マチルダ

考えたことをつらつらと。

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最近の記事

自由

少し前、ある用事で1週間ほどホテルで滞在した。 そのときのことを思い出すと、胸がツンとして、ちょっと泣きたくなる。 なんでだろう、そんな思い入れのある町でもなかったし、 用事自体も特に心を揺るがすようなことでもなかった。 最初は不思議だった。 でも今ならわかる。 私はあの1週間、ほとんど自由だった。 ホテルの綺麗な部屋で、誰からも干渉されず、好きなように過ごすことができる1週間。 用事はこなさなきゃいけないけど、 あの部屋には(備え付けのもの以外は)私のものしかなくて、ど

    • セルフラブってなんだろね

      自分を愛するってなんだろな、 自分を大切にするってなんだろうか。 よく言われる。 「誰かを大切にする前に、まずは自分を大切にしなくちゃいけない。」 自分を大切にする方法ってなんだろうか。 たぶんそれが、自分の気持ちを大切にするってことなんだろうなってことはなんとなくわかっている。 今日はなんだか動きたくないなと思う日に無理して動かないこととか、 食べたいものを我慢しないとか、 傷ついたときに笑顔でなんでもないふりをしないとか、 たぶん、そういうことなのかな。 でもそれ

      • 回復するということ

        このnote自体は映画の感想とか考えたことを書くために始めたけど、そういうふうに使わないことの方が多かったな。それでもいいか。 不安定すぎるメンタルと付き合っていくのが嫌になって、 カウンセリングに2年通って、 結局色々あってカウンセリングにも通えなくなり、今に至る。 今日はとんでもなく孤独を感じる夜で、泣いたりもした。 でもカウンセリングを思い出して乗り越えたいな、なんて思って、 下書きにあったこの記事に少しずつ追記をして、今日はこれを完成させることで精神を安定させたい

        • 愛情が怖い

          月曜日の朝から、何でこんなことを書いているのかと思うけど、 久しぶりに書きたくてしょうがなくなった。 日記もつけているけれど、ボールペンを持って紙に書く行為は、心にその文字を刻むような感覚があるから、 怖いことはなるべくペンで紙に書きたくない。 それに比べて、こういう、スマホやパソコンで書き込む行為は、心の中のどんよりしたものを手放すことに向いているような気がする。 思いの丈を書き散らせば、悲しい感情はそのまま消えていなくなってくれる。 私は愛に溢れた人間になることに憧れ

          I Stand With Melissa

          最近、スーパーガールを毎日1話ずつ観ている。 主演を演じるメリッサブノワはとっても可愛くてチャーミング。彼女の笑顔を見ていると、守りたくなる。幸せでいてほしい。 そんな彼女は約1年前、過去に受けた恋人からのDVを告白した。 https://front-row.jp/_ct/17321598 インスタライブの英語を全部聞き取れたかはわからないけど、ネット上で文字に起こしてくれた人がいたり、日本でも話題になって訳を作ってくれた人がいたおかげで、全体像はつかめたと思う。 いつ

          I Stand With Melissa

          ブリタニー・ランズ・ア・マラソン

          気になっていたアマゾンオリジナルの映画を観た。 これはお休みの昼間に1人で観て泣きたいやつだなって思った。(私は1人暮らしじゃないのでこれを実行するのは難しい。) 肥満でお医者さんに痩せることを勧められた28歳のブリタニーがマラソンを始める、という物語。 ただそれだけなんだけど、最高が詰まりすぎてた。 頑張りたいけど、頑張れない。 ある程度の成果を出したけど、自分を素直に褒められない。 頑張ってみたけど、成果が出ない。 私はどこに向かっているの? 自分に自信がないから、

          ブリタニー・ランズ・ア・マラソン

          声をあげるということ

          Twitterをやるようになって、いろんな運動があることを知った。 世の中を変えるために、何かを主張するために、声をあげていく人々がそこにはたくさんいた。 私はずっと声をあげられない人間だった。 今まで学校やその他の場所でも、運動に参加したこともほとんどなかった。署名には参加することはあったけれど、ひっそりと。運動に参加すること自体が恥ずかしいと思っていたわけではないけれど、堂々とはできなかった。 声をあげられる人たちの強さが羨ましかった。 批判されても自分の考えを発信し

          声をあげるということ

          変化ってむずかしい

          選挙が終わった。 結果を見て、がっかりした。 私たちはまた、変えられなかった。そんな思いでいっぱいになる。 社会を変えるってすごく難しいんだって、改めて実感した。 私の一票ってなんか意味があったのかな? そう思っちゃう瞬間も、正直ある。 でも、落ち込んでも、また前を見て歩いていくしかない。 私の一票は誰にも奪えないし、たかが一票、されど一票だ。 一票が積み重なって、大きな変化をもたらすんだ。 それを今は信じるしかない。 私は学生で、まだ社会を知らない。 これから先、い

