マガジンのカバー画像

読書録

25
こちらは読書について記す日記です。読み始めたときや読み終えたとき、読んでいる途中にふと思ったことや、読書にまつわるその日のことを不定期更新にて配信します。よければどうぞお立ち寄り…
運営しているクリエイター

記事一覧

『プリーモ・レーヴィへの旅』

2022年7月16日 読み終えて、胸に不思議なおとなしさのある読書になった気がする。私にはとく…

小倉信夫
1年前
3

『メビウスの地平』

2022年6月8日 いつ買ったのか分からなくなった歌集をずっと読んでいて、雨の小止みになった深…

小倉信夫
2年前
3

『群青の海へ わが青春譜』-2

2022年5月13日 大粒とは言いがたく、しかしさほど細い雨の降るでもない夜に読み終えた。ここ…

小倉信夫
2年前
5

『100分de名著 金子みすゞ詩集』

2022年4月20日 本を読む日をまばらにもうけながら、しかし電車の中などで少しずつ読み進めて…

小倉信夫
2年前
3

『群青の海へ わが青春譜』-1

2022年3月3日 何か書きたいなぁ、と思いながら寝不足の日が重なって書こうにも書けずにいるま…

小倉信夫
2年前
2

『汽車旅の酒』-2

2022年2月26日 寝る前に少しずつ読んでいた本をようやく読み終えた。以前から興味を持ってい…

小倉信夫
2年前
2

『水いらず』

2022年2月22日 確か、この本は昨年10月に東京都内の本屋で見かけて買ったのち、しばらく家に積んで置いたのを、ほどなくして読み始めたように覚えている。最初は電車の中で読んでいたのだが、家でも読むようになり、そのままずるずると今まで読んできて、やっと読み終えた。ことさら小説が苦手というでもないが、私はこういう読み方をすることがあって、半年もかからずに読み終えたのだから早いとも思うし、遅いとも思う。 サルトルの小説にせよ、思想書にせよ、いずれも読んだことがなく、しかし名前

『汽車旅の酒』-1

2021年10月20日 以前からずっと、吉田健一の本を読んでみたかったのだが、内容が難しそうなの…

小倉信夫
2年前
4

『白であるから』

2021年9月22日 少し前、古書店であり、出版社もされている七月堂さんへ行った際、紀伊國屋書…

小倉信夫
2年前
8

『本の世界をめぐる冒険』

2021年9月4日 東京にある、ジュンク堂書店池袋本店で「ホロタッチパネル」という、ホログラム…

小倉信夫
2年前
2

『かぜがおうちをみつけるまで』

2021年8月31日 今年七月に開催された八王子古本まつりで買った絵本を、積んでいた束の中から…

小倉信夫
2年前
2

『火を焚きなさい』

2021年8月27日 施設の待合で手持ち無沙汰になったので、近くの本屋さんで本を買った。それを…

小倉信夫
2年前
4

『大阪』-1

2021年8月21日 東京の赤坂というところにある、双子のライオン堂という本屋さんで、この本を…

小倉信夫
2年前
10

『ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話』-3

2021年7月30日 少しずつ読み進めてきて、今日やっと読み終えた。仕事だったので疲れてしまい、ちょっと布団で休んだので、0時10分くらいまで読んでいた。読み終えたあとも椅子にもたれてじっとしたり、寝転がったり、窓辺で夜気に涼んだりして、ゆっくりした。休みつつこの往復書簡で交わされた長い会話の妙について考えた。 妙について考えたといっても、想像はどんどん脱線していって、脱線しながら別の線路に乗り入れたりしたので、むしろボーッとしていたと思う。その違う線路に入った想像は、本