ハンドメイドアクセサリー販売員が教える売れる秘訣

ハンドメイドアクセサリー販売員です。委託販売で売れなくて困ったことはありませんか。 作…

ハンドメイドアクセサリー販売員が教える売れる秘訣

ハンドメイドアクセサリー販売員です。委託販売で売れなくて困ったことはありませんか。 作家を経てハンドメイドアクセサリーの委託販売店スッタフ。販売する側の視点と作家の経験から売れるハンドメイドアクセサリーについて気づいた事をお伝えします。※コメントにはお答えできないことがあります

最近の記事

スランプに負けず自分らしさのあるハンドメイドアクセサリーを作り続けるポイントとは

スランプとプレッシャーとの戦い ハンドメイド作家さんは常に新しいアイデア、マンネリ化やスランプと戦っています。新作を作り続け新しい話題を生み出さなければなりません。そのプレッシャーはとても大きく、残念ながら挫折して活動を断念される方もいらっしゃいます。何百、何千のハンドメイド作家さんの中で多くのフォロワーや顧客を得て第一線に居続けることは並大抵のことではありません。 オンラインショップでは毎回販売日を設け新作を販売している作家さんも多いかと思います。オンラインショップの顧客

    • ハンドメイド作家のSNSとの上手な付き合い方

      ハンドメイドアクセサリー作家さんはそれぞれ多くのフォロワーとファンの方の応援で勇気づけられていると思います。作家活動をはじめてからずっと応援してくれるファンの方もいて本当にありがたいし嬉しいですよね。 ただ、気をつけていただきたいのが一部のファンの意見が世間一般、特に委託販売店のお客様の考えと同じかどうかです。SNSは作家さんのファンにとって憧れの作家さんと直接やりとりできる貴重なツールで作家さんとのコミュニケーションを楽しみにされているファンも多くいらっしゃると思います。た

      • 委託店がハンドメイド作家さんに望むこと

        お店は作品の情報が欲しい 委託店はハンドメイドアクセサリー作家さんの作品を作家さんに代わってお客様に販売するお店です。私達は作品についての情報があればあるほどきちんとお客様に作品をアピールすることができます。どの業界でも自分の取り扱っている商品の情報を正しく伝えるという事は一番大事だと思います。商品の知識のない状態では現場のスタッフはとても不安なのです。 例えばこの作品はどういったコンセプトでどのような素材を使い、どのような思いで作られたかなど作品のセールスポイントやアレ

        • ハンドメイドのブランド価値を上げる魅力的な売り場にするために

          必要な情報は台紙に記入する 作品と台紙に加えその商品価値をあげるためにはお客様により多くのプラスアルファの情報を知っていただく必要があります。それは作品を見ただけではすぐにわからない金具や素材の情報です。 例えば金属アレルギー対応金具を使ったり天然石やパールなどパーツの素材名を書くのも作品価値を高める重要なポイントです。金属アレルギーのお客様は対応している作品のみを探されますので台紙の表面に記入してあればとても親切です。金属アレルギーのように作品を早い段階で見つけてもらう必

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          ブランドロゴはブランドのもうひとつの顔です

          作家さんにとって大事なものがブランドのロゴです。ロゴのデザインや色、雰囲気でその作家さんのコンセプトを伝える重要なアイテムです。 今はパソコンやスマホからオンライン上で様々なフォントや色から選べ簡単にオリジナルのロゴを作ることができます。ロゴを専門に作ってるデザイナーも多くいらっしゃいますので何パターンか作ってもらい、ご自分の作品の世界観にベストマッチするロゴを探してみてください。 同じ作品でもロゴを変えただけでぐっと高級感が高まり作家さんのコンセプトが伝わりやすくなります

          ブランドロゴはブランドのもうひとつの顔です

          台紙のデザインや紙質について

          台紙の大きさは決まっても色や紙質、デザインも悩みますよね。 紙質はやや厚めで重みで折れ曲がらない高級感のある紙がいいと思います。ただし和紙や毛羽立った紙は値札のタグシールごと剥がれるものや台紙に糊が残るタイプの紙があります。ハンドメイド専用の糊が残りにくい用紙もありますので不安な場合は事前に紙のサンプルをもらったり確認するのがベストです。タグシールの糊が台紙に残ってしまうものはマステを貼るなど糊が残らない工夫をお願いします。また艶のある紙は金属が当たると色がついてしまう場合も

          台紙は作品のキャンバスと額縁です

          台紙の質感にこだわりましょう 実は作品と同じくらい大事と言っても過言ではないのが「台紙」なのです。 ハンドメイドアクセサリーと聞いて「素人が作った安っぽいもの」というイメージを持つ人が残念ながら一定数いらっしゃるのが現実です。もし台紙が画用紙で作られた安っぽいデザインの手作りのものでしたら、どんなに素晴らしい作品でも安っぽくそれなりのものに見えてしまいます。逆に100均の既製品の作品でも台紙によって高級ジュエリーのようにみえる場合もあります。アクセサリー本体に加え台紙やお店

