い支配霊が働くが、ある時は憑依霊が働く。それは作品を見ればわかる。ある時は、絶品を作るが、ある時はつまらぬものを作る。例えば事の天才故宮城道雄はそうであった。その芸術家を知るには、作品を見るよりその生活を見ればわかる。家庭生活、人に対する人間

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き18-20【勝負の背後に霊魂あり・霊魂を動かすのは心】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き18-20【勝負の背後に霊魂あり・霊魂を動かすのは心】

オリンピック競技にも、すべて霊との関係あり、まず選手となる者は、先天的な備わっているのが原則である。場合によっては後天的な才もあるが、このときも先天性が隠されていたのが、後に発揮されたというのがしばしばある。
第二に、本人がこの才を自覚して努力練習すること。
第三は、本人の心掛け、統制された調和の心を持つことである。

先天性とは本人の使命ということである。しかしこれがあっても、訓練無くして才は発

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