小川秀人

博士(情報科学) AIソフトウェアのテスト - 答のない答え合わせ [4つの手法] (…

小川秀人

博士(情報科学) AIソフトウェアのテスト - 答のない答え合わせ [4つの手法] (リックテレコム社) 土台からしっかり学ぶ - ソフトウェアテストのセオリー (リックテレコム社)

記事一覧

23年度のまとめ

本年度の社外露出のリスト(網羅している自信なし) 4/14 共著書「土台からしっかり学ぶーソフトウェアテストのセオリー」 発刊 8/22 情報処理学会 賛助企業との交流…

小川秀人
2か月前
3

Claude3に「かめはめ波発生装置」の特許明細を書いてもらった話

高木浩光先生が「Claude 3に判例評釈を自動生成させてみた」という話を書いているのを読み、これはなかなか良いなと思い、自分も慣例的なフォーマットがある文章を作らせて…

小川秀人
3か月前
1

ClaudeさんとChatGPTさんとGeminiさんに会話してもらった話

Claude3がGPT-4を超えたとか、日々の進歩が止まらないAIさんたち。 だったら直接会話してもらおうということで会話してもらった話です。 お?APIを叩いて会話させる話かな…

小川秀人
3か月前
5

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(国語編)

英語編では文法問題はバッチリだったものの、長文読解などはほぼ全滅だったChatGPTさん。日本語は英語ほど得意ではないにせよ、漢字の読みや文法問題はいけるでしょう。 …

小川秀人
4か月前
3

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(英語編)

数学編に続いて英語編です。ChatGPTは英語は得意な印象があります。翻訳などかなり助けてもらってますしね。きっと良い結果がえられるでしょう。 注目の結果は… 23点で…

小川秀人
4か月前

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(数学編)

昨日、神奈川県の公立高校入試がありました。問題と解答がいろんなところに公開されているので、ChatGPTを試してあげました。問題用紙の画像をChatGPTにそのまま渡すという…

小川秀人
4か月前

ChatGPT と Suno.aiで曲を作る話

ChatGPT がリリースされてからずっとやってる遊び、つまり一年間やってる遊びがあります。それは嫌なことがあったら、それをビジュアル系風の歌詞にして笑い飛ばす、という…

小川秀人
6か月前
3

GPTsでプレゼンを作ってみた話

前回、GPTsで作ったオリジナルGPTをいくつか紹介しました。 そこでは紹介しなかったのですが、QA4AIガイドラインを知識データにしたQA4AIチャットボットを作ってみたりもし…

小川秀人
7か月前
7

GPTsでGPTを作って遊んでみた

noteを始めると言ったのに数か月放置していました。。。 明日から頑張ります、もしかしたら 最近はOpenAIのGPTsで変なGPTを作って遊んでいるのでいくつかご紹介。 いずれ…

小川秀人
7か月前

ソフトウェアテストとか品質とかのおススメ本(選定は書店任せ)

先日、出張ついでに丸善日本橋店さんに立ち寄ったところ「ソフトウェア品質工学」コーナーに並んでいる書籍がさすがの品揃えでした。「ソフトウェアテストの本をオススメし…

小川秀人
1年前
8

ChatGPTと科学哲学

ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)は、世界中のコンテンツを学習し、ユーザからの問いかけ(プロンプト)に対して、統計的な手法に基づいて出力を決定しています。…

小川秀人
1年前
5

noteをはじめることにしました

私の個々の考えや試行錯誤の記録を綴ることに決めました。これは、私が所属する組織とは一切関連なく、純粋に私自身としての見解や経験を共有するための試みです。残念なが…

小川秀人
1年前
2

23年度のまとめ

本年度の社外露出のリスト(網羅している自信なし)

4/14 共著書「土台からしっかり学ぶーソフトウェアテストのセオリー」 発刊

8/22 情報処理学会 賛助企業との交流会 司会

9/1 情報処理学会 連続セミナー2023 ソフトウェア工学の新機軸~データとAIによる変貌 コーディネータ

9/8 ソフトウェア品質シンポジウム(Sqip) 企画セッション「AI搭載プロダクトの品質保証に関する国

もっとみる

Claude3に「かめはめ波発生装置」の特許明細を書いてもらった話

高木浩光先生が「Claude 3に判例評釈を自動生成させてみた」という話を書いているのを読み、これはなかなか良いなと思い、自分も慣例的なフォーマットがある文章を作らせてみたいなと。
https://takagi-hiromitsu.jp/diary/20240313.html

