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恋と愛

「ありのままの君と、君と一緒にいる自分を、いつまでも愛しているよ。」

Netflixオリジナル映画『密かな企み』を観て、心に残ったセリフ。話とはほとんど関係ないところだけど、この言葉がとても心に残っている。

少し映画の話もしておくと、王道のミステリー。展開が読めて退屈だという感想もあるようだけど、個人的には王道を貫いているところがよかった。ドキドキハラハラ楽しめました!気になる方はぜひ。(予告編みるとわかる人は全部わかっちゃうのでみない方がいいかも?)

さて、さっきのセリフで考えたこと。
それは、「君と一緒にいる自分」も含めて、愛しているということ。君を愛しているという言葉ならよく聞くけど、君と一緒にいる自分、というのが新鮮だった。
でも、愛ってそういうものだよなって、納得する自分もいた。

恋に落ちるのは簡単だ。でも、そこから愛に発展するかどうかは当事者次第。
洋画を観ていると「I love you.」という言葉が大きな意味を持つのだということがわかる。
日本で言えば、好きと愛しているの違いなのだろう。
でも、日本では愛しているという言葉が外国でいうアイラブユーほどは大きな意味を持つものとして捉えられていないように感じる。(私はまだ24歳なので、そこら辺の経験が浅いだけかも?もっと大人になれば使うようになるのかしら。)
だから最初はアイラブユーの言葉にこだわる映画の中の登場人物たちの感覚がわからなかった。

でも多分、愛って、誰かと、その人といる自分と、自分たちの関係を大切にすることなんだと思う。
好きな人がいても、その人といる自分が嫌いだったらそれは辛いだけだし、自分たちの関係を大切にできないのなら、どちらかもしくは両方が苦しむだけ。

恋と愛の違いってなんなんだろうって今まで不思議に思っていたけど、やっとわかった気がする。
人間の感情の話だから、そこに答えは一つじゃないと思う。だから、これだけが正しいって訳でもない。でも、今、私が見つけられる答えのひとつは、これかな。

愛は、その人と、その人といる自分自身を好きになることだ。