          変化ってむずかしい

          ソーシャルデトックスをしました

          ソーシャルデトックスをしますと宣言をして、1週間が経った。 白状するけれど、Twitterを完全に見なかったわけではなかった(笑) 新作情報が気になって、1日1回くらいはちらっと覗きに行っていたと思う。 でも真剣に何かを読むということはなく、目当ての公式アカウントをさらっと見て、それで終わり。そういう感じで生活をしていた。 ツイートをしなくてもいい、ということ自体が、すごく楽だったし、解放されたように感じた。 私は知らず知らずのうちに、ツイートをしなくてはいけないとか、情

          ソーシャルデトックスをしました

          ソーシャルデトックスをします

          突然ですが、SNSから一旦離れようと思います。 私のSNSでの活動は主にTwitterですが、最近そこで得られる情報の多さ、重さに悩まさられることが増えました。 BlackLivesMatterの運動以来、私は世の中のことを知らなすぎだと自覚し、自分なりに、映画や書籍などで人種差別のことを勉強したり調べたりする日々を送ってきました。 それと同時に、今日本でも問題になっていること(黒川検事長の賭け麻雀、新型コロナウイルス、伊藤詩織さん等が活動されている性暴力被害など)につい

          ソーシャルデトックスをします

          喪失と向き合うこと

          数年前に、祖父が亡くなった。 私にとって身近な人が亡くなるのはこれが初めてだった。 祖父は、とにかく生命力がすごいと言われる人だった。 大きい病気に何度もなっていたし手術もしていたけど、いつも元気に退院してきていた。だから私は病院から帰ってこない祖父を知らなかった。 お葬式が終わるまではとにかく働いた。 親戚は皆高齢で、若くて色々と動けるような女性は母と私しかいなかったこともあって、母と私は忙しかった。 (こういうのも、男性がもっと色々動いてくれるといいのにな。親戚の集ま

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          ミスエデュケーション

          クロエちゃん主演で話題のミスエデュケーションを昨日観た。 同性愛者であることが周囲に知られ、矯正施設に入れられたキャメロンと施設の子供たちの交流を描く。 「ミスエデュケーション 」というのはそのまま、間違った教育という意味だ。同性愛は治療できると言われていた当時の教育は間違っていた、ということを指しているのだろう。 この作品の中で、キャメロンを施設に入れた家族も矯正施設の大人も自分の行動が間違っているだなんて思っていなかった。家族は帰りたいというキャメロンに対して「あな

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          女の子という強迫観念

          女の子っていうのは、こうあるべきというものが多いと思う。 可愛らしく、痩せていて、メイクもちゃんとしていて、髪なんかにも気を使って。 私はそういうのがずっと苦手だった。 女の子らしく、という言葉を意識し始めたのは、大学生くらいだったと思う。 私はそれまで服装に関してはある程度理解のある環境にいたのか、それとも周りの声なんて気にならなかったのか、そのどちらか、それともその両方のおかげで、自由にやってきた。 でも大学生になって、突然、「メイク」「脱毛」「ダイエット」みたいな

          女の子という強迫観念

          会えない分の思いを

          会いたい人に会えない。そんな毎日が続いている。 でも私たちにはLINEや電話があるし、テレビ電話だってできる。 だから、連絡をとること自体は簡単だし、顔を見ることもできる。 ありがたいなあと思いながら、私もスマホとパソコンを使って会いたい人と連絡をとる毎日を過ごしている。 でもやっぱり、連絡をとるのと、直接会うのとは違う。 LINEはテキストだけだし、電話は声だけしかわからない。テレビ電話で顔を見ることはできるけど、その人が目の前にいるその空気を感じることはできない。 そう

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          弱音は吐くもの

          今、世の中はぐちゃぐちゃだ。 2020年が始まる頃には、世の中がこんな風になるなんて思っていなかった。 突然、外へ出ることが許されなくなった世界。 (もちろん、仕事や買い物で外出をせざるを得ない人がたくさんいることも知っています。皆さんお気をつけて。私も気をつけます。) 会いたい人に会いに行くことができない。観たかった映画を観に行くこともできない。学校さえ閉鎖。 そんな風になるなんて誰が予想しただろうか。 毎日朝起きて、学校に行って、友達や恋人に会って、そして家に帰ることが当

          弱音は吐くもの

          恋と愛

          「ありのままの君と、君と一緒にいる自分を、いつまでも愛しているよ。」 Netflixオリジナル映画『密かな企み』を観て、心に残ったセリフ。話とはほとんど関係ないところだけど、この言葉がとても心に残っている。 少し映画の話もしておくと、王道のミステリー。展開が読めて退屈だという感想もあるようだけど、個人的には王道を貫いているところがよかった。ドキドキハラハラ楽しめました!気になる方はぜひ。(予告編みるとわかる人は全部わかっちゃうのでみない方がいいかも?) さて、さっきのセ