では、自分が関わりがあって癖のある文章はなんだろう?と考えたら、やっぱ特許明細、明細書をAIが書いてくれたら、これはかな

もっとみる

ClaudeさんとChatGPTさんとGeminiさんに会話してもらった話

Claude3がGPT-4を超えたとか、日々の進歩が止まらないAIさんたち。
だったら直接会話してもらおうということで会話してもらった話です。

お?APIを叩いて会話させる話かな?と思った人、ごめんなさい。
そういう技術的な話はありません。
私が間に入って相互にコピペしただけの話です。

結論としては、みんな賢くなって、ツマラナイ奴になったなぁ、です。

AIさんたちが悪いわけじゃなくて、ハルシ

もっとみる

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(国語編)

英語編では文法問題はバッチリだったものの、長文読解などはほぼ全滅だったChatGPTさん。日本語は英語ほど得意ではないにせよ、漢字の読みや文法問題はいけるでしょう。

終了

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(英語編)

数学編に続いて英語編です。ChatGPTは英語は得意な印象があります。翻訳などかなり助けてもらってますしね。きっと良い結果がえられるでしょう。

注目の結果は…

23点でした!!

え?

まずは解けた問題の例です。文法穴埋め問題ですね。これは間違いなく得意な分野だと思って良いですよね。

文法問題は得意だと思われるのですが大問ごと落とした問題があります。

作った文は合ってるのよ。
でもね、答

もっとみる

神奈川県公立高校入試問題をChatGPT4に解かせてみた話(数学編)

昨日、神奈川県の公立高校入試がありました。問題と解答がいろんなところに公開されているので、ChatGPTを試してあげました。問題用紙の画像をChatGPTにそのまま渡すという、優しくない方法です。

まずは数学編です。

結論から言うと、得点は31点でした!

大問が6問ありますが、うち4問は図形やグラフを読み取らないと解けない問題なんですね。これらは全滅です。途中でChatGPTさんがネットワー

もっとみる

ChatGPT と Suno.aiで曲を作る話

ChatGPT がリリースされてからずっとやってる遊び、つまり一年間やってる遊びがあります。それは嫌なことがあったら、それをビジュアル系風の歌詞にして笑い飛ばす、というものです。

先日、某ウイルス性の病気で発熱して、体温が上がったり下がったり。そんな時はChatGPT です。

そうすると、すかさず歌詞を作ってくれるわけです

どうせなら曲もと思い、いつもならChatGPT にコード進行を作らせ

もっとみる

GPTsでプレゼンを作ってみた話

前回、GPTsで作ったオリジナルGPTをいくつか紹介しました。
そこでは紹介しなかったのですが、QA4AIガイドラインを知識データにしたQA4AIチャットボットを作ってみたりもしています。

https://chat.openai.com/g/g-nduWZNDTn-qa4ai

試すには、ChatGPT plusの契約が必要です。。。

これが結構いい感じで問い合わせに答えてくれるんですね。

もっとみる

GPTsでGPTを作って遊んでみた

noteを始めると言ったのに数か月放置していました。。。
明日から頑張ります、もしかしたら

最近はOpenAIのGPTsで変なGPTを作って遊んでいるのでいくつかご紹介。
いずれも利用するためにはChatGPT Plusを契約している必要があります。

素人教授

https://chat.openai.com/g/g-Yd487sL0t-su-ren-jiao-shou
学会でお馴染みの「この

もっとみる

ソフトウェアテストとか品質とかのおススメ本(選定は書店任せ)

先日、出張ついでに丸善日本橋店さんに立ち寄ったところ「ソフトウェア品質工学」コーナーに並んでいる書籍がさすがの品揃えでした。「ソフトウェアテストの本をオススメしてください」と言われたら、この写真をそのまま渡して「ここからここまで全部買いなさい」と言えるレベルです。というわけでシェア。

なのですが、写真だけではメンドクサイと思うので、以下にテキストでリストしておきます。OCRで読み取って手動修正し

もっとみる

ChatGPTと科学哲学

ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)は、世界中のコンテンツを学習し、ユーザからの問いかけ(プロンプト)に対して、統計的な手法に基づいて出力を決定しています。そこには知性(Intelligence)や意識(consciousness)があるわけではありません。いわば模倣をしているだけですが、まるで知を再構成しているようにも思えます。

近年の"AI"に対しては、その技術

もっとみる

noteをはじめることにしました

私の個々の考えや試行錯誤の記録を綴ることに決めました。これは、私が所属する組織とは一切関連なく、純粋に私自身としての見解や経験を共有するための試みです。残念ながら、私は持続力には自信がありませんので、更新のペースは不規則になるかもしれません。それでも、ぼつぼつとこの記録を続けていきたいと考えています。

なお、この文章は、ChatGPT plusによる確認と編集を経てお届けしています。