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生き方の原典(スピリチアルな生き方)

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筆録者桑原啓善氏、講述者審神者脇長生氏による神霊講座講話記録
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2022年9月の記事一覧

生き方の原典  3章 意念の統制 87-89【ゆとりは万道に通じる】

生き方の原典  3章 意念の統制 87-89【ゆとりは万道に通じる】

ゆとりを持てば霊感が湧き、居ながらにして物の理屈が良くわかる。これを悟りと言い日本的な行き方である。悟りとは霊魂がやらしてくれるものであって、悟りにはゆとりが基本である。

どんな危険にあっても、びくともしない人。それは心にゆとりがあるからである。芸道など、すべて道はゆとりをつくるもの。茶道の祖利休はこのゆとりを禅から学んだ。釜を前にして心身無我、我もなし天地もなし、唯、お茶の味、お客を喜ばす、そ

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き38【知識から始め、実践と反省を通じて知恵に進め】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き38【知識から始め、実践と反省を通じて知恵に進め】

「芸能人は苦労するからそこまでいける。我々には苦労が少ないから、中々そこまで行けないと質問する人あり」

苦しみも悪くないが、知識によっても同じ結果を得る。知識すなわち心霊知識、人間とはこういうものだという知識・また知識のままではいけない。知識を知恵にする。すなわち知識を日常生活に実践し、反省し、苦労して知恵とする。知恵、冷静、英知、すなわち生きていく上の正しい信念。芸能人ははじめ知識はないが、苦

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き34-37

まず背後の整理から始めよ努力は結構。人は事に当たり、努力しようと言う。しかし努力するものの背後に邪霊が働いていたらどうであろう。努力に反して結果は悪くなる。ゆえに、まず自分の霊的背後はどうだろう、その整理によってはじめて努力に入る。本当に背後が整理されたら、努力せずにしてたんたんとして目的達成できる。但し、霊的整理は、不退転の努力、すなわち精進によらねばならぬ。

道は理解と実践から開かれる道を聞

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き32-33 不幸になるのは、他に責任転嫁するから

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き32-33 不幸になるのは、他に責任転嫁するから

不幸になるのは、他に責任転嫁するから

霊魂の話を聞いて、直ぐ分かったと思い込む人に陥る一番の大きな誤りは、なんでもかんでも悪い事は、すべて悪霊の働きであるとして、それですましてしまう人である。
こんな人は菅らずその霊魂を恨み、それはどの霊魂かと詮索したがる。
 不幸の奥に霊魂があることは、霊魂学の教えるところだが、肝心なことは、その霊魂を呼び寄せた自分の心を、不幸を起こした自分の不注意うぃ、これ

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き30.31

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き30.31

バイタリティーは心身浄化から、心身浄化は精神統一と反省から

自主性はどうしたら生まれるのか。それは心身浄化によって得られる。それには反省と精神統一の二つが必要である。まず自己を省みる。奥の心まで統制する。その時色々汚いもの、小我が目に付く。しかしこれだけではなかなか心身浄化までいけない。心の汚れは背後霊との関連でできているのだから、これを整理せねばならぬ。あるいは背後霊は自分で呼んだのだから、自

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き28【自己責任から幸福が生まれる】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き28【自己責任から幸福が生まれる】

人間の一生とは、因果律で織りだされる織物のようだ。今日の幸福も不幸も、昨日の自分のつくった原因から織り出されたものだ。だから不幸と言っても悲しむな。今日をしっかりやれば、明日は幸福になる。
それなのに宗教では、神仏を拝んですがれば、不幸が消えるという。消えるわけがない。原因は自分にあるのに、それをそのままにして、責任を神仏にすり替えてしまっている。それで不幸が消えなければ、因縁のせいだと言って、因

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生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き22【幸福は背後の霊の浄化から】

生き方の原典  1章 人間と霊魂の働き22【幸福は背後の霊の浄化から】

方位学に凝っている人がいた。その人は有り余る金を持っていたので、日本一流の方位学者の指導によって支店を出すことにした。土地の選定、建築に至るまで、すべて方位学の指示に従った。ところが数年を出ずに失敗してしまった。私は失敗前に、その人に呼ばれて行ってみたら、その家計には因縁霊的なものがまつわっていた。方位学によって幸福になろうとしたものが逆に失敗してしまった。人の幸不幸は背後の霊的な浄化によるもので

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