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ヨーロッパ新卒就職|文系ならやるべきこと

こんにちは、Slothです。
今回は大学の専門がプログラミングなどの「手に職」系の専攻じゃない人で、
どのように海外で就職したかのお話をしようかと思います。
主に、大学学部生時代からの心がけるべき点を記載します。

専攻から就職の話をしようと思ったきっかけ

他の方の茨の道感溢れる海外就活記事を読んでいた際に、
特別なスキルを身につけていない限り海外就職は難しいという内容を見つけました。特別なスキルとは、ここではプログラミングであったり、アート系の才能、美容師などの専門学校で習得できるようなスキルのことを指しております。

そして、「特別なスキルを身につけていない限り海外就職は難しい」はまさにその通りです。確実に身についていて、役立てることのできるハードスキルがないと自分を売るポイントもないですし、企業としても地元民で補えそうであればコストからも、移民でない人材を取ろうとします。

私は学部(日本)から大学院(海外)まで、ずっと経営学を専攻しており、
まさにソフトスキルの塊のような人材だったので、就活の際には苦労しました。
どうすればソフトスキル人間でも就活で戦っていけるかの武装術をお伝えしたいと思います。*個人的見解です

ソフトスキル人材の4つの生存方法

その① 武装準備|圧倒的な経験の数

以前の記事でも述べたことがありますが、新卒で海外で就職する術は限られており、自分の価値を語れるような経験をもっていないと相手にしてもらえません。

私は学部時代にこの事実を仕入れており、できる限りの経験を詰めるように複数のインターンを行いました。インターンとは、ここでは1日や数日で終わる説明会のようなものではなく、欧米で一般的な中長期的なインターンのことです。

時給1000円ぐらいで、
①完全リモート・シフト制のITベンチャーでのインターン(1年)
②ITスタートアップのSNS 等メディア管理のインターン(1.5年)

また、バイトでもシンプルな業務ではなく履歴書に記載できるものを意識し、
③英会話教室での英語講師&プロモーション(4年)
④留学生のサポート業務(2年)

を学部時代に取り組んでいました。

大学生というと、居酒屋などのバイトの方が一般的かと思いますが、
時給が低くても、履歴書を磨ける仕事を意識して進めることで、海外でも丸腰で挑まずに済む経験の数を得ることができました。

一点ここで重要な点が、企業の知名度などそれほど関係ないのでなんでもいいのでやってみるのが大事です。もちろん大きな企業で長期インターンができればいいですが、日本では主流ではないので難しいかと思います。

しかも超一流企業でない限り、海外の人が日本のなんという会社で働いていたかなんてわかるわけがないです。

企業の知名度(クオリティ)よりも経験の数です。

なので小さな企業でもなんでも、インターンで働いてみてください。
私は以下のサイトでインターンを見つけました。最近はフルリモートのインターンが多いので、どこでもできて便利です。


その② 土俵選び|自分のソフト特性が輝く市場

ここは個人によって意見が分かれると思いますが、自分の位置を客観的にみて、
戦える土俵を選ぶことはとても重要であると思います。
移民という自分の立場はどうしても変えることができない事実であり、
そのために機会が減ってしまうのも(変えれればいいですが)事実です。

では移民という立場、日本人という背景、自分の特性 3点全てを輝かせてどこで戦えるのかを私は考えました。

わたくしの土俵選びロジック
そもそもヨーロッパ国内だけを市場にしている企業で働いたところで、日本人という特性を活かす機会は少ない(日本人をわざわざとる意味が無い)ので、グローバル企業かつ日本企業を買収している、日本市場に投資している、日本に大きな市場をもつ企業を意図的に選択し応募しました。
また、移民であることが輝くことなんて残念ながらそれほど無いですが、
必ずDEI(Diversity, Equity & Inclusion)のポリシーや活動がしっかり行われている企業を選択するようにしていました。
大学時代のインターンを通して、倫理観がとても強い人間であることがわかっておりました。この強い倫理観(もちろんエピソードも準備して)が輝く業界を探しました。インフラや製薬のグローバル企業に片っ端から応募しました。

一般的には、応募できそうな仕事全てに応募するのが得策ではあると思いますが、
頭がおかしくなるぐらい応募することになるので、せめて少しチャンスが高いところに集中する方が良いかと思います。

また、ソフトスキルしかないからこそ、人間性を重視して採用している企業を見つけることも大事です。何ができるかではなく、どのように価値を生み出すかをみる企業の方が私たちのような人材には向いていると思います。
これはその企業の人に聞いてみたりしないとわからないので、LinkedInでメッセージを送ってみたりするのがいいでしょう。面接の段階までいけば、面接官の感じでわかったりもします。

その③ テスト勉強|課題に取り組む力をつける

どのようなポジションに応募しているかにもよりますが、
ケーススタディやグラディエイトプログラム(詳しくは)ではオンラインテストがあったりもします。

課題の準備は、何度も繰り返しトレーニングをした方が良いです。

応募しているものによって準備するものも違ってくるので一般的に述べるのが難しいですが、ネットでケーススタディやオンラインテストを探し、練習をしておくことが大事です。

オンラインテストは面接へ移る前に行われることが多く、これを通過しないと面接を受けれなかったりもします(つまりその企業は人間性よりも頭脳を求めているという暗示です)。
ケーススタディは採用の後半の段階で用いられることが多いです。働き方や考え方などをしっかりみられるので、ソフト人材の実力を発揮するいい機会になると思います。

その④  面接準備|ネタを仕込んでおきましょう

もしインタビューの段階まで至ったのであれば、まず自分自身を褒め称えてください!!インタビューを取り付けるのが一番就活で難しいと考えて良いでしょう。

ここまで至ればあと少しなので、より緊張してきますが、緊張するからこそ準備が大事です。

新卒対象のポジションはコンピテンシー採用が多いです。数年にも至らないキャリアの持ち主であれば、今まで成し遂げた仕事よりもどれぐらいの潜在的な能力があるかの方が見られます。ですので、自分のアピールポイントを示すようなエピソードを大量に準備しておいてください。また、エピソード自体も学生時代に取り組んできた活動など、経験としても推せる内容であるとダブルパンチでなお良いです。

どこまで真実を語るかですが、盛り盛りでも良いと思います。事実に反することはよくないですが、大変だったことなどはちょっと大袈裟に言ったりしても良いかと思います。

私は嘘をつくのは苦手なので、失敗したプロジェクトの話や辛かったことなどを話しながら、どのように乗り越えてきたかをしっかり説明するように心がけていました。

ノートとかにどのような話をするかエピソードをまとめておいて、示したいスキルや特性と結びつけてメモしておいてもいいと思います。

まとめ

いかがでしょうか。
ソフト人材であるからこそ、自分を示せる経験、自分が輝く場所の選択、頭脳を示すためのテスト勉強、そして自己アピールになるお話をしっかり準備することが大事です。

まだまだやるべきことは沢山あると思いますが、今回はこれぐらいで留めておきます。他にも気になる点などあればご質問いただければと思います。個人的な見解でお答えします笑

今週も終わりですね、来週にまた記事を書きます。おやすみなさい。


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