          コロナ禍でのハンドメイドアクセの傾向について

          まだ出口の見えない新型コロナウイルスで私達のお店を含めアクセサリーショップは売上に大きな影響がありました。緊急事態宣言や外出の減少、マスク着用による影響などで今もコロナ禍以前の売上には戻っていません。 しかしコロナが終息すれば売上は元に戻るのでしょうか。私達はあまり楽観視していないのが現状です。 コロナ禍でのアクセサリーの傾向 大きく変わったのは価値観です。購入される作品の平均価格は減少し、まとめ買いは確実に減っています。先日お話したとおり学生のお客様のアルバイトの減少や

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          お店で映えるハンドメイド作品のラインナップとは

          お店のコンセプトと雰囲気に合わせた作品作りを 銀座の高級アパレルブランドにスポーティーな服があれば違和感が出て浮いちゃうますよね。お店のコンセプトや雰囲気に合わない作品は違和感がありそのお店では手にしてもらいにくくなる思います。初めて出店する委託店の場合は事前に店内の写真や投稿からお店の雰囲気やコンセプト、ターゲットを事前に把握しておきましょう。そしてできるだけ声がかかった当時の作風から外れすぎないようにしてください。もちろん作家さんのオリジナリティと個性は必要ですよ。いつ

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          委託販売で魅せるアクセサリーのディスプレイ

          数百点の中から自分の作品を見つけてもらうには 以前購入されるためには4つのステップがあるといいました。これはどんな素晴らしい作品でも最初のステップの「目に止めてもらう」ことができなければ意味がないということです。そこで見つけてもらいやすくなるディスプレイのコツをお話しますね。 イベントやレンタルボックスと委託販売が大きく違う点は自分ではディスプレイできない点です。委託店では展示場所や什器、ディスプレイなどはすべてお店のスタッフにお任せです。数十人の作家さんの作品が漠然と並

          委託販売で魅せるアクセサリーのディスプレイ

          委託店ごとに細かいリサーチが必要

          手にとってもらうためにはリサーチが重要 以前お話したとおりネットで作家さんのファンが購入する場合と、お店で多くの作家作品の中から選びながら購入するのでは大きく価値観が異なります。また環境によっても価値観は大きく変わります。全く同じ作品でもデパートのジュエリーショーケースに飾った場合とフリーマーケットやレンタルボックスで販売する場合、それぞれ価格を変える対策は必要ですよね。委託販売での販売はお店の立地や客層、同業の店舗、館自体のコンセプトなどから作品にふさわしい適正価格を探し

          消費者の価値観は変動する

          委託販売での適正な価格はとても苦労しますよね。 皆さんはどうやって価格を決めていますか?市場の相場と材料費や制作費、郵送料や委託手数料から利益を踏まえ価格を決めてると思います。ところが消費者の価値観は変化するのです。こまめに情報をアップデートしないと世間の価値観の変化に乗り遅れる場合があります。特にコロナ禍の去年から学生はバイトが少なくなり光熱費をはじめ色々ななものが値上げ、終わらないコロナウイルスに不安を抱いている方も多く、わたしのお店でも客単価がどんどん下がってきてます。

          店舗に来られるお客様の価値観について

          前回はオンラインショップ、イベントと委託販売のマーケティングの違いについてお伝えしました。 今回はお客様が作品を購入するまでのステップを想像し何が必要かを考えたいと思います。その中から委託販売で必要なことが見えてくるかと思います。 お客様の購入までのプロセス 1.多くの作品の中から目にとまる作品を探し出す 2.手にとって重さや質感などの雰囲気、自分に似合うかを想像する 3.価格を見て経験とお財布事情、価値観などから適当な価格かを考える 4.他の商品と比較し検討 実際はも

          店舗に来られるお客様の価値観について

          委託販売でのマーケティングの重要性

          minneやCreemaで販売している作家さんは委託販売でも同じ作品を出していませんか。ネットと委託店ではお客様も異なります。当然それぞれラインナップを変えたほうが効果的なのです。 ハンドメイド作家にとっての3つのマーケット ハンドメイドアクセサリー作家が販売する方法は主に3の手段があります。 1.minneやCreemaなどのアプリ、サイトやECサイトでの販売です。 2.ハンドメイドイベントへの出店です。 3.お店に販売を委託する委託販売です。 実はそれぞれ違ったお客様

          わたしとハンドメイドアクセサリーの出会い

          わたしがハンドメイドアクセサリーと出会って10年以上の月日が経ちます。子供の時からモノづくりが大好きで学生時代は友達に自作のアクセサリーを配ったりしていました。社会人になり服飾関係の仕事をしながらも「自分の欲しいアクセサリーがない」とパーツショップの教室やテキストを見ながらハンドメイド販売サイトで自分の作品を販売しました。最初に売れた感動は今でもはっきりと覚えています。今とは違い作家数も少なく余り深く考えることなく自分の作りたいアクセサリーをひたすら作り続けることで多くの人に

          わたしとハンドメイドアクセサリーの出会い